しまいびと

独立型ケアマネジャー兼、終活を専門とするファイナンシャルプランナーです。

利用者に万が一のことがあったときのペットを守るために

2022-08-30 | 日記
高齢になり、
ペットを飼っている人はたくさんいます。
私もペットが大好きなので、
ペットとの暮らしを望む気持ちはよくわかります。

ただ、
一人暮らしで身寄りのない人は、
自分に万が一のことがあったときの、
残されたペットのことを必ず考えておいて欲しいと思います。

先日、
猫を飼っている高齢者の方を支援しました。
担当したときにはすでに猫を飼っていました。

一人暮らしで身寄りがなく、
その人に万が一のことがあったときには、
その猫の行き場はなくなります。

猫は推定10歳以上で女の子、
ということがわかるだけで、
その他の情報は一切ありませんでした。
(ご本人は覚えておられないため)

そのような中、
ある日突然、
その方が体調の問題で在宅生活が継続できない、
ということになりました。

突如、
猫が一人ぼっちで家に残されてしまったわけです。
しばらくの間は、
私ともう一人で代わる替わる猫の世話に訪問していました。
ですが、
そのような状態をずっと続けるわけにもいかず、
一人ぼっちで取り残された猫も可哀そうなので、
並行しながら猫の保護先を探していました。

ただ、
身寄りがなく、
さらに資力もなかったため、
保護先探しは難航しました。

そのような中、
とある保護団体さんが、
事情を考慮し、
無償で猫を保護して下さることになりました。

その保護団体さんには、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

確かにペットとの暮らしは幸せですが、
自分に何かあったときに、
誰にもペットのことを託せないのであれば、
無責任に飼わないで欲しいと思います。

一人暮らしで身寄りがなくても、
〇ペット信託、
〇負担付き遺贈、
〇死後事務委任契約、
〇保護団体の制度、
等を利用して対策を講じておくことは可能です。

何も対策していなければ、
自分に何かあったときに、
大切なペットにとって、
最悪の事態が起こることにもなりかねません。

ぜひとも検討してもらいたいですし、
私もできる限り同じような境遇の人には、
情報提供していきたいと思います。

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