草加市議・佐藤のりかず公式ブログ

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リサイクルセンター火災でゴミ処理を民間委託-仮置場が満杯寸前

2021年06月23日 | 市政・議会・活動など
草加市は、リサイクルセンター火災事故により不燃ごみ等の処理ができなくなったことから、運搬や破砕などの処理業務を民間事業者に委託します。

あと2週間で仮置場が満杯に
今年5月26日にリサイクルセンターの火災事故が発生し、処理設備等が被害を受けました(詳細は現在調査中)。そのため、リサイクルセンターで不燃ごみ等の処理ができなくなり、リサイクルセンターが復旧・再稼働するまでの間は、不燃ごみ等を瀬崎仮置場(面積5300㎡)に仮置きしています。
現在、瀬崎仮置場に日々搬入される不燃ごみは約10トン、粗大ごみは約4.3トンで、作業員が危険物等を取り除く作業や売却可能な小型家電や自転車を選別する作業などをおこなっています。
しかし、草加市によると、6月16日時点で場内に安全に保管できるごみの量の70%に達し、およそ2週間程度で100%を超えてしまう見込みとなっていました。


(瀬崎仮置場で選別作業の様子)


処理委託は年度末までの10か月間を想定
そのため、草加市は6月議会の最終日(6月17日)に、不燃ごみ等の処理業務を民間事業者に委託する費用1億7906万7千円の補正予算を提案し、同日可決されました。
委託期間は今年6月から2022年3月までの10か月間で、主な費用内訳は不燃ごみ処理経費1億5639万2千円(推定排出量2031トン)や、粗大ごみ処理費用2263万2千円(同823トン)などです。


(瀬崎仮置場で、選別前の不燃ごみ等が山積みとなっている様子)


カセットボンベなどが雨ざらしに
実際に瀬崎仮置場の現状を確認してきました。
作業員の方々が分別作業などをおこなっていますが、リサイクルセンターに日々搬入されていた不燃ごみや粗大ごみが全て混ざって仮置場に搬入されているため、分別作業が間に合わない状況となっていました。コロナ禍で家庭から出される粗大ごみ等の増加傾向も追い打ちをかけています。
また現場では、選別前のごみの山(上の写真)に、ガスが抜けていないカセットボンベやスプレー缶などが大量に混ざり込んでいました。梅雨の雨や直射日光がふり注ぐ中、危険と隣り合わせで作業員が分別作業にあたっていました。現地を確認後すぐ、草加市に現場の安全対策を早急におこなうよう求めました。


(リサイクルセンター火災後の施設の様子)
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佐藤のりかずニュース 2021年6月号

2021年06月21日 | 議会報告・ニュースなど




佐藤のりかずニュース 2021年6月号
■1面記事
【国民健康保険特集】国保税再値上げに待ったを
・22年度の再値上げは本当に必要か?
・値上げの目的は法定外繰入の解消
・赤字すでに解消!?
・コロナ禍で失業等による加入者増

■2面記事
・教育長に熱中症対策等の要望提出
・使用済み紙おむつ 保育園で処分はじまる
・待機総数の名称消える
・水害対策 雨水貯留槽が完成(松原団地建てかえ地内)
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草加市コロナワクチン接種事業18億円規模に-1回目完了は65歳以上の14%

2021年06月16日 | 市政・議会・活動など
草加市の6月議会で、新型コロナウイルスワクチン接種事業のコールセンター増員や新たな集団接種会場確保のための補正予算(専決処分)が提案されています。補正により、ワクチン接種事業の予算総額は18億3614万7千円に拡大しました。また、当初は草加市の財政負担も予定されていましたが、約18億円の事業費全額が国費での実施に変わりました。
6月14日の福祉子ども委員会で補正予算について質疑しました。

●1回目の接種完了14%
65才以上へのワクチン接種状況は6月13日現在、1回目の接種済みが約8850人(65才以上対象者の14%)、2回目の接種済みが約1100人(同1.7%)とのことです。
なお、65歳未満の市民への接種券は7月中に発送予定で、早く準備が整い次第前倒しで発送したいとのことです。
※矢部議員の委員会質疑を一部参考

●集団接種体制は週3960人
今回の補正予算により、文化会館も新たな接種会場となりました。それにより1週間当たり3960人の接種体制で運営されるとのことです。
・保健センター:1週間当たり1800人の接種体制(平日・土日)
・勤労福祉会館:1週間当たり1080人の接種体制(土日のみ)
・文化会館:1週間当たり1080人の接種体制(土日のみ)




●予約の電話1日最大10万件「繋がらない」
第1回目の予約受付はコールセンター20人体制で実施されましたが、開始日の5月6日は約5万4千件の着信があり「電話が繋がらない」等のご指摘が多数寄せられたとのことです。
そこで、第2回目の接種からコールセンターを27人体制に増員し、臨時で10回線を用意して市職員による対応をおこなったとのことです。それでも、第2回目の開始日(5月25日)は約10万1千件、26日は6万6千件、27日は2万6千件もの着信があったとのことです。私のもとにも「また繋がらない」などの声が寄せられました。
なお、直近の第3回目の予約受付は、開始日の6月8日が約8500件の着信だったとのことです。

●ワクチン接種事業4件の委託先
草加市ではワクチン接種事業のうち業務4件を民間に委託しています。※金井議員の委員会質疑を一部参考

①ワクチン接種事務などの業務
・委託業者:㈱パソナ【市外】
・委託金額:2億8400万円
・業務内容:コールセンター、接種券の印刷・発送、データ入力・管理、予約システムなど

②集団接種会場運営などの業務
・委託業者:東武バスセントラル㈱【市内】
・委託金額:3313万円
・委託内容:シャトルバスの運行など

③感染性廃棄物処理などの業務
・委託業者:SCS㈱【市内】
・委託金額:500万円
・委託内容:医療用廃棄物の処理業務

④ワクチン保管・配送業務
(a)個別接種
・委託業者:市内個別医療機関【市内】
・委託金額:冷凍庫設置医院30万円/月、サテライト医院20万円/月
・委託内容:個別接種にご協力いただいている医療機関への業務委託料

(b)ワクチンの小分け配送
・委託業者:関東運輸㈱【市外】
・委託金額:1億4752万円
・委託内容:ワクチンの小分け配送業務
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あおば学園22年10月に新園舎スタート予定-定員45人に拡大

2021年06月14日 | 市政・議会・活動など
草加市児童発達支援センター「あおば学園」の新園舎建設工事の契約議案が、今議会に提案されています。
6月14日の福祉子ども委員会で、建設スケジュールや施設概要について質疑しました。

●建設費約5億円
建設事業者:ムサシ・彩光特定JV(特定建設工事共同企業体)
契約金額:5億600万円(税込)
契約方法:随意契約※
※一般競争入札を3回実施したものの全て予定価格の範囲内に達しませんでしたが、3回目の入札は「最低入札価格から10%引き下げた額が予定価格の範囲内」であったことから「草加市建設工事一般競争入札実施要綱」の規定に基づき随意契約に移行されました。今回の契約方法は、非常に稀なケースです。

●スケジュール
契約締結後から2022年9月に建設工事をおこない、9月末に仮設園舎から新園舎への引っ越し、10月から新園舎での療育を開始する予定です。

●定員を12人拡大
新園舎の定員は45人で、知的障がい児を2人拡大することと併せて、新たに肢体不自由児10人の療育も実施します。
・旧園舎:定員33人(知的障がい児33人)
・新園舎:定員45人(知的障がい児35人+肢体不自由児10人)

●新園舎の特徴
設計では、保護者や現場保育士、ユニバーサルデザインアドバイザーからの意見を聴取し、子どもたちの療育の充実や保護者支援が可能となるよう工夫したとのことです。
・定員を拡大することから、平屋建てを2階建てに変更
・各訓練室や遊戯室への吊り下げ遊具の設置
・屋根のひさしを伸ばして雨天送迎時も濡れない工夫
・移動のためのスロープやエレベーターの設置
・子どもたちの導線の配慮や、保護者控室の設置などなど


■あおば学園新園舎の1階平面図



■あおば学園新園舎の2階・屋上平面図
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草加市6月議会が開会-あおば学園建てかえ工事契約など

2021年06月03日 | 市政・議会・活動など
6月3日に、草加市議会6月定例会が開会しました。

草加市児童発達支援センター「あおば学園」を建てかえる建設工事の契約締結(5億600万円)や小中学校で使用する大型提示装置等を購入する契約(1億4304万9060円)などの議案が市長から提出されました。
また、市の文書管理システムについて、工事の設計額情報などの機密性を高めるためのシステム改修320万7千円などの補正予算が組まれました。
今議会の予定は次の通りです。

■議会日程
7日:議案質疑
→市民共同議員団を代表して石田恵子議員が質疑します

8日~10日:一般質問
→市民共同の石田議員が8日(2人目)、斉藤雄二団長が同日6人目に登壇します。
→石田議員の質問項目:①リサイクルセンター、②不登校対策、③手話言語条例及び障がいのある人のコミュニケーション条例、④介護保険
→斉藤議員の質問項目:①ごみに関する事柄、②市長へのEメール・手紙、③市長の政治姿勢

14日~15日:各常任委員会
→私は福祉子ども委員会、石田議員は建設環境委員会(副委員長)、斉藤議員は総務文教委員会です。

16日:議会改革特別委員会

17日:議会閉会

※詳しくは→草加市議会ホームページ



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