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しまいびと

☆終活や介護に関する役に立つ情報を発信しています☆

明日は四天王寺へ

2019-03-16 | 日記
前回、
アドバンス・ケア・プランニング」の話をしました。

実は私が以前、
任意後見契約を締結し関わらせて頂いた高齢者の方が、
リビング・ウィル」を申し込み、
いつも会員証を携帯されていました。

その方は、ガンで亡くなられたのですが、
元気なときに申し込んだ意思のまま、
最後の最後まで一切の延命治療を拒否し、
それどころか点滴さえも受けず、穏やかに天寿を全うされました。

最後の数ヶ月は私も頻繁にお会いし、
いろいろな支援をしました。

そして、一番最後に頼まれたことが、
「世話になった隣の人に、
百貨店で最高のお茶を買って届けて欲しい」
というものでした。

「隣の人はいろんな病気があって、
お菓子などは食べられないから、お茶がいいの」
ということだそうです。

自分も一切の治療を拒否し、とても大変な状況の中で、
なお他人のことを思いやれるその心に、
「なんて強い人だろう」
と感動したことを今でも強く覚えています。

そして、その数日後にその方は亡くなられました。
死後は死後事務委任契約に基づいて、
火葬のあと四天王寺に納骨しました。

本当に小柄で華奢な女性でしたが、
私は今でも、その芯の強さを心から尊敬しています。

そして、明日はその方の命日。
お墓参りに四天王寺へ行ってきます!

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アドバンス・ケア・プランニングは浸透するか?

2019-03-12 | エンディングプラン
『アドバンス・ケア・プランニング』
という言葉をご存知でしょうか?
昨年、『人生会議』という愛称に決まりましたね。

命の危険が迫った状態になると、
約70%の方がこれからの治療やケアについて、
自分で決めたり人に伝えることができなくなるそうです。

そこで、
治療やケアに関する方針を元気なうちに決めておきましょう、
という取り組みです。

そうすることによって、
万が一のときに、自分の家族などが自分の代わりに決断を下すための
重要な手助けになるわけです。

この制度については、厚生労働省のホームページ
わかりやすいパンフレットがアップされていますので、
そちらをご参照下さい。

さて、
この『人生会議』は今後浸透するのでしょうか?

リビング・ウィル」などと同じく、
『人生会議』で決めた意思は尊重されますが、
法的強制力はありません。

しかし、法的強制力がないにしても、
今の自分のはっきりとした意思を示しておくことは、
とても重要なことであると言えるでしょう。

私も基本的にこの制度を進めることには賛成です。
ただ私としては、
法的強制力がないから良い面もあると思っています。

透析中止で亡くなられた44歳の女性のニュースを拝見して、
とても考えさせられるものがあり、とても悲しくなりました。
この方は当初透析中止を意思表示されていましたが、
最後にその意思を撤回し、家族も透析再開をお願いされたようです。
人は感情がありますから、意思が変わるものです。
そのときそのとき望むことは違って当然だと思います。

先程も述べましたが、
私はこの『人生会議』を進めることに賛成です。
なぜならば、
その人の考え方を知っておくことは、
家族や支援者にとって、とても重要な意味を持つからです。

ただ、
定期的に見直すことが必要になると思っています。
一度決めたらもう終わりということでは、何の意味もありません。

「元気なときの意思、しっかりしているときの意思」は、
もちろん最大限尊重しなければなりませんが、
例え認知症になって、
しっかりしていたときに自分が示した意思を忘れてしまったとしても、
定期的に本人の意思を確認し続けることは大切になるでしょう。

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