兵庫県尼崎市で委託事業者が個人情報を含むUSBメモリーを紛失する情報漏えい事故が発生したことを受けて草加市役所は6月24日に、「個人情報の取扱いの徹底について」の通知を独自に各部局へ発出しました。
・草加市役所が発出した「個人情報の取扱いの徹底について(通知)」の一部抜粋
草加市役所では、個人情報を取り扱う委託事業者に対し、個人情報取扱特記事項を契約条項として遵守させています。 特に、今回発生した尼崎市のような事故については、特記事項第4条(下参照)において厳重な保管及び搬送を課し、事故の発生を防止しています。この点を踏まえて、通知では次の2点の徹底を依頼しています。
①改めて各部局が、委託事業者に対し特記事項の遵守を徹底するよう指示・確認するよう依頼。
②草加市役所では個人情報を取り扱う場合、各所管課に個人情報取扱事務登録簿等を作成・登録することになっています。再度、各所管課で取り扱っている個人情報を確認し、管理の徹底を依頼。
・個人情報取扱特記事項第4条(厳重な保管及び搬送)部分の抜粋
なお、佐藤憲和が現在、草加市議会事務局を通じて、草加市役所における市職員や委託事業者による個人情報の取り扱いについて調査を実施しています。市職員・委託事業者が個人情報をUSBメモリー等の記憶媒体で外部へ持ち出しすることを認めているのか、また、認めている場合の具体事例などについて市役所のすべての部局を対象に調査中です。
他自治体でおきた問題を対岸の火事で終わらせず、自治体行政をチェックする立場として現状把握と対策を求めていきます。