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第20回記念 信州岩波講座2018

2018年06月12日 | 信州岩波講座
第20回記念 信州岩波講座2018
基本テーマ 今、くにのかたちは─歴史と向き合う



チケット6月9日(土)発売開始!

会 場/須坂市メセナホール TEL.026-245-1800
聴講料/1講座券 各1,000円(学生500円) 当日券各1,200円
    3枚つづり券 2,500円 ※前売りのみ 高校生編には使えません

■講座Ⅰ 9月8日(土)13:30〜15:20(開場13:00)くにのかたち
   講演:丹羽宇一郎氏(元中国大使)
        演題:日本の国是と未来の姿
   ※講演後に図書贈呈を行う予定です。


■講座Ⅱ 9月15日(土)13:30〜17:00(開場13:00)憲法
   講演:① 樋口陽一氏(元東京大学教授)
        演題:「戦後日本」を「保守」することの意味
   講演:② 中島岳志氏(東京工業大学教授)
         演題:死者の立憲主義
   対談:樋口陽一氏・中島岳志氏
 

■講座Ⅲ 9月23日(日)13:30〜17:00(開場13:00)学ぶ
   講演:① 前川喜平氏(元文部科学省事務次官)
        演題:生きることと学ぶこと─個人の尊厳から考える
   講演:② 小島慶子氏(エッセイスト)
         演題:学びが世界を変えていく─日豪往復で考えたこと
   対談:前川喜平氏・小島慶子氏
 

■信州岩波講座・高校生編 8月25日(土)13:30〜15:30(開場13:00)
   講師:夏川草介氏(医師、小説家『神様のカルテ』作者)   
        演題:本はともだち─少年の日々、読書の日々─


〈講師プロフィール〉

丹羽 宇一郎氏(にわ ういちろう)
元中華人民共和国駐箚特命全権大使、元伊藤忠商事株式会社取締役会長、早稲田大学特命教授、公益社団法人日中友好協会会長、一般社団法人グローバルビジネス学会会長、福井県立大学客員教授。1939年愛知県生まれ。1962年3月名古屋大学法学部卒業。同年4月伊藤忠商事入社、主に食料部門に携わる。 1998年4月 同社社長、2004年会長に就任。2010年6月~2012年12月 中華人民共和国駐箚特命全権大使。現在、早稲田大学特命教授、グローバルビジネス学会会長、日中友好協会会長、福井県立大学客員教授。2006年10月~2008年10月経済財政諮問会議民間議員、2007年4月~2010年3月地方分権改革推進委員会委員長。
主な著書として『人は仕事で磨かれる』(文春文庫刊)、『汗出せ、知恵出せ、もっと働け!』(文藝春秋刊)、『新・ニッポン開国論』(日経BP刊)、『負けてたまるか!若者のための仕事論』(朝日新書刊)、『北京烈日』(文藝春秋刊)『負けてたまるか!リーダーのための仕事論』(朝日新書刊)、『中国の大問題』(PHP新書刊)、『危機を突破する力』(角川新書刊)、『人を育てよ』(朝日新書刊)、『人類と地球の大問題』(PHP新書刊)、『中国で考えた2050年の日本と中国北京烈日 決定版』(文春文庫刊)、『心 クリーン・オネスト・ビューティフル』(毎日新聞出版刊)、『習近平はいったい何を考えているのか 新・中国の大問題』(PHP新書刊)、『死ぬほど読書』(幻冬舎新書刊)、『戦争の大問題』(東洋経済新報社刊)、『日本の未来の大問題』(PHP研究所刊)など著作多数。

樋口 陽一氏(ひぐち よういち)
1934年仙台生まれ。憲法学専攻。仙台ー校、1957年東北大学法学部卒業。東北大学法学部、パリ第2大学、東京大学法学部、上智大学法学部、早稲田大学法学部などで教授・客員教授を歴任。日本学士院会員。 『近代立憲主義と現代国家』(勁草書房1973年)、『比較のなかの日本国憲法』(岩波新書1979年)、『自由と国家― いま「憲法」のもつ意味』(岩波新書1989年)、『近代国民国家の憲法構造』(東京大学出版会1994年)、『憲法と国家― 同時代を問う』(岩波新書1999年)『憲法 近代知の復権へ』(東京大学出版会2002年)、『国法学― 人権原論 補訂版』(有斐閻2007年)、『憲法という作為―「人」と「市民」の連関と緊張』(2009年岩波書店)、『抑止力としての憲法― 再び立憲主義について』(岩波書店2017年)など著作多数。

中島 岳志氏(なかじま たけし)
1975年大阪生まれ。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科でインド政治を研究し、2002年に『ヒンドゥー・ナショナリズム』(中公新書ラクレ)を出版。また、近代における日本とアジアの関わりを研究し、2005年『中村屋のボース』(白水社)を出版。大仏次郎論壇賞、アジア太平洋賞大賞を受賞する。学術博士(地域研究)。著書に『ナショナリズムと宗教』(春風社)、『パール判事』(白水社)、『秋葉原事件』(朝日新聞出版)、『「リベラル保守」宣言』(新潮社)、『血盟団事件』(文藝春秋)、『岩波茂雄』(岩波書店)、『アジア主義』(潮出版)、『下中彌三郎』(平凡社)、『親鸞と日本主義』(新潮選書)、『保守と立憲』(スタンドブックス)、『超国家主義』(筑摩書房)などがある。北海道大学大学院法学研究科准教授を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。

前川 喜平氏(まえかわ きへい)
1955年生まれ.東京大学法学部卒業。79年文部省(現・文部科学省)へ入省後、宮城県教育委員会行政課長、大臣秘書官、大臣官房長、初等中等教育局長などを経て、2016年文部科学事務次官、17年退官。現在,自主夜間中学のスタッフとして活動。共著に『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書)、『子どもの人権をまもるために』(晶文社)がある。

小島 慶子氏(こじま けいこ)
1972年生まれ.エッセイスト。東京大学大学院情報学環客員研究員。著書に『屈折万歳!』(岩波ジュニア新新書)、『るるらいらい―日豪往復出稼ぎ日記』(講談社)、『女たちの和平交渉』(光文社)、『解縛―母の苦しみ、女の痛み』(新潮文庫)、『大黒柱マザー』(双葉社)。小説に『ホライズン』(文藝春秋)、『わたしの神様』(幻冬舎)、共著に『不自由な男たち―その生きづらさは、どこから来るのか』(祥伝社新書)、『絵になる子育てなんかない』(幻冬舎)、『その「グローバル教育」で大丈夫?』(朝日新聞出版)など多数。家族と暮らすオーストラリアと仕事のある日本とを往復する出稼ぎ生活を送っている。

夏川 草介氏(なつかわ そうすけ)
1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。現在、長野県内の病院に医師として勤務。2009年,『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞し小説家としてデビュー。同作は第7回本屋大賞の候補作にも選ばれ、のちに嵐の櫻井翔主演で映画化(2011年、2014年)される。そのほかの著作に『神様のカルテ2』(小学館2010年)、『神様のカルテ3』(同2012年)、『神様のカルテ0』(同2015年)、『本を守ろうとする猫の話』(同2017年)がある。