一昔前までは自宅出産も看取りも、ごくごく普通の事でした。
それはきっと、コミュニティの力が格段に豊かだったこともあるのでしょうが、便利や効率を求めた結果、普通が普通ではなくなったからなんでしょうね。松江市で自宅出産を望まれた方が、八方手を尽くし、受けて下さる助産師が群馬からおいでになり、縁あってカムの宿に宿泊される、こんな機会はまたとない!と思い、お話し会をお願いしました。
日程を決めようかという時に、たまたまいらっしゃった看取り士の大橋さんと助産師の山田さんが意気投合、「助産師と看取り士、生と死を語る」お話し会が決定!
出産の都合で中止もありうるかと思っていましたが、赤ちゃんがお母さんのおなかの居心地が良かったようで、昨日無事開催させていただきました。
お話し会は最初に自宅出産の記録映画「おうちで産みたい」を鑑賞。
この記録映画を見るのは2回目でしたが、やはり感動!そして、出産の常識と思っているものが実は随分違っているかもと思わせるもので、参加者との交流を交えたお話し会でも驚きの声が上がり、、、
お二人の一番伝えたいことは、病院や助産院だけではなく自宅で出産する、例えお独りの方でも看取りをお願いできる選択肢もあるんですよということ。
ある産科医院では、こうして欲しいとかこういう出産がしたいとお願いする妊産婦は、“わがまま妊婦”と言われているのだとか。
出産も看取りもあくまでそれぞれの権利だと思います。
これだけ科学が発達した社会なんですから、世間の常識の枠外が切り捨てられるのではなく、自分の希望が叶う社会でありたいものです。
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