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第16回信州岩波講座実行委員会総会が開催された

2014年04月27日 | 信州岩波講座
第16回信州岩波講座実行委員会総会53名の参加で盛大に開催、講師陣容も固まる
新しくジャーナリストむのたけじさん(99歳)が出演きまる

 4月18日、樹齢100年の桜が「桜花爛漫として正しく雲の如し」満開となって、窓に見事な屏風絵と映る須坂市旧上高井郡役所において第16回信州岩波講座実行委員会総会が開催されました。都合で欠席の三木実行委員長(須坂市長)に代わって中沢正直副実行委員長(須坂市副市長)が議長を務め「集団的自衛権が新聞紙上を賑わせている今、信州岩波講座の役割は大きい。昨年は大勢の方に聴講していただいたが今年も盛大に開催できるよう皆さんのお力をお貸し願いたい」と挨拶。
議事では、昨年第15回の実績報告、決算報告等丸山尊運営委員長、羽生田慶三会計監査が監査報告、それぞれ満場一致承認されました。
 次に本年度第16回の実施計画と予算案は丸山運営委員長が説明、基本テーマおよび企画案については丸山憲司企画運営委員長が説明しそれぞれ満場一致承認されました。
2014年度実行委員と役員では、岩波書店から副実行委員長であった岡本厚社長が顧問になり新たに馬場公彦編集部長が副実行委員長に、信濃毎日新聞社では副実行委員長に渡辺重久専務取締役(中村重一氏と交代)と中村重一信毎文化事業財団評議員(猪股征一氏と交代)、須坂市では新たに小林雅彦教育長(渡辺宣裕氏と交代)が同じく副実行委員長になりました。運営委員長には須田進999理事(前事務局長)が就任、丸山尊999専務理事(須坂市文化振興事業団)は事務局長となりました。
最後に中島忠生副実行委員長(999理事長)から丸山尊氏に8年間の慰労の言葉があり大きな拍手がありました。渡辺氏が終了挨拶。
 総会終了後の懇親会は、馬場氏が「須坂市が今年60周年、岩波書店が昨年100年、信濃毎日新聞社が同じく140年と三者それぞれが大きな節目を迎えた」として信州岩波講座の更なる発展を願って乾杯の先唱でスタートし、 満開の桜に負けじと盛り上がりました。
 参加者の組織ごとに紹介、挨拶があり最後は恒例により今井康之相談役(999顧問)のお話「今年の講座の講師が決まって良かった。岩波書店の皆さんの奮闘のお陰だ。とりわけむのたけじさん(1915年生まれ)と雨宮処凛さん(1975年生まれ)とアーサー・ビナードさんだ。むのさんは戦前朝日新聞社に勤めていたが、戦争に加担したので会社を辞めた人で、この前会った時、安部政権の姿から、このままじゃ死に切れないと言っていた。雨宮さんは若いが苦労してきた人だ、このままじゃ駄目だと右翼に入り、北朝鮮に行き、今度は左翼に入り、更にはキャバレーで労働組合を作った。支えとなったのは日本国憲法だ。アーサー・ビナードさんは、アメリカの言いなりというのはおかしいという人、いずれも素晴らしい人だ。どの講座も会場満杯になるよう頑張ろう」とあり、一本締めで終了した。