前々回もお伝えしたように、
私は以前ホテルマンでした。
高校卒業後、
18歳から23歳までおおむね5年間ほど、
ホテル業界に従事していました。
いろいろな部署を経験しましたが、
一番長く配属されていたのは『バー』です。
私がバーテンダーだったときに、
先輩から、ふとこんなことを言われました。
【先輩】「医者からお酒を止められている人が、
どうしても飲みたいってお客さんとして来たらどうする?」
【私】「そりゃ、
そこまでして来てくれたならお酒を出しますよ!」
若いバーテンダー2人の何気ない会話でした。
バーテンダーとして何が正解かは置いておくとして、
この会話は今でもときおり思い出します。
ケアマネジャーとして、
このようなシチュエーションがよくあるからです。
例えば、
○お酒やタバコを止められている人がどうしてもやめられない。
○糖尿病の人が食事制限できない。
○もうどうなってもいいからと薬を飲まない。
このような場合、
ケアマネジャーとしては、
主観的最善の利益を意識しながらも、
個々に合わせた対応を考えます。
(主観的最善の利益については過去の記事をご参照下さい。)
単独で決めることができない場合も多く、
主治医の先生や看護師、ヘルパーなどと相談しながら、
そのときの最善の対応を考えていきます。
ただ、
漠然と好きなことを我慢することは、
とても難しいことだということは理解できます。
例えば、
健康のためにお酒やタバコや甘いものなどを
我慢しなければならないとすれば、
我慢した先に何か目標がなければ
途中で挫折する可能性が高くなります。
また、
簡単に「お酒やタバコは体に悪いからやめて下さい!」
というような言い方をすれば、
一気に信頼関係が崩れることもあり得ます。
このような相談援助を行うに当たっては、
動機づけを含めた支援がとても大切になります。
ただ、
言うは易しでなかなか思う通りにはいかないのですが。
話は変わりますが、
感染拡大が止まらず、
ほとんどの人が長期間自粛している中、
やはり我慢できない人たちもいます。
我慢できない人に、
自粛して下さいと言い続けても難しいと思います。
政治において、
強制ができない以上、
我慢できない人が我慢する気になる動機づけを行うのも
必要なことなのかもしれません。
私は以前ホテルマンでした。
高校卒業後、
18歳から23歳までおおむね5年間ほど、
ホテル業界に従事していました。
いろいろな部署を経験しましたが、
一番長く配属されていたのは『バー』です。
私がバーテンダーだったときに、
先輩から、ふとこんなことを言われました。
【先輩】「医者からお酒を止められている人が、
どうしても飲みたいってお客さんとして来たらどうする?」
【私】「そりゃ、
そこまでして来てくれたならお酒を出しますよ!」
若いバーテンダー2人の何気ない会話でした。
バーテンダーとして何が正解かは置いておくとして、
この会話は今でもときおり思い出します。
ケアマネジャーとして、
このようなシチュエーションがよくあるからです。
例えば、
○お酒やタバコを止められている人がどうしてもやめられない。
○糖尿病の人が食事制限できない。
○もうどうなってもいいからと薬を飲まない。
このような場合、
ケアマネジャーとしては、
主観的最善の利益を意識しながらも、
個々に合わせた対応を考えます。
(主観的最善の利益については過去の記事をご参照下さい。)
単独で決めることができない場合も多く、
主治医の先生や看護師、ヘルパーなどと相談しながら、
そのときの最善の対応を考えていきます。
ただ、
漠然と好きなことを我慢することは、
とても難しいことだということは理解できます。
例えば、
健康のためにお酒やタバコや甘いものなどを
我慢しなければならないとすれば、
我慢した先に何か目標がなければ
途中で挫折する可能性が高くなります。
また、
簡単に「お酒やタバコは体に悪いからやめて下さい!」
というような言い方をすれば、
一気に信頼関係が崩れることもあり得ます。
このような相談援助を行うに当たっては、
動機づけを含めた支援がとても大切になります。
ただ、
言うは易しでなかなか思う通りにはいかないのですが。
話は変わりますが、
感染拡大が止まらず、
ほとんどの人が長期間自粛している中、
やはり我慢できない人たちもいます。
我慢できない人に、
自粛して下さいと言い続けても難しいと思います。
政治において、
強制ができない以上、
我慢できない人が我慢する気になる動機づけを行うのも
必要なことなのかもしれません。