草加市議・佐藤のりかず公式ブログ

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議会改革へ!参考人制度の前向きな活用を

2024年01月26日 | 市政・議会・活動など

草加市議会12月定例会で、佐藤憲和は参考人制度の活用を白石孝雄議長に申し入れました。教育委員会委員を新たに選ぶ人事議案が市長から提案されたことによります。

 

■私のなかの違和感

これまでの議会では、人事案件について質疑などをおこなわず承認されてきました。ここにずっと違和感がありました。

もちろん人事という特性もありますが、草加市の重要な役割を担う方の思いや認識を議会で確認することによって、より積極的に責任を果たしたいと考えていました。

しかし、以前の地方自治法では、教育委員会委員などの候補となる方はまだ教育委員ではないため、本会議で登壇・答弁させるための根拠がありませんでした。それが平成24年度の地方自治法改正により、本会議での参考人の出席要求の実施が可能となっていました。

 

■イメージからくる壁

参考人制度は、市民にとって重要な事項を決める際に、市民や専門家などの意見を直接伺い、より広くより深く審査するための制度です。市政をより良くするためにも前向きに活用すべき制度と言えます。

しかしながら、「参考人」というと国会報道などでよく見る問題の追及や政党間のぶつかり合いで登場するイメージが非常に強いように感じます。

今回の議長申し入れも議会運営委員会で議論されましたが、やはり国会でのイメージが強く、「人事案件であり、悪いことをしたわけではないので出席要求する必要はない」といった意見や「なぜ出席要求が必要か、必要でないか分からない」といった意見が出されました。(草加市議会・議会運営委員会第38・39回要点録より抜粋)

 

■議会改革のテーマとして協議のテーブルに

議会運営委員会では、議論の結果として正副委員長預かりの案件となり、石川祐一委員長と木村忠義副委員長、私との3者で調整が行われました。

やり取りで、正副委員長が私の真意を理解してくださり、参考人制度の活用を議会運営委員会の協議のテーブルに乗せるとのことで合意。議会が前に進むことが最も重要であり、そのことをもって今回の参考人要求についての申し入れは一旦取り下げることにしました。

そして、12月7日の議会運営委員会において、委員長から「参考人の活用について前向きに検討していきたいと考えるが、いかがか」と提案され、協議を行っていくことで決定されました。今後、先進的な活用事例などを調査しながら議論が進められていくとのことです。参考人制度によって、議会の活発な議論や活性化につながることを期待しています。

なお、市民共同議員団からは、斉藤ゆうじ議員が議会運営委員として積極的な議会改革に取り組んでいます。

 

一歩ずつですが、これからも一致点を見出しながら民主的な議会改革を目指していきます。

 

 

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[草加市の生活保護2023]増加から横ばい傾向に変化か

2024年01月24日 | 市政・議会・活動など

草加市における生活保護の状況について草加市役所健康福祉部生活支援課に確認しました。

2023年1月~12月の生活保護相談件数は合計1038件で、前年より133件減少しました。受給開始件数も同467件で前年より28件減少しました。

また、生活支援課によると2023年10月時点の生活保護率(速報値)は1.64%です。前年同時期より+0.01ポイント増で「ほぼ横ばい」の状況とのことです。

草加市における生活保護の受給状況は2019年まで減少傾向でしたが、新型コロナウイルス感染症が拡大して以降は増加傾向に転じていました。相談・受給開始件数の減少により、今後は生活保護率の増加傾向が落ち着いてくる可能性もあります。

 

【グラフ】生活保護の年間相談・受給開始件数(各年1月~12月)

 

 

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能登半島地震の支援状況-草加市

2024年01月23日 | 市政・議会・活動など

草加市や草加市立病院等では、令和6年能登半島地震で被災された方々を支援するための各種支援活動が実施されています。その主な支援内容をまとめました。

 

■救援物資(飲料水、簡易トイレ)を提供

草加市では、埼玉県トラック協会草加支部等の協力を得て、能登半島地震で被災した輪島市に救援物資を提供。

  • 飲料水(500ml):3,480本(輪島市)
  • 簡易トイレ:200セット(輪島市)
  • 排便収納袋:10,000袋(輪島市)
  • ブルーシート:600枚(穴水町)

※詳細➨ 輪島市に救援物資として飲料水と簡易トイレを提供します

 

■ふるさと納税の代理寄附を受付 

草加市では、石川県輪島市と穴水町に対して、ふるさと納税の代理寄附を受付中。

※詳細➨ 「石川県輪島市」及び「石川県穴水町」へのふるさと納税代理寄附受付を開始

 

■募金箱を設置

草加市では、被災者支援基金を用いて被災された方々を支援するため募金を受付。現状、390万円を超す募金が寄せられています。

【募金箱設置場所】

  • 市役所本庁舎1階総合案内窓口
  • 市役所本庁舎8階危機管理課
  • 新田サービスセンター
  • 松原サービスセンター
  • 谷塚サービスセンター
  • 中央公民館
  • 柿木公民館
  • 新里文化センター
  • 新田西文化センター 
  • 谷塚文化センター
  • 川柳文化センター
  • 中央図書館

※詳細➨ 令和6年能登半島地震災害支援に係る募金について

 

■被災者に市営住宅を提供

草加市では、被災者支援として住居の全壊等により住宅確保が困難となった方に対して市営住宅を提供。

提供戸数は2戸で無償(最低限の家電や生活用品等を市が用意)、入居期間は6カ月以内(最長1年の延長可)。

※詳細➨ 能登半島地震の被災者に対する市営住宅の提供について

 

■草加市立病院がDMAT隊を派遣

草加市立病院では、埼玉県からの派遣要請を受けて災害医療支援チーム(DMAT隊)を現地に派遣。合計5人(医師1人、看護師2人、助産師1人、事務員1人)が、1月13日から1月17日まで活動を実施。

※詳細➨ 災害医療支援チーム(DMAT隊)を派遣しました

 

■市議会が石川県に義援金

草加市議会では、能登半島地震の被災者に対し復興を支援するため、各議員から1万円を集めた義援金28万円を石川県に送付。

※詳細➨ 令和6年能登半島地震に係る義援金について

 

■消防や給水車の派遣も準備

草加八潮消防組合や草加市上下水道部に支援予定などを確認したところ、国などからの要請があれば消防隊や給水車をすぐに派遣できるよう体制を整えているとのことでした。

 

 

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【草加市】会計年度任用職員も勤勉手当支給-正規・非正規の格差改善

2024年01月19日 | 市政・議会・活動など

2024年度から、草加市役所で働く会計年度任用職員への一時金の算定に勤勉手当が追加されます。

草加市議会の2023年12月定例会で条例改定案が可決・成立したことによるものです。この改正により、会計年度任用職員も夏と冬合わせて「年間4.5カ月分」がボーナスとして支給され、正規職員と同じ掛け率になります。

支給対象は、勤務時間が週15時間30分以上などの基準を満たす会計年度任用職員です。草加市によると、2023年4月1日時点の一般会計の会計年度任用職員が、引き続き2024年度も任用されたと想定した場合、会計年度任用職員数は1011人で、そのうち勤勉手当の支給対象は826人とのことです。

 

 

■賃金格差が一定改善

今回の改正により、正規と非正規の処遇格差が改善されます。

2022年度実績をもとに試算した場合、任用1年目の正規職員の平均年収304万円に対して、会計年度任用職員(フルタイム事務補助)の平均年収は214万円で、90万円もの賃金差があります。※グラフ参照

勤勉手当を支給したと仮定した場合の2024年度の年収格差(試算)は、正規職員322万円に対して会計年度任用職員が275万円で、47万円の賃金差に縮小・改善されます。

ただし、知識も経験も豊富なベテラン会計年度任用職員が、新卒1年目の正規職員の年収に届いていない状況は変わりません。

 

■財源の課題

草加市によると、今回の勤勉手当支給に必要な財源は約3億円(一般会計)を想定しています。

必要な改善策である一方、自治体として大きな財政出動が伴うものです。今回の改正は、国による地方自治法の改正にともなうものであり、全国の自治体で同様の手続きが進められています。そのことからも、国から地方交付税等の財源補填があるのか?国から通知などあるのか?と質疑しました。

質疑に対して草加市は「現時点で、国から地方交付税措置等の対応について正式な通達はございませんが、これまでの経緯を踏まえますと地方交付税措置が取られる可能性はあるものと考えています」と説明しました。財源がどのようになるのか次回2月の予算議会でチェックしていきます。同時に、国が進めた施策に対して責任をもって必要な財源措置をおこなうように、自治体から国に求めていく姿勢が重要です。

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佐藤のりかずニュース1月号-不登校支援の充実を【草加市議会】

2024年01月18日 | 議会報告・ニュースなど

佐藤のりかずニュース1月号が完成しました。現在、地域に配布中です。

今号は、草加市議会2023年12月定例会で質問した不登校支援について特集記事にまとめました。

これからもみなさんの声を市政に届けます!

 

 

 

【一面記事】

  • 不登校支援の充実を
  • 草加市議会12月例定会でおこなった一般質問について
  • 草加駅が始発着駅になります!

 

【二面記事】

一人ひとりにフィットした支援を

  • フリースクールに通える経済的支援を
  • 教職員体制の強化を
  • 市民との連携強化を
  • オンライン教室の創設を
  • 当事者の声の把握を
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