今年の哲学カフェ第1弾「長田洋一文学ゼミ」が5月21日、土曜の昼下がり善光寺を眼下に、素晴らしい眺望の画廊喫茶・カンヴァス城山で開かれました。
「いま、<本>の可能性を考える」をテーマに、日本の文学界をリードしてきた出版業界の歴史、純文学とエンタ系作家の比較やどちらも超越した国民文学の作家、戦前・戦後のベストセラー5、子供向けノンフィクションとして手がけた「旭山動物園物語」などについて語りました。映画でいえばプロデューサー的立場の編集者は、装丁に全力を注ぐそうですが、長田さんが命がけで制作した本のカバーや帯を参加者たちは真剣に見入っていました。珈琲タイム後の談話会も有意義なディスカッ ションで盛り上がりました。
次回、6月19日(日)のテーマは「老いの文学~いかに老いの人生を行くべきか」。共に考えたいテーマですね。多数の皆様のご参加をお待ちしております。