ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

日本行:昭和を生きる街

2017年12月05日 | 日本

息子を訪ねて名古屋に行くたびに思うのが



この街は昭和を生きている

ということ。


時代遅れとかネガティブな意味ではなく



昭和を生き抜き、高度成長のビフォア&アフターを

リアルに思い出せる世代には


場所と時代を超えて懐かしいものがあるのです。

私には高層ビルを感嘆をもって見上げること自体が昭和だった。


こんなコスプレも

80年代の竹の子族に見え


大勢で踊ったりせずに静かに写真を撮っているところは

今風なのかな?


70年代に大ブレイクした浜トラの元祖のひとつ

キタムラが名古屋にある


しかも駅のそばのかなりの一等地
フクゾーの服
ミハマの靴
キタムラのバッグ

は元町発祥の浜トラの御三家


こんなにコンサバな(という形容詞も涙ぐむほど懐かしい)モノが
これだけ海外ブランドが溢れる時代に元町以外にあるなんて
驚くと同時に名古屋の保守ぶり昭和ぶりを見たような。


自動車とその周辺産業にがっつり支えられた経済圏は
男が正社員として生涯働いて経済的に一家を支え
女が家を守りながら親を世話し次世代を育んでいく

そんな昭和な生き方が今でも可能な場所なのでは?


日中の平日に出かけると若い専業主婦風な人が多い気がし、
デパートがどの階も賑わっているような場所。

ブランド文化がまだまだ日常の中に残っていて
店から出てくる昼間からハイブランドで着飾った若い女性に
30年ぐらい前に引き戻される想いでした。


極めつけがコメダ

数年前に息子と一緒に一度だけ行きました。
このコーヒーにお冷


名物の無料のモーニングセット

トーストも玉子も餡も食べない私には
コーヒー1杯ではずい分割高な朝食
さらにエスプレッソではないので後から飲み直し(笑)


ボックス席の椅子の上であぐらをかいて新聞を読む人
自宅の居間のように寛いでダベっているカップル
すべてが昭和の喫茶店のようで
懐かしいけれどいたたまれず
落ち着きませんでした(笑)


名古屋は社会の安定ゆえに昭和のまま変わらなくても

よかったのか


でも、世界では電気自動車(EV)へのシフトが急激に進み
ヨーロッパの国では早ければ10年以内にガソリン車が
鉄クズになろうとしているこのご時勢


オーストラリアで仮免の子がテスラで教習しているのを見て
「そうかこの子は生涯EVしか乗らないのかも。」
というのを実感して、後戻りのない時代の流れを感じました。


掃除機のダイソンなど家電メーカーが続々EV参入を表明し
自動車メーカーというものが根本的に変わり、


2019年5月からは平成さえも終わってしまう中で

名古屋という街がこれからどう変わっていくのか


興味深く思います



名古屋にあってもコーヒーは毎日毎日

スタバでしたん(笑)


2017年3月の日本旅行記、9ヵ月ぶりに終了
長い間(長すぎる~)お付き合いありがとうございました。


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