昨晩の皆既月食は曇りで全く見えないものと諦めていましたが、20時半頃念のため外に出てみるとあれほど厚かった雲が少しずつ消え、月が綺麗に見え始めました。慌ててカメラや赤道儀を庭に出してなんとか部分食が始まる21時45分に間に合いました。
23時5分の皆既が近づくにつれ満月で明るかった天空も地上も次第に光を失い始め、同時に月の周りにたくさんの星々が見え始めました。望遠鏡に低倍率のアイピースを装着して見る皆既中の月の周りには沢山の微光星が宝石のように輝いていました。カメラではその様子をどうしてもお伝えできないのがなんとも残念です。
肉眼で見た月の色は皆既月の形容としてよく言われる赤銅色というよりも黄色に近い感じがしました。