ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

パース行:民家の歴史保存

2021年10月31日 | オーストラリア:パース

翌日はいよいよ帰国という、
2019年8月のパースも5日目


目抜き通りの歴史的建造物を
後に住宅街に入ってくると、

歴史保全指定を受けている建
物にはプレートがあります。


外観を変えられないなど、保
存のためにいろいろ規制があ
るそうです。その点、オース
トラリアは非常に厳しい印象
再建という話もあったり。

その点NZは緩くて残念です


19世紀末か20世紀初頭の家と
レンガ造りの店舗らしい建物



柱に貼ってある張り紙は

「ただちに歴史的建造物保護
を求む」
とあり戸建ての家と
しての保全を求めています。


文言は違いますが、この家も
保全指定を求めているよう



指定を受けると建物だけでな
く、庭や庭木まで保全しなけ
ればならない場合もあり、現
状維持のために団体や州から
助成金が受けられるとか。



生きた歴史を保全したい、し
かし古い家は維持費がかか
るという点で、指定を受けた
いと考える家主も多いよう。



特に年金に頼る高齢者にとり
維持費は相当の負担のはず。

また高齢者こそ来し方に誇り
や愛着もあることでしょう。


19世紀のと思われるレンガが
保存されています。同じもの
はもうありませんからね



ひと際立派な家には張り紙が
なく、すでに指定されている
のか家主が負担できるのか。



見事な多肉鉢

やってみたいのですが、なか
なかこの大きさにならない


大きなレンガ造りの邸宅や、



相当な広さがある邸宅と庭園



でも心惹かれるのは小さい家

クラシカルでエレガントな垣根
街路樹とのバランスも絶妙


見たことのない古そうな石畳



珍しい2階建て。かつての宿
泊施設が民家になったのかも



19世紀のらしい個性的な家

屋根飾が珍しく、デッキのエ
ンタシスは後付けでしょう。


立地からしてここも古い家だ
ったのでしょうが、改装して



ガレージも増築されてモダン
な造りになっています。誰も
が歴史保全を望むとも限らず
街並みを維持するには、行政
が関与しないと難しいです。

それには費用もかかります


最後に元ギルフォード消防署

ギルフォードの消防団員だっ
たKCダンカンが設計し1934
年に完成したアールデコで、
西オーストラリア州の消防署
の雛形になったそう。半鐘や
団員の宿泊所などもあります
が、消防署は2014年に転居



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4 コメント

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Unknown (nihonenryaku)
2021-10-31 12:56:36
民間の保持良いですね。日本は、空家がそのままで、古民家も皆キチンと保存されている所が少ないですね
返信する
みことさんへ (遅生)
2021-10-31 17:49:45
どこの国でも、歴史的建物を維持していくのは大変ですね。身につまされます。
返信する
Unknown (>nihonenryakuさん みこと)
2021-11-02 04:50:49
日本は人口が多い分、古民家の数も多そうですね。
いずれにしても財団や自治体が相当本腰を入れないと恒久的には難しそうです。
返信する
遅生さんへ (みこと)
2021-11-02 04:56:20
オーストラリアやNZは歴史が浅いので5、6代前までさかのぼれる人が多いせいか、歴史的建造物への思い入れが強いように感じます。仰るとおり維持は本当に大変だと思います。
返信する

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