第43代紫組要領次第

開成高校第43代紫組要領次第係のホームページ。

just a kind of classification of MDs

2006-07-02 21:37:19 | Weblog
誤解があるといけないので、追記。

「身近に開業医がいていつもつまらなそうに仕事をしている」

と先日の書き込みで書いたが、それは、
その人が酔うといつも「つまらねー」と結構本気で言っているから
私もそう思ったというだけだ。

もし、その人自身が楽しいと思っていたなら、
私は「開業医がつまらなそう」などとは思わなかっただろうし、
思ったとしても書いたりしないだろう。

だから、私は「開業医=つまらない」などと
敵をたくさん作るような表明をしたわけではない。

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ついでに書いておくと、臨床医者という仕事にもいろんな種類がある。

1.勤務医(まれな病気を扱う大学付属病院など)
2.勤務医(地元の病院)
3.開業医

あまりにも大まかに単純化して分けてしまったが、説明する上ではこんな感じが妥当。
自分も詳しいわけではないが、
2.や3.は一般的な病気を数多くこなすことを要求される。はず。
まれな病気にお目にかかることはめったにない。はず。

比喩を使う。
教科書で学んだ多くの病気のうち、
大半の病気についての知識は、2.や3.の医師では必要とされないのだ。
むしろ、たった2-3ページしか扱われていない、
風邪とか高血圧とか超代表的な病気さえ知っておけば
生涯にわたって9割以上の患者さんについては大丈夫なのだ。
(実際は2-3ページじゃないけどまぁ比喩なんで。)

ほいでですね、あたしとしてはですね、
頭を使うことが好きな人は1.のお医者さんになると楽しいんじゃないかな。
なんて思うんですよ。
目の前の患者さんを見たら、
まれな病気も含めてたくさんの病気の中から、その患者さんの病気がなにかを当てるような仕事をしてはいかが、なんてね。

2.や3.の医者になったら
せっかく大学生のときにはまれな病気も勉強して、
知的に頭を使う勉強をしているのに、
仕事を始めたら、その豊富な知識を使わない、
ってんじゃもったいないじゃない。

なんてね。

以前聞いた話だけど、
「医学の勉強自体はつまらなくはないんだけど、
働き始めたら、ほとんどは糖尿病と高血圧と風邪だろ。
これじゃなぁ。」

みたいな事を誰かが冗談で言ってたらしい。(ブログに書く上で、だいぶ脚色したけどまぁそんな趣旨。)

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いろいろ書いたが、
それぞれの人がそれぞれの選択に自信を持てばいいだけの話なんですけどね。

もちろん俺も。
もちろん俺も。
もちろん俺も。

あしたからは病院勤務度が高くなります。

フランス語検定を今年中にとろうと思います。
目指せ2級。