第15回を記念する信州岩波講座2013は、灼熱の太陽が照りつける8月11日午後1時30分から定刻通り開会しました。連日の暑さもあり、心配された聴講者の出足も7月21日の参議院議員選挙の結果とその後の政治のただならぬ雲行きもあってか、主催者の胸算用を大きく上回る550人余の聴講者でホールが活気にあふれました。
主催者を代表して三木正夫実行委員長/須坂市長が、記念すべき15回の開催を迎えるに当たり「多くの熱心な聴講者の皆さまのご支援に心からの感謝を申し上げます」とあいさつがありました。
続いて、元外務官僚で外交評論家の孫崎享さんの講演、孫崎さんと、お馴染み信毎主筆中馬清福さんの対談を行いました。
講演する孫崎享氏 中馬清福氏と対談
孫崎さんは「東アジアの安全保障」と題するテーマで講演し、パワーポイントを使いながら、主に尖閣諸島の領有権問題に触れ、大切なことは歴史の事実をしっかり学ぶこと、そのうえで相手の言い分にも耳を傾け、国益をきちんと理解し、平和的解決を目指すべきと述べられました。
対談では、フロアからの質問票にも沿い、主に中馬さんから孫崎さんの見解を引き出すという方法で進められました。特にアメリカの関与とその出方が注目されること、日本の政治指導者の一部にある「価値観が共通」で「同盟国」だからとの対米観は、安易に過ぎ極めて情緒的で危険なことがお二人の共通の認識として語られました。
最後はお二人の著書のサイン会があり、午後5時30分全日程を終了しました。
主催者を代表して三木正夫実行委員長/須坂市長が、記念すべき15回の開催を迎えるに当たり「多くの熱心な聴講者の皆さまのご支援に心からの感謝を申し上げます」とあいさつがありました。
続いて、元外務官僚で外交評論家の孫崎享さんの講演、孫崎さんと、お馴染み信毎主筆中馬清福さんの対談を行いました。
講演する孫崎享氏 中馬清福氏と対談
孫崎さんは「東アジアの安全保障」と題するテーマで講演し、パワーポイントを使いながら、主に尖閣諸島の領有権問題に触れ、大切なことは歴史の事実をしっかり学ぶこと、そのうえで相手の言い分にも耳を傾け、国益をきちんと理解し、平和的解決を目指すべきと述べられました。
対談では、フロアからの質問票にも沿い、主に中馬さんから孫崎さんの見解を引き出すという方法で進められました。特にアメリカの関与とその出方が注目されること、日本の政治指導者の一部にある「価値観が共通」で「同盟国」だからとの対米観は、安易に過ぎ極めて情緒的で危険なことがお二人の共通の認識として語られました。
最後はお二人の著書のサイン会があり、午後5時30分全日程を終了しました。