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複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

五次元という考え方について (認識論)2

2023-04-09 | 5次元宇宙に生きる(心)

のしてんてん宝石ふうゼリー(キャンバスに鉛筆)

 

 

思考世界はいくつかの柱で成り立っています。

その柱がなかったら頭の中は見たままの光があるだけで

見えるものの姿を何一つ形あるものとして理解できないでしょう

それは赤ちゃんの見ている世界と同じなのです

成長するにつれて赤ちゃんの意識の中に

認識の柱が建てられていきます

その柱のことを概念と呼ぶと・・・

 

 

五次元(新たな認識能力)について

 

第二章 これまでの認識のかたち

 

 

(認識=感覚+知覚)

認識とは意識の中に世界を思い描く働きをする。

その認識は五感による感覚から始まる。

認識の世界はそこから広がっていくのであるが、それは知覚の働きなのである。

知覚とは知識の母体ともいえるのだが、生まれて間もない赤ちゃんにはない。

五感に頼る赤ちゃんが、体験と育みに包まれて知を芽生えさせる。

その知は「何?」という問いかけによって、巨大な知の樹と

なり、あるがままの世界を認識するようになるのだ

つまり認識とは感覚と知覚に因っている。

世界を実感する能力なのである

 

(概念=認識能力)

知覚は頭脳の中に思考世界を広げていく。

しかし思考が世界を作り上げるためには秩序が必要である。

そうでなければ思考は意味なくプラズマのように働くだけだろう。

例えば

「前」と「後」という秩序がプラズマの世界に一本の道を出現させる。

同じように

「右」と「左」という秩序が、一本の道の左右に広がりを作る

「上」と「下」という秩序が道の上に空を描き出す。

このように、混沌とした世界を認識し、思い描くためには

世界に秩序を与えなければならないのである。

この秩序のことを概念と呼ぶ

概念とは思考に秩序を与えるものであり

それゆえに概念とは認識能力とも

言えるものなのである

 

(三次元空間)

①道がまっすぐに続いていく。②水平線が延々と広がり。③空はどこまでも高い。

この認識の基準を概念と呼ぶ。

この三つの概念があって初めて空を飛ぶ鳥を理解し、思い浮かべることができるのである。

三次元と呼ぶのは、縦・横・奥行の三方向の広がりを概念として持っているという意味で、

三次元の認識能力によって私達は空間を理解するのである。これを三次元空間と呼ぶ。

三次元空間というのは、私達が持っている空間認識の力を表したものだといえよう。

もし縦の概念がなければ、私達は空や地下の世界には気づかないだろう。

二次元思考では平面の広がり以上の世界を思い描けないのだ。

つまり概念の数によって思考世界は、広がりもし、

狭まりもするのである。

このように認識の大きさは、使う概念の数で決まってくる。

つまり概念とは実在するものではなく単に認識能力と言っていいのである。

概念は認識能力であるから、私達が実際には確認できないところにまで認識を及ぼすことができる。

つまり概念は、私達に無限の果ての果てまでも世界を想像させてくれるだろう。

三次元空間という認識世界は、三方に無限の広がりを持つ宇宙空間としてイメージすることができるのである。

図は三次元を表している。

三つの概念によって現在地に立ったままで、自分を取りまく空間の広がる様を思い浮かべることができる

 

 

(時間の概念)

空間の概念が、三次元の認識世界を作り出すのだが、それだけでは世界は動かない。

動かないというのはもちろん正しくない。正しくは動きを認識できないという意味である。

世界は刻々と変化している。その変化を認識するために私達は時間の概念を身に着けた。

時間の概念によって、私たちは世界の変化を時間として、イメージの中で扱えるようになったのだ。

つまり世界を時間と共に認識できるようになったのである。

時間の正体は、世界の変化なのである。

しかし時間が物質のように存在するのではない。それは変化という概念なのである。

概念という以上、時間とは実在するものではなく、世界を秩序付けるものさしという意味なのである。

変化を秩序付けるものさしとは、時間=(過去・現在・未来)である。

ちなみに三次元のものさしは、奥行=(後・現在・前)

広がり=(右・現在・左):高さ=(下・現在・上)

と、まったく同じ構造をしているのがわかるだろう

これが概念といわれるものさしの姿である。

 

この時間の概念によって、

認識世界が過去から未来に向かって移動する。

すなわち世界の変化が認識可能となったのである。

 

 

(四次元の認識世界)

四つの概念を手に入れた私達が思い描く認識世界は、

三次元世界では思いも及ばなかった巨大な世界となったのである。

認識は現在を中心にして、過去と未来に拡がった。そしてそれに倍する煩悩。

宇宙に浮かぶ天体からは 、何億光年の過去と未来を認識することができるのである。

この四次元認識の下で、人は生前や死後さえも認識出来るようになったのである。

もちろん分からないと言いう恐怖や不安、期待と希望を伴いながらのことである。

時間の概念は私達に社会の発展と、個人の無常観を生み出した。

富と共に心の貧しさは極まったと言えるかもしれない。

これが私達の認識世界といえるのである。

 

(苦の発生)

時間の概念は不安や後悔など、苦悩を生み出す原因にもなっている。

なぜそうなるのかは「変化」を考えればわかってくる。

つまり変化(時間)とは物質を主人公にした概念だからである。

それは本質が物質にあるという考え方を私達に植え付けたのだ。

この体が変化し消え去るのは老と死であると認識するのは当然のことであろう。

自分の心を探ってみてほしい。

欲望や苦と呼べるほとんどすべてのものは、時間の概念が作り出しているとわかるだろう。

 

(救済の努力)

四次元思考の隙間に生まれた苦からの救済は

科学発展の裏側で脈々と続けられてきた。

その努力の学ぶべき部分を見ておくことも

四次元の認識世界を語る上で重要であろう。

心の救済である。

心の内側からの救済は

宗教のみならず、芸術や武術など

多岐にわたるが、救済に至るベクトルは

皆同じ方向を向いているのである。

すなわちその向こうにに

五番目の概念が

示唆されて

いるの

 

(四次元のすすむ道)

 

思考世界の大部分は、このたった四つの概念で成り立っている。

世界を認識して行動規範を作るその最小単位が我であり、我の数だけ欲望と幸せの数がある。

争いはただそれだけのために起こっている。

混乱した四次元世界の実相は

四つの概念で観ている

世界観なのである。

 

もう一度言おう

概念とは実在するものではない

人類が発見したもの

秩序立てた

世界の観方

に過ぎない

 

つまり

概念は

まだ新たに

発見する可能性があるということだ

 

 

次回予告、

(第三章、五次元の認識能力)

新たな認識能力とは何なのか

四次元思考から次元を超えて五次元の認識世界を構築するという

スケールの概念を、俯瞰します。

 

 


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2 コメント

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Unknown (桂蓮)
2023-04-14 03:42:59
10年か前に、
意識とは何かが学術的に知りたくて
検索していた時がありました。

みんな自己流で、理論も理屈ぽく
観てて、読んでいて
退屈してましたね。

イメージ性が欠如していたからでしょうね。

のしてんてんさんは
そのイメージが精密で
砕いてまた再構成されているから
イメージの流れが見えてくるような気がします。


うちの夫、意識とか無意識とか
全く関心がないので、
たまに、ドライブ中に
のしてんてんさんのPerspectiveを説明してあげたりしています。
おほーなるほどとか言ってました。


追伸:添付された過去の記事にリンクしてみました。
まさに的確な指摘でした。
私は手術しないと回復期待できないレベルなので、
もうバレエ今年中には無理かもです。
絶望中です。
ありがとうございます (のしてんてん)
2023-04-14 12:03:07
私の認識論も全く自己流で、それが正しいのかどうかを長い間疑っていた時期がありました。今思えば正しいものは自分の外にあると思い込んでいたのでしょうね。
間違いを恐れるあまりに、つい外に正しいものを求めてしまうのだと気づいたのです。
だから私の論理がわかりやすいと言っていただけるのはうれしいです。論理の中に自分が分かってもいないで外から取り入れたような不純物が少なくなってきた証だと思うからで^す^。^

間違いも、正しいことも自分の中にしかない。だから間違いを恐れず自分を見続けようと続けてきた結果行きついた今回の連載です。よけいにうれしいです。

腰痛のこと、十分用心なさってください。
まず身体ですから、身体を大切になさって絶望の裏側にある希望に目を向けたら、必ず動き始めるエンジンを桂蓮さんは持っておられると、信じております。

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