上田市武石上本入(かみほんいり)の荒廃農地に4日、羊の親子3頭が放牧された。羊による舌草刈りで農地復元に挑戦する。10月までの約4カ月間、3頭の食べっぷりに期待がかかる。
市武石地域自治センターが中心に取り組む。同地域には30ヘクタール以上の荒廃農地があり、雑草を放置し続けた場合にはシカやイノシシなど有害鳥獣がはびこり、近隣の畑地に被害が及ぶ恐れがあるためだ。
今回の放牧地は農業、宮下和 . . . 本文を読む
木之本町杉野で二十九日、地元農家でつくる杉野地区中山間グループが、繁殖用の近江牛を購入して休耕地に放牧した。獣害を防いで農地を保全するとともに、生まれる子牛を販売して現金収入を得る一石二鳥を狙う試みが始まった。
グループは、県畜産技術振興センター(日野町)から妊娠中の牛二頭を四十四万円で購入。メンバーが所有する二ヘクタールの休耕地に放し、八人で世話する。
生まれる子牛は生後九カ月まで育て . . . 本文を読む
農作物を食い荒らすサルやイノシシを里に寄せ付けないようにしようと、滋賀県日野町鳥居平の農業、奥村俊治さん(57)方の放牧地に14日、ヒツジ2頭が放たれた。ヒツジを見に来る人が増えることで、サルなどの出没減を見込む新たな獣害対策だ。将来的には、近所の子どもたちを集めて、ヒツジの毛を刈る様子なども見せたいという。
同地区は山に囲まれた農村集落。奥村さんは10年ほど前から、サルやイノシシに田んぼや . . . 本文を読む
舞鶴 獣害防止へ放牧始まる
京都府舞鶴市西屋と河辺中にまたがる休耕地で15日、牛の放牧が始まった。地元の「かわべ牧場組合」(志楽光男実行委員長)の取り組みで、イノシシによる農作物被害や農地荒廃を防ぐのが目的。
山間地で農家の高齢化が進み、相次いで出没するサルやイノシシ対策が課題となっている。昨年に続く実施で、府畜産技術センター碇(いかり)高原牧場(京丹後市)から雌牛4頭を借り受けた。
午 . . . 本文を読む
飼料高が長期化しそうだ。このままでは、多くの畜産経営は廃業に追い込まれる。ひいては、わが国から畜産が無くなりかねない。輸入飼料に依存しない国内での粗飼料生産の増強や放牧なども本格的に導入すべきときにきている。特に粗飼料を必須とする肉用牛経営では、主品種の黒毛和種だけでなく、放牧に適した品種の振興にも力を入れたい。問題となっている耕作放棄地の解消にもつながる。
肉用牛経営は、黒毛和種の肉質追 . . . 本文を読む
野焼きを終えた阿蘇地方の原野ではきょうから牛の放牧が始まりました。
阿蘇市一の宮町の町古閑牧野組合では、農家の人たちが、冬場を畜舎で過ごした牛をトラックで連れてきて、野焼きを終えて緑を帯び始めた原野に放しました。
畜舎生活から広大な原野に放された牛たちは、喜びを全身で表すように駆け回ったり、牧草を食べたりして、およそ3か月ぶりの広い原野を満喫していました。
この原野では、これから年内いっぱい . . . 本文を読む
サルやシカの出没に悩む東近江市の愛東外町と永源寺高野町は昨年8月から県、市の補助で、サルがひそむ雑木林や竹やぶを伐採する里山整備事業に取り組んでいる。見晴らしが良くなったことでサルの出没がほとんどなくなり、7日には愛東外町の伐採地に下草管理と癒し効果を目的にヒツジ2頭が放牧された。
両地区ともサル、シカに麦やブドウを食い荒らされるなど農作物被害は深刻だった。市は集落周辺の里山が荒れ、サルなど . . . 本文を読む
ダチョウや羊などの動物を放牧することで、猿による農作物被害を防ぐことを研究してきた滋賀県農業技術振興センターは、猿害対策に有効なのはヤギだけ、という最終結果を取りまとめた。猿が出没すると近づくのはヤギだけ。しかもヤギが20メートル圏内に入ると猿は逃げた。同センターは「近づいてくるヤギを猿が警戒するようだ」と説明する。
全国的には獣害対策として牛の放牧が盛んだが、同センターの調べで、猿には効果 . . . 本文を読む
柿やタケノコの特産地として知られる京都市西部の西山地区で、サルやイノシシの作物被害を防ぐため、京都市は新年度から、山林と農地の間に電気を流した柵を並べ、周辺に牛を放牧する「緩衝地帯」を設けて農地に野生動物が近寄りにくい状況をつくる実験を始める。市内では初の試みで、市は「農業振興と里山再生につなげたい」と成果に期待している。
市農林振興室によると、西京区大枝、大原野地域には柿とタケノコの生産農 . . . 本文を読む
耕作放棄され、草が伸び放題となった農地で、ヤギが駆除に一役買っている。和歌山県有田振興局農地課が、広川町西畑の農地で放牧、雑草や枯れ草をきれいに食べている。
高齢化や後継者不足のため、耕作が放棄されたり、維持管理が行き届かなかったりする農地が増えており、動物に雑草駆除を手伝ってもらうことにした。昨夏、有田川町内の農地で2頭の牛を放牧。ある程度の成果はあったが、今回は、牛よりも枯れ草をよく食べ . . . 本文を読む