Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

昇級テストと空手の先生

2013-12-21 | 空手教室


先週土曜日は雪降ってたしね(って、いつの話?)。
寒そうだったし、娘もおるし、
家から出たくなくなったので、
息子一人でテストに臨ませました…(どんな親や!)

今週ね、もう学校のボランティア×2、娘の学校のポットラッククリスマスパーティー、空手道場のパーティーで、クリスマス当日目前にしてぶっ倒れそうなくらい疲れてます…。家の中のことも何にもできてなくて、ヒッチャカメッチャカ状態。恐らく皆さんもそんな感じ?


ともあれ、正真正銘の青帯になりました。
(お預け食らってる犬みたいだな…)

毎週1で指導してもらっている爺さん先生の「師範」。この人こそが日本で少林寺拳法と空手を習得して、この道場立ち上げた先生の先輩に当たる人でね、私の父と同じ歳なんですけど、アメリカでは稀に見る厳しさなんですわ。厳しいけど、空手と拳法とを合わせた裏技みたいなのも持っていて、一番凄いな…と思う人です。

それでもって、教え方が超日本式。子供に期待するマナーやモラル、先輩に対する敬意も日本並み。

でもアメリカ育ちの子って、親達も含め、そういうの理解できない人が多くってね。「まだ子供だし…」と5歳になっても7歳になっても、親も甘め。師範は毎回激怒して、モラルの無い生徒全員白帯に格下げしたりしてたんですけど、そしたら親はガンガン苦情言うし、それでも子供達はちっとも堪えてなくてケロッとしてるか、もうあっさり辞めちゃうか…。

9ヶ月ほど前にうちの息子も、師範にちょっときつく教えられ、その後「師範のレッスンは受けたくない…」と零していたときもあったのですが、

「何言うてんねん、甘いわっ!!師範の空手の教え方が、一番日本に近いんやで。それでもまだ緩いほうやわ。悪いけど、爺ヤン(日本のジイジ)の道場はもっと厳しいよ(事実だけど、里帰り前だったので脅しておく)。
本当の空手の技を身に付けたいんやったら、師範に食い付いていくくらいやないとあかんわ。(この田舎で)あんな風に厳しく教えてくれる人がおるということは貴重よ。あの師範は意地悪でも、あんたが嫌いでもないんよ。遊び半分の空手やなくて、本当の空手を学んで欲しいんよ。あの師範に教えてもらって、極め!」と叱咤激励した翌日から、息子頑張って師範のレッスン受けるようになってね、その後「一番弟子」みたいに溺愛されるようになったんですわ。

まあね、この師範よりも、ある意味私のほうが厳しいからね…(苦笑)。

あの鬼師範に認めてもらっていることが、中学生や小学高学年の先輩達に一目置いてもらえることに繋がって、そんなこんなで道場の先輩達に偉い可愛がってもらえてるんです。そして、今年から入ってきた白帯生徒達には、息子が指導する役と練習開始の号令係りを与えられ、且つ白帯生徒の保護者から偉い息子が頼りにされるようになってね。今回の昇級テストではテスト受けない子達も雪の中出席して、息子の型やら組み手をビデオ撮ったりして、「とに角真似ろ!デヴィッドの動きを盗み取れ!」と、凄かったらしいですわ(苦笑)。

なのにあの子、夏休みに日本で習った、他の道場の型を選んで試験に臨んだものだから、こっちの道場生はだ~れも知らない型で、「ありゃなんだ?!」って余計にざわついてたらしいですわ。

そして私、最近息子を道場にドロップオフしたら直ぐ帰宅していてね。新入生の保護者と会ったことがないのです。それに加え息子の昇級テストにも姿を現さないって、どんな母親やねん?!と噂されているそうですわ…(笑)。

あっ、話がずれたけど、それで師範のレッスンね、もう「師範が教えたい子にしか教えない」という方針に決定しまして、その選ばれた子はなんと2名。超プライベートレッスンです。もちろん息子はその一人で最年少。えげつない事するよ、この爺さん…と思いつつも、息子はこういう緊張感の張り詰めるクラス好きなのでもっと張り切るし、また他の道場生に尊敬されるし。

氷点下だけど、まだまだ空手頑張らせます。

娘もそろそろ「近いうちに空手習うよ」というふうに持っていっているんですが、道場ではいつも猫かぶっててね。師範は「リディアもお兄ちゃんみたいに日本式マナーと敬意で、空手が学べるぞ…」と思っているようなのですが、違うと思うわぁ。

娘は、嫌になったらギャアギャア引っ繰り返って泣き喚くか、師範に向かって「あんた、えげつないわ!」って言うか、「Old guyなら、もう少しadultな対応したら?」って言うか、そんなことして師範を激怒させる姿が目に浮かびます(汗)。


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