2学期から、オンラインで学習や生活のサポートを受けることができる「ステップルーム」がスタートします!
草加市教育支援室は、2学期からの新規事業として、学校に何らかの事情により通うことができない市内在中の児童生徒を対象としたオンラインルーム「ステップルーム」を開設することを公表しました。
GIGAスクール端末(タブレット端末)を活用したオンラインによる支援を行うことで、児童生徒が社会的自立や学校生活復帰に向かえるようにサポートする取り組みです。
★出席した日数は、在籍校長の判断のもとで指導要録上の出席扱いになるとのことです←重要!!
【対象】
- 何らかの事情により学校に通うことができない草加市内に住む児童生徒
【支援内容】
- オンラインによる教育相談
- 生活リズムや家庭学習のサポート
【手続きの流れ】
- 申込み:利用を希望される方は、教育支援室に連絡します。
- 面談:スタッフとオンライン面談します。
- 体験:実際にステップルームを体験します。
- 決定:ステップルームの利用を決定します。
■予算が付かなくても手作りでスタート
草加市の2024年度予算に、ステップルームをスタートするための費用は計上されていません。予算が付きませんでした。それでも、教育支援室の職員がオンライン教室をつくるため試行錯誤してくださり、ついに実現に至りました。
そのため、支援内容もオンライン授業を本格的に行うというよりも、生活支援や家庭学習がメインとなっています。また、専任スタッフも配置されないため、教育支援室の職員がすでに多忙な通常業務をおこないながらステップルームを運営していきます。支援室職員の「大変ですが子どもたちのためにスタートさせることが大切だと思っています」との言葉に胸が熱くなります。
子どもたちのために尽力されている教育支援室スタッフの想いを感じると同時に、「こどもまんなか」を掲げる草加市として必要な予算や人を確保していくことが重要です!
■ふれあい教室との違い
教育支援室がすでに実施している「ふれあい教室」とステップルームの違いです。ステップルームの創設により、不登校支援の選択肢が一つ増えます。登校だけがゴールじゃない一人一人にフィットした支援を網の目のように張り巡らしていくことが求められます。
ステップルーム
- オンライン教室
- オンライン上での個別の相談・支援、生活リズムへの働きかけ等から、社会的自立を目指す
ふれあい教室
- 教育支援室内に設置した教室
- 少人数集団の中で、指導員や周囲の児童生徒たちと関わり合いながら、学習・運動・校外学習・調理実習等、多様な活動を主とし、社会的自立を目指す
↓草加市教育委員会のスキップルーム活用リーフレット
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