私が独立した一年目、今から10年以上前の、
とある大きな分譲マンションでの話です。
そのマンションでもかなり高齢化が進み、
一人暮らしの高齢者が目立ち始めていました。
管理組合は、そのような高齢者の心配事に対応するため、
『見守り隊』
という有志のボランティアグループを立ち上げました。
ご本人からの相談にはもちろんのこと、
近隣の方からの心配の声にも
迅速に対応していこうというものです。
私はそのマンションに住む
90代の認知症の女性を担当していました。
介護や医療の従事者が見る限り、
適切な介護サービスや医療サービスを受けることにより、
まだまだ在宅生活が十分可能な方でした。
ただ、その女性の近隣の方から、
見守り隊にある相談が寄せられました。
「最近、認知症が進んでいて、火の不始末が心配。」
というものです。
そこで見守り隊が素早く対応しました。
ご本人と面談後、息子さんの連絡先を聞き取り、
その息子さんに連絡し、こう言ったのです。
「お母さんは、最近認知症が進んでいるので、
このまま一人暮らしをさせておくのは危ないと思うのです。
施設などを考えてはどうですか?」
なんと、
『見守り隊』という名の『追い出し隊』だったのです。
もちろん、火事のリスクを抑えるため、
こちらも予防のための対策は講じていましたが、
そのようなことでは安心できないとのことでした。
ただ、
実はこのような話は珍しいことではありません。
認知症の高齢者が近くに住んでいる場合に、
その方を地域から排除しようという動きがよく見られます。
正しく認知症を理解していないと、
漠然と大きな不安を感じるようです。
あれから10年…、
『共生社会』の実現に向けて、
地域で高齢者の方を支えていくためにも、
認知症という病気や、
支援体制がどのようになっているかなど、
正しい情報を伝えていくことも、
我々の大きな役割の一つと言えるでしょう。
とある大きな分譲マンションでの話です。
そのマンションでもかなり高齢化が進み、
一人暮らしの高齢者が目立ち始めていました。
管理組合は、そのような高齢者の心配事に対応するため、
『見守り隊』
という有志のボランティアグループを立ち上げました。
ご本人からの相談にはもちろんのこと、
近隣の方からの心配の声にも
迅速に対応していこうというものです。
私はそのマンションに住む
90代の認知症の女性を担当していました。
介護や医療の従事者が見る限り、
適切な介護サービスや医療サービスを受けることにより、
まだまだ在宅生活が十分可能な方でした。
ただ、その女性の近隣の方から、
見守り隊にある相談が寄せられました。
「最近、認知症が進んでいて、火の不始末が心配。」
というものです。
そこで見守り隊が素早く対応しました。
ご本人と面談後、息子さんの連絡先を聞き取り、
その息子さんに連絡し、こう言ったのです。
「お母さんは、最近認知症が進んでいるので、
このまま一人暮らしをさせておくのは危ないと思うのです。
施設などを考えてはどうですか?」
なんと、
『見守り隊』という名の『追い出し隊』だったのです。
もちろん、火事のリスクを抑えるため、
こちらも予防のための対策は講じていましたが、
そのようなことでは安心できないとのことでした。
ただ、
実はこのような話は珍しいことではありません。
認知症の高齢者が近くに住んでいる場合に、
その方を地域から排除しようという動きがよく見られます。
正しく認知症を理解していないと、
漠然と大きな不安を感じるようです。
あれから10年…、
『共生社会』の実現に向けて、
地域で高齢者の方を支えていくためにも、
認知症という病気や、
支援体制がどのようになっているかなど、
正しい情報を伝えていくことも、
我々の大きな役割の一つと言えるでしょう。








