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しまいびと

☆終活や介護に関する役に立つ情報を発信しています☆

セルフネグレクトとバーンアウト

2019-05-02 | 介護保険
この一年間で、高齢男性の一人暮らしの
ゴミ屋敷を掃除したことが4回あります。

つまり大変なゴミの中で生活している4人の高齢者と
出会ったわけですが、
それぞれその状態に至った経緯は全く異なります。

ある方については、
おそらく直近までは不自由なく生活していたと思われ、
転倒と急な病気により、
身体的に掃除をすることができなくなり、
またその助けを求めることもできず、
こちらが関わり始めたときには、
すでにゴミの中で生活することになっていました。
この場合は、セルフネグレクトとは言いません。

一方、
足が埋もれてしまうほど積み上げられた
数年分のゴミの中で生活している方もいました。
その方はこちらが関わり始めた当初は、
一切の支援を希望されず、
私の顔を見る度に、
近所の方が驚いて様子を見に来るほどの大声で、
「帰れ!」と怒鳴っておられました。

その後一年近くに及ぶ関わりの中で、
掃除だけではなく、洗濯、入浴、受診等についても
10年近くされていないことがわかり、
ようやく医療機関を受診できた際には、
中重度の認知症と診断されました。

前回の記事でお伝えした通り、
高齢者の方が、自分の不利益になる決定をすることは
珍しいことではありません。

また、医療につながっていない場合は、
なんらかの病気があるかどうかもわかりません。

その場合は、
『アウトリーチ』がとても重要になるわけですが、
セルフネグレクト状態の方は支援に対して
拒否をする場合が多く、
信頼関係を築くことは決して簡単ではなく、
また短期間で解決することもほとんどありません。

こちらも信頼できるチームを形成し、
チームで関わること、
また一定のソーシャルワーク技術が必要となること、
また何より、
自分自身が燃え尽きないよう支援することが
とても重要になります。

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