草加市議・佐藤のりかず公式ブログ

公正・共生・多様性による「じぞくまちプロジェクト」推進中!
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地下の調整池工事を現地調査-新田駅東口区画整理

2024年05月22日 | 市政・議会・活動など

5月15日に、新田駅東口の区画整理で整備中の地下式調整池を現地調査しました。

この地下式調整池は、草加市の新田駅東口土地区画整理事業にともない雨水の流出を抑制する施設として、公園予定地の地下に建設が進められています。台風や大雨の際に、まちを守る重要な施設です。

完成すると長さ25.85m×幅6.6m×高さ4.6mで貯留量523㎥(令和5年9月定例会答弁より)の貯留槽になります。

学校の25mプール(400㎥超)より一回り大きいサイズです。

 

 

調査した日は、掘った地下にコンクリート製の壁や天井の設置中でした。

下の写真は、クレーンで吊るした天井部分を設置するところです。

 

草加市はどこを掘っても水が出やすい地形で、この場所も地下1m50cm位から水が染み出てきていました。調査中も土が崩れないようにする土留めの壁から水道のように水が噴き出してくる場面がありました。現場の方によると、砂や貝殻の地層もあったようです。

工事は2023年度からはじまり、今年9月30日までの工期で進められています。完成すると地下に埋まり見ることができないため、工事中が施設内を確認できる唯一のタイミングでした。調査に応じてくださった現場の方々に感謝です。

なお、新田駅西口で進めている土地区画整理事業ではさらに大きいサイズの地下式調整池が整備される予定です。東口の地下式調整池で2億5千万円規模の大きな財源をともなう事業ですが、東西口の地下式調整池により駅周辺区域を守る水害対策が大きく進みます。

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保育園の待機総数450人で3年連続増【草加市2024年度当初】

2024年05月08日 | 子育て・教育

①待機児童数の増加続く

2024年4月1日時点(年度当初)における草加市の認可保育所等の保留児童数(※1)が450人となりました。前年度より35人の増加です。

草加市基準の保留児童数とは、理由の如何に問わず保育所等への入園申込をしているものの入園できていない児童の総数で、草加市が独自にカウントしている基準です。もともとの名称は「待機児童総数」でしたが、2021年度から「保留児童数」に変更されました。【表1】の通り、増加傾向が続いており、2021年度と比べると約2倍まで増えています。

国基準の待機児童数は24人で、前年度より3人増となっています。2021年度に1人まで減少しましたが、その後は増加し続けています。

(※1) 4月1日時点における認定こども園などを含む保育所等の保留・待機児童数で、他市委託も含みます。

 

【表1】年度当初の待機・保留児童数(各年4月1日時点、他市委託含む)

 

②保留児の8割超が0~2歳児

保留児童数のうち他市委託を除く446人について、年齢クラスごとの内訳を【グラフ2】にまとめました。

保留児童数が最多の年齢は1歳児クラスの196人(全体の43.7%)で、次に2歳児クラスの93人(20.7%)、0歳児の84人(18.7%)と続きます。

0歳児クラスから2歳児クラスの保留合計は373人で、保留児の83.1%が2歳児クラス以下に集中しています。

 

【表2】保留児童数のクラス別内訳(各年4月1日時点、他市委託除く)

 

③保留児が獨協駅西側地域に集中

保留児童数を保育所別でみると、最多は”さかえ保育園”の98人で全体の2割以上を占めています。2番目は”草加松原どろんこ保育園”の31人、3番目は”まつばらきた保育園”の21人と続きます。獨協大学前〈草加松原〉駅の西側地域に保留児童が集中している状況が伺えます。

 

・保留児童数の多い保育所 上位8園

  • 1位 さかえ保育園:98人
  • 2位 草加松原どろんこ保育園:31人
  • 3位 まつばらきた保育園:21人
  • 4位 けやきの森保育園清門町園:19人
  • 5位 しんえい保育園:17人
  • 5位 やつかかみ保育園:17人
  • 7位 あずま保育園:16人
  • 8位 あさひ保育園:14人
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ご存じですか?要望しないと側溝清掃されません【草加市】

2024年05月07日 | 市政・議会・活動など

うちの前の側溝(ドブ)にヘドロがたまって臭う。

大雨が降ると、近所の側溝や水路にゴミが詰まってあふれてしまう。

ここの側溝は、いつ市役所が清掃してくれるのだろうか…

 

じつは…原則、要望しないと清掃しません。

 

草加市のルールは、住民から要望を受けたら「職員が、現地調査をし、ヘドロなどが溜まっているようでしたら、側溝・水路などの汚泥収集・清掃作業を行います」(草加市ホームページより抜粋)となっています。

 

■側溝清掃の予算が3割削減

草加市の2024年度予算では、厳しい財政状況をふまえて道路側溝の清掃延長(予算)が前年度より3割減削減されました。

草加市議会(※)で削減理由について質疑したところ、草加市は「公共下水道の普及や農地が減少し宅地化が進み、側溝の汚泥も減少傾向にあることから、予算を削減しても市民の要望に応えられる」と説明しました。

しかし、側溝清掃について清掃基準が設けられている上に、要望を受けてからはじめて清掃を実施する点はあまり知られていません。草加市が計画的に側溝を清掃していると思っている市民が圧倒的ではないでしょうか。

 

■側溝清掃の基準見直しや清掃方法の改善を

たしかに、新しい側溝は砂やごみなどが入りにくい構造になってきていますが、その反面で側溝の中が確認しにくくなっています。ヘドロなどが溜まっているかどうか分かりにくいです。

地域で側溝清掃をしていた時代は過ぎ、下水道などと同様に行政が責任を持って管理しているという信頼のもとにあります。「清掃実績が減少している=清掃の必要性が減少」ではなく、これらを背景に要望自体が減っているだけの可能性もあります。

実績が減っているのであれば、予算削減ありきではなく、計画的な清掃作業の導入や市民への周知、清掃基準の引き下げなども検討するよう市議会で草加市に求めました。マンパワー不足のなかで維持補修課職員が市内全域の維持・修繕に尽力されています。現実的にどこまで実現可能かといった視点も含めて、市民サービスの向上に向けた議論を続けていきます。

 

 

【側溝清掃の要望先】

 ➡ 草加市ホームページ[側溝・水路などの流れが悪いので清掃してほしい]

 

(※)令和6年草加市議会2月定例会予算特別委員会

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