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草加市の財政状況は? 2023年度決算の概要

2024年09月02日 | 市政・議会・活動など

草加市の2023年度一般会計決算の概要をまとめました。

開会中の草加市議会9月定例会で、2023年度の決算審議が進められています。

 

①歳入:940億円(前年度比-76億円)

  • 歳入のうち、自主財源の根幹である市税収入は400億円で、前年度より13億円増加しました。個人・法人市民税や固定資産税、たばこ税などの主要な税が増えたためです。
  • しかし、市債(借金)が前年度比53億円減の44億円、繰越金が17億円減の71億円など減少したため、歳入全体は76億円減となりました。なお、市債の主な減少要因は、新庁舎建設のための総務債の起債が減少したことなどです。

 

②歳出:歳出888億円(前年度比-56億円)

  • 総務費123億円(-50億円):新庁舎の完成により建設事業費が大幅に減少したことが主要因
  • 衛生費68億円(-8億円):新型コロナワクチン接種にかかわる償還金などの減少が主要因
  • 教育費52億円(-17億円):小中学校のエアコン設置やトイレ改修工事などの減少が主要因
  • 民生費442億円(+22億円):国保会計への繰出金、住民税非課税世帯への給付金、民間保育の委託料などが増加

 

③実質収支:44億円の黒字

  • 歳入額から歳出額と翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた「実質収支」は 44億円の黒字でした。前年度より13億円減となり、黒字幅は減少しています。
  • この実質収支から、前年度の実質収支と財政調整基金の取りくずし額を差し引き、さらに財政調整基金への積立金を加えた最終的な「実質単年度収支」は 19億円(11億円減)の赤字でした。収支の黒字を維持しているものの、貯金を取り崩しながら黒字を維持している状況と言えます。

 


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