怒涛の10日間が過ぎ、やっと一段落。
中山さんが来るときって、合わせて常連の皆さんが来てくださって、食事の支度を中心にいつもてんこ盛りのような気分ですが、今回はことのほか。
ことのほか、、、嬉しい嬉しいことが重なってでしたが、、、
一番は、つよぽんの手づくり結婚式、そして、彼岸を超えて死を垣間見て立ち返った芳賀さんを迎えての歓喜雀躍のカタカムナ勉強会。
今日は、つよぽんの結婚式の様子をさらっとお伝えしますね。
そもそも、つよぽんって豊橋で新庄に来たのはこの結婚式で3度目、花嫁のさおりんに至っては京都で初出雲、それが、縁もゆかりもないこの地で結婚式。
見た目は松江との縁って全くないにも係わらずですから、時を超えた深い縁があるんでしょうね。
その結婚式、新婦は地毛で島田を結い、真心こもった豪奢な打掛の花嫁衣裳、着付けは日本髪の講習を受けている美容師さんが朝早くからボランティア。
新郎の羽織は中山さんが手に入れた二重亀甲剣花菱の紋入り、出雲大社の神紋ですが、もともとは出雲の圀の砦でもあったらしい三刀屋神社の神紋、この出雲と彼の縁って(@@
契りを結ぶ結婚の儀は、新庄の氏神で闇見の圀の総社だった久良彌神社、素晴らしいお人柄の宮司さんのユーモアあふれる差配、参列した皆さんも顔がほころぶ。
新庄に帰って、中山さんのサロンで披露宴、先ずは、私も!!ってエントリーしてくれた理沙さんのクリスタルボールの演奏、麻里さんの真心こもった歌声。
僕の作ったお祝いのお料理に、ミッチーが握り寿司を添えてくれて、もしかしたら足らないか?と思っていたけどちょうどいいお膳だった?
皆さんのお世辞を込めたお褒めの言葉に気をよくしてと、、、
よくぞよくぞ、裕子さんの三味線の「黒田節」に合わせて皆が歌い、中山さんの日本舞踊。
エストニアの日本大使館で舞う予定だった日本舞踊が、コロナのお陰で、この新庄の地でのお披露目につながり、コラボの予定だった夕幻さんの揮毫もこの地で。
最後の締めは圧巻、夕幻さんのお祝いの揮毫。
新郎新婦のリクエストで「感謝」の二文字。
夕幻さんの書に向かう姿、初めてその場に居合わせることができましたが、彼の書への思いと向き合う姿、新庄での作品展、札幌の作品展の部屋に入った時の圧倒的なエネルギーの所以の一端を垣間見た思いでした。
つよぽん家の家宝になるんだろうなあ(*^^*)
ご高齢にもかかわらず、久良彌神社初の結婚式を寿ぐため、10日間以上に亘って場を整えたり、次第などを熟慮してくださった森脇宮司さん。
一度も会ったことはない、勿論縁もない、であるのに、場を整えるために何日も通ってきてくれたみなさん、素晴らしいお花を届けてくださった方、会ったこともない花婿花嫁を寿ぐために参加してくださった方などなど、、、
よくぞ、こんな凄いどこにもない手づくりの結婚式ができたものだと、感動がよみがえります。
あの茶室、客間の佇まいと風情ある庭が見事に調和して極上の空間です。
そんな中での結婚の宴、本当にありがたいなあと思えてなりません。
素晴らしい場所をお譲りいただき感謝、感謝です。
これからも見守っていただきますようお願いいたします。
渡辺京二が「逝きし世の面影 」で伝えてくれている明治維新前後の日本の原風景、そこに脈々と流れる日本人の精神性を再び取り戻す時代のように思えてなりません。
古典日本髪も、今回の結婚式もそういうところに繋がって欲しいものだと思っています。