NPO・999ブログ    本を読んで 考える力を養おう

「自分のできることを できる時に できる処で」
市民的知性の地平を拓くNPOふおらむ集団999

哲学カフェ2012ワークショップ5月20日、6月24日開催

2012年04月16日 | 哲学カフェ
哲学カフェ2012ワークショップ5月20日、6月24日「小説は何処へ行くのか」
会場は、長野市役所前の「BistroLIBERTY」
 
 今年の会場は「ビストロ・リバティー」(昭和通り長野市役所向い、古書・山崎書店の右2軒目)で開きます。
 ・第1回は5月20日(日)午後1時半~3時半 テーマ「小説は何処へ行くのかー芥川賞と石原都知事発言をめぐって」
 ・第2回は6月24日(日)午後1時半~3時半 テーマ「小説は何処へ行くのかー直木賞とその周辺」いずれも長田洋一氏(河出書房新社元編集委員)に1時間語っていただき、コーヒータイムの後、全員で談話会を行います。
 お車でお越しの方は、向かいの市役所駐車場がご利用できます。
 
 純文学の新人たちに与えられる今年の芥川賞は円城塔氏「道化師の蝶」と田中慎也氏「共喰い」は頭脳派と肉体派の作品で、どちらも男性作家でしかも39歳。田中氏の「とっとと(会見を)終わりましょう」「(選考委員のひとりでもある石原慎太郎氏の発言を意識して)都知事閣下と東京都民各位のためもらってやる」という、ふてくされた態度は“伝説の記者会見”となりました。一方、大衆文学を対象とする直木賞の受賞者は檀一雄、新田次郎、山崎豊子、城山三郎、司馬遼太郎、水上勉、五木寛之、井上ひさし、渡辺淳一など有名作家がズラリ・・・
 俵万智「サラダ記念日」や田中康夫「なんとなくクリスタル」を世に出し、多くの作家たちと交流のある長田氏からどんな話が飛び出すのでしょうか? ご期待ください!
文学好きの友人をお誘い合わせのうえ是非ご参加ください。
 参加費はコーヒー代(300円) 

哲学カフェ2012 哲学カフェの新しい展開について-全員参加で楽しみながら学びましょう

2012年04月08日 | 哲学カフェ
 NPО・999の哲学カフェは、県都長野市での独自事業の定着をめざして2009年からスタートした。それは隣のまち須坂市を会場とする信州岩波講座の目的に従って、「市民の文化運動」とする理念の確実な実現と前進のための裾野を作ることであった。また信州岩波講座が本来の設計とした「読者(市民)と著者(識者あるいは作り手または送り手)」とのインターラクティブを一層身近なものとすることで、「活字文化の活性化」に着実に寄与する方法であるとした。
もう一つ、そうした考え方の事業を実践するうえで忘れてはならないのは、文化ボランティアの基礎である「楽しみながら学ぶ」ことである。提案者の意図もそこにあったと思う。
3年の実績を重ね、とくに昨年は会員対象の談話会をカンヴァス城山で2回行なうことができ、ようやく哲学カフェ事業の全体像を語れるところまできた。
 今年から装いを整えて、明確に二つの路線を進める。
一つは、会員のための「ワークショップ」談話会である。
これは原則非公開無料として、30名から多くても50名規模を想定、999会員(正・賛助会員)中心にお誘いした友人などによって、文字通りコーヒー紅茶などをたしなみながら読書の感想やときどきのテーマを語り合う場である。ときに談論風発、白熱討論もあっていい。今年から会場は長野市随一の繁華街・権堂地区を予定する。
二つは、従来主力として展開した公開有料の談話会である。
一般市民を対象に講師を招き、対談・座談会なども交え、フロアとの質疑と討論を重視した組み立てによって設計思想の主旨を生かす。従って規模は、周年記念事業など特別の計画を除いて通常300人程度以内とし、地域密着・全員参加型(インターラクティブ)を実現する。会場は当面は長野市内とする。
なお、哲学カフェは従来「長野事業」と称して実行してきたが、今後の展開については、会員の総意によっては必ずしもその枠にとらわれるものではない。
        2012年3月3日    NPО法人ふおらむ集団999理事会