ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

シドニー行:2017年5月のシドニー

2019年01月13日 | オーストラリア:シドニー

ダーリングハーバーに戻ってくると



そこは何もかもが新しいか、改装されている21世紀


19世紀前半から数キロの距離です(笑)



新しいインターナショナル・コンベンションセンター(ICC)は

全面ほぼ鏡張り。


そこに映り込んでいた市街地の摩天楼に思わず

ドキリ


まるでこのまま崩壊していくような危うさに見え

思わず写真を撮ってしまいました。
晴天の日中の華やかな明るさの中で、
ナゼそんな暗いことを思いついたのか。
閃きとしか言いようがありません。


目の前はオーストラリア建国200周年に寄贈された

中国庭園


水と緑に満ちた都会のオアシス的な存在



しかし、その間からも高いクレーンが見え

開発が続くシドニー


庭園が贈られた1988年の中国はまだまだ黎明期

当時の私は出張で飛び回っていました。


スーツを着た人より人民服を着た人の方が多く、
地方に行けば行くほどその比率が上がりました。


道を埋め尽くす通勤時間の何千台という自転車を見ながら、
「この国はいずれとんでもないことになる。
日本どころかアメリカをも凌いでいくだろう。」

と思いつつ、多勢に無勢で動けないタクシーの中にいました。


翌1989年に天安門事件が起き、中国は世界中から批判を浴び、
一方のオーストラリアは1990年に景気後退に陥り、
1年後の1991年にやっとプラス成長に転じました


あれ以降、両国とも多少の波はあっても成長街道を驀進し、
発展を謳歌し、オリンピックを成功させ、
オーストラリアは27年以上景気後退知らず
リーマンショックの時でさえプラス成長を維持した
唯一の経済先進国



成長神話はこれからも続くのか?
それとも曲がり角を迎えているのか?


2016年8~9月のサンシャインコースト・ブリスベン旅行
全く予期せずにヌーサを非常に気に入った私たち。

(※出会いは1枚の写真の勘違いから始まったにもかかわらず)


「ヌーサに不動産を買おう
というところまで盛り上がり、初滞在で下見もしてきました。


しかし、ヌーサの話を進める前に、
「シドニーとメルボルンは見ておきたい」
という気持ちがあり、

初シドニーでも不動産ばかり見ていました(笑)


さすが大都会、売買が盛んで流動性の高さは魅力ですが



旅行者の目にはバブル感が濃厚に感じられ

(※4部屋物件にバス・トイレが4.5ヵ所の物件


NZ同様に成長の多くを中国に頼ってきている危うさも

強く意識されました。


外国人は新築の住宅しか購入できないので

中国人をあてこんだ高層マンションの建設が
急ピッチで進む反面、中古住宅は国民しか購入できず、
(※永住者とNZ人も購入できますが数は知れています)
中古市場が消化不良を起こしているようにみえました。


この需給バランスの悪化が続けば、
値崩れするのは時間の問題では?


「昔も今後も多大な可能性を持った場所だろうけれど、



今のシドニーじゃない

という結論に達しました。


百聞は一見に如かず、



2017年5月のシドニーを見ておいてよかった。



シドニーの住宅相場のその2ヵ月後の7月に

目先の最高値をつけ、以後下げに転じています。


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