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しまいびと

☆終活や介護に関する役に立つ情報を発信しています☆

最後を迎える場所

2018-07-07 | 日記
先日参加した研修で、ターミナルケアについて勉強しました。
「ターミナルケア」とは、終末期の医療や介護のことを表します。

最近は、自宅で最後を迎えたいと望む人が多くなっており、
それが可能な医療・介護体制が整備されつつあります。

ただ、その研修の中で、
本人は、最後まで自宅で過ごすことを望んでいたのに、
あとから現れた家族の、
「自宅で死なれたら、家を売るときに価値が下がる!」
という理由で、
希望が叶えられなかったケースが紹介されました。

なんとも悲しい話ではないでしょうか。

ただ、やはり今の日本では、
まだそのような考え方が多数を占めているのだと思います。

自宅で最期を迎えるということは、
本人の強い意志に加え、
本当に良い周りの支援者に恵まれなければ実現しません。

実は、とても温かいことなのですが、
まだまだその感覚が浸透するのに時間がかかるのかもしれません。

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介護業界に入ったわけ

2018-07-03 | 日記
私が介護業界を目指すことになったのは、
ちょうど20年前に、
ニュージーランドで暮らしていたときの出来事がきっかけです。

ワーキングホリデーで渡航し、
アルバイトはしていたものの、結構暇な時間もあったので、
日がな毎日78歳のイギリス人の男性に、英語を教えてもらいながら、
遊びにも連れて行ってもらっていました。

よくそのイギリス人は、私を友人宅に連れて行ってくれました。
もちろん、その友人たちもほとんどお年寄りの方ばかりです。

そんなある日、いつもと同じように友人の一人のお宅を訪ねました。

その友人は、90歳で両足がなく、一人暮らしをしている女性でした。

私たちをベッドの上から出迎えてくれたその90歳の女性は、
車いすに移り、私たちにコーヒーを淹れてくれようとしました。

単純に両足がない老人が一人で暮らしているのにもビックリでしたが、
その人が自分たちにコーヒーを淹れようとしたのを見て、
思わず手伝ってしまいました。

すると、その90歳の女性とイギリス人の友人から、
「あなたはゲストなんだから、座っていなさい。
手伝うのはとても失礼なことなのよ。」
と注意されてしまいました。

私にとっては衝撃の瞬間でした。
と同時に、その女性がとても格好よく思えました。

日本ではお年寄りの方とほとんど関わることのなかった自分が、
自分の国はどうなっているんだろう、
と初めて興味を持ちました。

そして帰国後、福祉の世界で生きていこうと決意し、
この業界に入り、今もずっと仕事を続けています。

日本では、高齢化が異常なスピードで進んでおり、
また介護保険の財源も厳しい状態で、
今、『地域包括ケア』という仕組みが進められています。

税金を財源とする公助だけに頼らず、
なるべく自分の力で行う自助や、
地域の支え合いで成り立つ互助、
をとても重要視しています。

さて、
20年前に私がニュージーランドで感じた、
お年寄りたちの『力強さ』を、
日本でもいつも感じることができるよう、
これからも、
ご利用者に寄り添った支援を続けていきたいと思います。

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