明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

生き残りをかけた外国人枠

2014-07-31 08:48:00 | 2014年
7月30日(火) マツダ
広島 9 - 2 中日
○バリントン(8勝7敗)、永川、中崎
本:菊池(6号)、梵(5号)

 
 ヒースの加入にウカウカしていられない状況になったバリントン。一部ではキラを落として、エル、ミコ、バリ、ヒースの4人体制でいくという報道もあるが、とにかくここで醜態をさらしてしまうとバリとキラが入れ代わることだった十分あり得る。ヒースがいかほどの者かはわからないが、当面はバリとキラの一騎打ちになりそう。

 
 そのバリントンは立ち上がりから不安定。中日の足攻で1死からヒット、盗塁、タイムリーで簡単に先制を許す。ただ続くピンチを切り抜けるとその後は再三ランナーを出したりとピリッとはしなかったが6回までに94球を要しながら初回の1点に抑える。

 その苦しいバリを打線が序盤に大量援護。3回に菊池、梵にそれぞれ3ランが飛び出す等打者11人8安打7得点で一気に逆転。4回にはキラが追加点となる2点タイムリーを放ち試合を決める。
 
 バリは悪いなりに6回1失点。一方キラは1安打2打点。イーブンか若干バリに軍配といったところか。チームの方針か監督の病気かどうかはわからないがとりあえず雇ってきた外国人はとことん使い続けるカープ。8月上旬から中旬に1軍デビューと言われているヒースだが、仮に悪いピッチンングでも今までの傾向から3、4試合は確約されている。理想はヒースがつけ入る隙がないくらい2人が活躍してくれればいいのだが…。


47勝41敗1分

中田の起用法

2014-07-30 10:29:56 | 2014年
7月29日(火) マツダ
広島 1 - 3 中日
野村、H一岡(2勝2S14H)、Hミコライオ(1敗17S6H)、●中田(7勝4敗12H)
本:丸(14号)


 このブログでも再三再四触れてきたように心配していた前半戦の中田、中田また中田の起用がここに来て嫌な形で的中。登板すれば失点すると言うパターンが続いており、疲労から調子を落としているのは明らか。それでも野村監督は中田に対し、「信頼している」と。確かに中田の今シーズンの活躍ぶりを見てみると信頼に値するピッチングをしている。ただ、信頼しているからと言ってこれまで通り中田の起用を続けるともっと痛い目に合う。一度疲労回復に徹して休ませてほしい気もする。確かに戦力から外れるのは痛いがシーズンは今年だけじゃないし彼の野球人生も今年だけじゃない。一度どん底に落ちたら調子が戻るのにどれくらい時間がかかるのかということは今村で学んでいるはず。中田を潰さないためにも今一度考え直してほしい。


 試合は今シーズンのベストピッチングともいえる野村の好投。2回に1失点した後は7回までパーフェクト。テンポ、制球とも抜群。
 ただし、好調の打線が今日は機能せずに丸のHRの1点のみ。チャンスがなかったわけではなく、2回と7回にはそれぞれ満塁のチャンスを作るもあと一本が出ず。3回1、2塁のチャンスにはセカンドランナー菊池がキャッチャ―が少しだけはじいたの見るや否やサードを狙うがタッチアウト。直後に次のセカンドランナー丸がワンバウンドの投球でサードを狙うがこれまたタッチアウトと自らチャンスを潰す。
 朝倉は先日の福井同様荒れ気味の投球が功を奏し、カープ打線が攻めあぐねる間にあれよあれよといってしまった。


 今シーズン負けなしの延長戦に突入したが、10回に中田が松井に被弾しここまで。上記の野村監督の発言につながる。


46勝41敗1分

復活なるか?福井優也

2014-07-27 22:23:33 | 2014年
7月27日(日) マツダ
広島 6 - 1 阪神
○福井(1勝1敗)


 開幕直後に大瀬良、九里のルーキーコンビは未知数なので長いシーズンの中で必ず福井や戸田の力が必要な時が来ると記したが今がまさにその時。先発陣が長いイニングもたず中継ぎに負担がかかっている。今シーズン2試合目の登板である意味背水の陣で挑む福井は試合を作ることはもちろん、炎天下の2軍で培った体力で中継ぎ陣の負担軽減にも貢献したい。


 その立ち上がり。その期待を裏切るかのように2本の長打で6球で先制を許す。さらに1死1、3塁のピンチを招くがここでマートンをダブルプレイに打ち取り最少失点で切り抜ける。
 打線は2回に援護。キラ、田中、木村がいずれもライト前ヒットで満塁にすると会沢が押し出しの死球でまず同点。2死になってチャンスが潰れかけたかに見えたが菊池がライト前ヒットで2者生還、さらに本塁への送球が逸れている間に1塁ランナーまで帰ってこの回4得点で逆転。

 中盤5、6回にも1点ずつ取り阪神を突き放す。こうなると注目は福井のピッチング。2回こそ3者凡退に抑えるがそれ以降は毎回ランナーを許すが要所を締めて2回以降無失点。8回裏には打席に立ち9回のマウンドが約束されると最終回も1人走者を許すが124球目をピッチャーゴロに打ち取り完投勝利。


 福井は9安打を許し、2つの死球を含み四死球は4。それでもランナーを返したのは初回のみ。そもそも福井に「ストライクを投げろ!」は無理難題。これまでそれが福井の投球の手かせ足かせとなっていた。福井には「四球を出しても良いから腕を振れ」が最も効果的な指導法なはず。今日も2つの死球以外にも荒れ球でバッターを仰け反らす球が何球かあったがそれがかえってバッターを踏み込ませない投球に繋がった。もともと球威はあるのでそのピッチングができればスマートなピッチングは無理にしても、試合は今日のようにつくれるはず。
 投手は10人いれば10人とも技術も性格が違う。であれば指導法も一律でなく10通りが必要。首脳陣も今日の福井のピッチングを見れば今後どう育てていくかそれがわかったはず。
 また福井も先日の戸田同様にこれで「次」の挑戦権は得たので、とにかく次回登板が大事。掴みかけたチャンスをもう手放さずこのまま1軍に残ってほしい。
 福井は約2年ぶりの勝利。3年ぶりの「完投勝利」。


46勝40敗1分

鮮やか!ツーランスクイズ

2014-07-26 23:11:46 | 2014年
7月26日(土) マツダ
広島 7 - 5 阪神
大瀬良、H中崎(1S1H)、H一岡(2勝2S13H)、○中田(7勝3敗12H)、Sミコライオ(1敗17S5H)
本:ミコライオ(33号)


 先発大瀬良は立ち上がりから大乱調。打者8人で4本の長短打を浴び3失点。ただし、前日カープが藤浪を攻めきれなかったのと同様に、阪神からしたら3点を取った後の1死1、2塁で得点できなかったことで大瀬良に立ち直りのきっかけを与えてしまった。

 カープは直後にエルのタイムリー、2回には堂林のタイムリー、3回にはエルのタイムリーで追いつくと相手のエラーも絡んで1点勝ち越し。

 2回以降立ち直った大瀬良だったが4回マウンドに上がった際に体のつりで緊急降板。急遽マウンドに上がった中崎だったが4、5、6回を無失点に切り抜ける。7回を一岡で繋ぐとその裏にはエルの一発で2点差とし、勝負あったかと思われたが、8回登板の中田が誤算。
 2死を取った後に新井にヒットを打たれると昨日マエケンの失投をものの見事にレフトスタンドに運んだ上本に一発を浴び同点とされてしまう。


 振り出しに戻った試合は直後の8回裏、カープは鮮やかな攻撃を見せる。先頭の会沢がヒットで出塁すると送りバントのために出てきた代打木村は四球を選んで無死1、2塁。ここで2塁ランナーは赤松に交代し福原にプレッシャーをかける。堂林はきっちり送って1死2、3塁とし、バッターは菊池。その3球目、1塁へセーフティスクイズ。1人生還し、打者の菊池も1塁セーフ。さらに相手一塁手がもたついている隙を突いて2塁ランナー木村もキャッチャーのタッチをかいくぐる好走で一気にホームを落とし入れる。鮮やかな2ランスクイズが決まり試合を決する。
 

45勝40敗1分

逆転負け

2014-07-25 23:54:27 | 2014年
7月25日(金) マツダ
広島 3 - 4 阪神
前田、●河内(1敗)、中田、永川
本:田中(6号)


 またしても、不可解人事。ここにきてカープは外国人投手・ヒースを獲得。バリントンの調子が上向かないので先発の方向で獲得にこぎつけたという。この記事を見て頭を一番によぎったのは「バリントンは今年いっぱいだな」と。
 確かにバリントンは確実に調子を落としているが、これまで4年間で積み上げた勝ち星は38。練習に取り組む姿勢も評価されカープでは異例の複数年契約を結んでいたが、今シーズンオフにはそれがきれる。コンスタントにローテーションを守れ、また中4日にも対応できる投手が他にいるかと言ったら答えはノー。その投手を差し置いてまで得体のしれない外国人を獲得するくらいなら、2軍でくすぶっている投手の底上げに力を入れた方が将来のためにも良い。
 サファテの時もそうだったが、来年縦縞あたりのユニフォームを着てバッタバッタとカープ打線を翻弄するバリントンの姿がよぎってしまった。


 先発マエケンはこの先、週末阪神、巨人、阪神と上位2チームとの対戦が組まれているため、毎週金曜日の先発指令が出ている。先日の中5日宣言はなんだったのかと思ってしまうが、結果的にはこの方が良い。ただ、だからこそマエケンの登板の日には是が非でも勝ちたいところ。滑らせてしまうとすぐ後ろには中日がいるので足元をすくわれないようにしたい。


 その試合は打線が初回にマエケンを援護。キラ、田中の連続タイムリーで先制。ただ、なおも満塁のチャンスで得点できなかったことで藤浪に立ち直りのきっかけを与えてしまった。
 マエケンはその後1点を失うが6回には田中のHRで3-1とし優位に試合を進める。

 しかし7回。ランナーを1人置いて上本に粘られたあげくレフトスタンドに放り込まれる。この時すでに120球を越えていたのでおそらくこの回までということでなんとかあと1人我慢してほしかった。

 マエケンで悪くした流れは止められることができず8回には河内が左の鳥谷にヒットを許すと代わった中田も抑えることができず今成に勝ち越しタイムリーを浴びここまで。


 確かに阪神には勢いがあるが勝てそうな試合だけにもったいなかった。
 

44勝40敗1分

守りから!

2014-07-23 23:24:53 | 2014年
7月23日(水) 神宮
広島 4 - 2 ヤクルト
戸田、永川、河内、中田、Hミコライオ(1敗16S5H)、○一岡(2勝2S12H)、S中崎(1S)
本:田中(5号)、丸(13号)


 前回登板でプロ初勝利を手にした戸田。ローテーションの一角を担えるかどうかをうらなううえで大事な一戦。あわせてここから先、最低限2勝1敗ペースは維持していきたいチームにとっても今日の勝敗は再び勢いを得るか否かの一戦。


 先制はヤクルト。初回にバレンティンに犠牲フライを浴びる。しかしカープは直後に田中の一発で追いつくと、2回以降落ち着きを取り戻した戸田は5回まで2つの四球を与えるがノーヒットピッチング。
 しかし、6回1死から再びバレンティンに右中間スタンドに運ばれ勝ち越しを許す。さらに1、2塁のピンチを招き、ここで永川にスイッチ。代わった永川が中村にライト頭上へ運ばれるがここでビックプレイ。ライトの中東がこの打球を好捕すると完全に超えたと思ったランナーが帰塁できずに1塁へ送球しダブルプレイ。

 8回には1死2塁のピンチでレフトへの打球をエルがダイビングキャッチ。これで流れを掴むと試合は1点ビハインドのまま9回の攻撃。先頭の丸が昨日に続く2試合連続のHRをレフトスタンドに運び同点に追いつく。その裏には再び中東がライトフライをファインプレイ。
守備面から流れを掴んでいく。

 延長11回表。簡単に2死を取られるが途中出場の赤松がセンター前ヒットで出塁すると続く田中の初球に盗塁を決める。1ボールからの代打廣瀬が敬遠気味の四球で1、2塁とすると、前の勝ち越しの場面で凡退した会沢がしぶとくライト前へ。ライトは前進守備をしていたが2塁ランナーの赤松の足が一瞬先にホームベースに入り勝ち越し。さらにこちらも途中出場の木村もタイムリーで続き勝負あり。


 カープは今シーズン延長戦9戦負けなし。何よりもディフェンス面から流れを掴んだことは褒めたい。本塁打数は現在1位でやたら打撃が目立っているようだが、あくまでそれに至るまでに守備面がしっかりしていくことが肝心だし、開幕直後はそれで勝ってきた。
 相手が巨人だろうが阪神だろうがこのスタイルは続けてほしい。


44勝39敗1分

一発攻勢

2014-07-22 23:19:58 | 2014年
7月22日(火) 神宮
広島 7 - 4 ヤクルト
バリントン、一岡、H永川(1勝3敗13H)、○中田(6勝3敗12H)、Sミコライオ(1敗16S4H)
本:堂林(5号)、廣瀬(2号)、エルドレッド(31、32号)、丸(12号)


 昨日から後半戦がスタート。カープは黒星発進となってしまったが、またしても不可解な出来事が勃発。それは倉の登録抹消。倉は投手を気持ちよく投げさせることに専念し、チームの窮地を救った。倉の昇格ががなかったらカープはもっと落ちていたかもしれないと言ってもいいくらい。
 石原の怪我が癒えたことに伴う処遇のようだが、これから後半戦勝負の大切な時期にキャッチャー2人体制では厳しい。会沢に関しては打撃重視ということであろうが、はっきり言って石原の打撃はかなり劣ってしまう。例えば、石原が先発マスクを被った場合に大事な場面で石原に打席が回ってきても簡単には代打を送れないと状況が出てきそうだ。かといって、会沢には常時スタメンで投手陣を引っ張っていくにはまだ荷が重い。
 もっともそう考えなくても良い試合運びがこの先ずっとできれば問題はないが…。
 

 今日の試合。カープは5本のHRで勝利。堂林の先頭バッターHRを皮切りに一度はヤクルトに2-4とされたが7回に廣瀬の一発で反撃の狼煙。続く8回にはエルが同点弾。延長に入ると10回に丸に決勝2ラン。続くエルは2打席連続弾で勝負あり。


 このサヨナラ劇の前の9回裏。この回マウンドにあがった中田は先頭バッターにヒットを浴びサヨナラのランナーの出塁を許してしまうが、続く代打の荒木の送りバントがキャッチャー前のゴロとなり2-6-3のダブルプレー。このワンプレーで完全にカープに流れがきた。ある意味ヤクルトにもらった勝利といっても良い。
 

43勝39敗1分

後半戦黒星発進

2014-07-21 21:56:50 | 2014年
7月21日(月) 神宮
広島 2 - 3 ヤクルト
●野村(4勝4敗)、フィリップス
本:エルドレッド(30号)


 先発野村は立ち上がりから不安定。2回に先頭バッターの四球からエラーも絡んで長短打を浴び一挙3失点。その後立ち直り3~6回までノーヒットピッチングだっただけに実にもったいなかった。


 打線はヤクルト小川からチャンスを作るも決定打が出ず。やっと得点したのはカーペンターに代わった8回、エルの2ランで反撃するもここまで


42勝39敗1分

初勝利!

2014-07-16 22:48:28 | 2014年
7月16日(水) マツダ
広島 11 - 7 DeNA
○戸田(1勝1敗)、H永川(1勝3敗12H)、Hフィリップス(1勝1H)、H中田(5勝3敗13H)、中崎、ミコライオ
本:キラ(9号)、エルドレッド(29号)



左端を縦に読んでいくと…


 今日の注目は何と言ってもコレ。高橋慶彦氏カープ中継の解説に初登場。何をしゃべるかはもちろんのことだが、それより何よりもTV局が球団の了承なしに勝手に解説者を招くのはご法度と聞く。ということは、慶彦氏のゲスト解説に関してある程度球団もわかってのことだと思えば金本や西山も含めて少しだけ将来に期待できる気がする。


 試合は今日も長いダラダラゲーム。打線は効率的で17安打で11得点。先発戸田は小気味よいピッチングで4回までは0に抑える。しかし、落とし穴は初勝利が見えた5回。筒香に3ランを浴びるなど一挙4失点で同点に追いつかれる。戸田は5回4失点で降板。
 しかし直後に打線が援護。満塁のチャンスで会沢のタイムリーと鈴木のサードのエラーを誘う強烈な打球で2点をもぎ取り勝ち越し。戸田に再び勝ち投手の権利が発生。
 その後は追加点を重ね逃げ切り。戸田は嬉しい(?)プロ入初勝利。


 内容はともかく戸田の勝利に「ん~。戸田がね~。勝ちが見えて意識したのかな~。4回までは評価しないといけないね。」 
 当然意識もするでしょう。ここは言いたいことは我慢して「今回は打線に助けられたから次はもっと長いイニングを投げてほしい」くらいのことを言って気分を乗せてあげれば良いのに。ここらあたりの選手の乗せ方が下手くそだな。
 もちろん監督のことです。


 一方慶彦氏は解説の中で本日1番目立った選手に挙げたのが、野村監督が酷評した戸田。打者のインコースの制球の精度を上げるともっと楽に投げれるだろうと。


42勝38敗1分

どこにむかっている?

2014-07-16 10:54:17 | 2014年
7月15日(火) マツダ
広島 7 - 10 DeNA
●九里(2勝5敗)、池ノ内、今井、河内、永川


 前日の監督の堂林の後逸に対するコメントに違和感。「捕っていればだけど、たらればはつきもの。(直後の打席で)ヒットも打ったし良かった。」

 前日にも書いた通り「たられば」がつきものなら、「廣瀬がライトに入っていれば…」と思わざるを得ない。
 そして、今日の試合もその堂林が1番ライトでスタメン。寵愛起用もここまでいけば拍手もの。そして結果はというと、5タコで4三振。さらには前日と同じようにライトへの打球を後逸。前日同様2点を献上。ここまでくると憐れに思えてきて見てはいられない…。

 そもそも指揮官はこの選手をどう育てたいのか全く見えてこない。1番というタイプでないのは誰もが認めるところ。2番菊池、3番丸という流れを崩したくないのはわかるが、あとは固定されないメンバーでのやりくり。当然1番も固定できない。左投手の場合は梵だったり、小窪だったり、廣瀬だったりを起用するので、消去法的に堂林が1番に「居る」だけ。
 その方針は守備にも言える。サードなのかライトなのか、それともサードが難しいなら、外野手なら誰でもこなせると簡単に思っているのかはよくわからないが、これでは廣瀬をはじめとした元々の外野手に対しても失礼。そもそもサードは彼には困難。バッティングに集中させるためにも早い時期から外野一本で行けばよかったのに、サードにこだわり続け、今さらサードは難しいから「はい、外野」と言っても、キャンプからサード中心に練習をしてきて、シーズンに入って簡単に対応できるものでもない。守備にセンスがある選手ならまだしも全くセンスがない堂林には無理。そう考えれば堂林も可哀想にも思えてくる。
 まだ遅くない。今シーズンは無理にしても秋のキャンプからは徹底的にライトを守らせるべきだ。


 そして、その堂林の寵愛起用の煽りを一番にくらっていると言っても良いのが小窪。今シーズンの働きには頭が下がる。11日の中日戦で3安打、翌日もヒットを放つなど、今年はここまで打率.314、得点圏打率は.412。代打でも良い成績を残している。今は絶好調と言っても良い。しかし、DeNA戦になってからは右投手が先発と言うことでスタメン落ち。
 それでも代打で登場したこの試合も2-10とビハインドの展開で満塁の走者を一掃するタイムリー2塁打。シーズン序盤には「全員で戦う」と言っていた野村監督だが、言っていることとやっていることが全くマッチしない。


 さて試合はカープのダラダラぶりにDeNAもお付き合い。本来ならDeNAももっと楽に勝たなければいけない試合にもかかわらずカープに3点差まで迫られる展開。似たり寄ったりといったところか。前日も5時間40分、この日も30分の中断があったとはいえ4時間40分とチンタラ試合。見ている(聞いている)方がつかれる。

 
 カープは9回裏、1点を返してなおも1死満塁のチャンス。ここでピッチャーは三上からサウスポーの林に交代。バッターは田中。いつもの野村監督なら廣瀬あたり(右バッター)を代打に送るはずだが、ここでは送らずに田中をそのまま打席へ。結果はセカンドゴロゲッツーでゲームセット。
 個人的には結果は最悪だったがこの起用法に問題はないと思う。が、野村監督がこれまでやってきた野球という見方をすればまず間違いなく代打と言う場面。信念が見えない采配、いったいどこへ向いているのやら…?
 


41勝39敗1分

楽に勝たないと…

2014-07-14 23:02:08 | 2014年
7月14日(月) マツダ
広島 5 - 5 DeNA
大瀬良、永川、中田、Hミコライオ(1敗15S4H)、フィリップス(1勝)、今井


 残塁、残塁また残塁…。
 カープは4番のエルが大ブレーキ。初回2死2塁、3回2死1、2塁、6回1死2塁、9回2死満塁、11回1死1、2塁、12回2死1、2塁のサヨナラ機でいずれも三振。バットに当たりさえすればという場面もあったが、これらのチャンスで一本出なかったのが痛かった。エルの凡打も含めてカープが数えた残塁の数は「17」。後半は完全に押し気味の展開だったが決定打が出ず。

 延長12回表2死1、2塁のピンチでカープの外野陣は1点もやらないシフトで前進守備。そして金城の放った打球はライト前へ。完全に3塁ストップの打球であったが、この打球をライトの堂林がまさかの後逸。2人のランナーをホームに返してしまう。

 解説の高橋建は「もともと外野手ではないので仕方ない」というニュアンスの発言をしていたがそこはプロなんでそれは理由にならない。もっともこういうリスクを負いながらも「お気に入り起用」し続けている方に問題はあるが。
 高橋建は12回裏に先頭バッターとして登場した代打・廣瀬のところで「タラレバではあるがライトが廣瀬だったらこんなことはなかった。12回まで廣瀬をベンチに置いていたのがもったいない」とも。これには全くの同感だ。


 こうなれば完全にDeNAの勝利かとも思われたが最終回にカープも反撃。2死2、3から菊池がライトへ2点タイムリーで同点。菊池は9回2死からも同点打を放っており今日は2度窮地を救う。その後丸が今日5つ目の四球を選びサヨナラの場面を作ったが前述の通りエルが三振でゲームセット。


 大量得点で勝っても良い試合が引き分け止まり。試合が終わったのは23時40分、ただただ疲れる試合だった…


41勝38敗1分

こちらもプロの壁

2014-07-10 12:47:30 | 2014年
7月9日(水) 甲子園
広島 5 - 6 阪神
●九里(2勝4敗)、河内、今井、戸田、中田

 
 先発の九里はテンポも悪く、自慢の制球力もなく、散々なマウンド。大瀬良同様こちらもプロの壁にぶち当たっている。大瀬良と九里に関してはシーズンが始まる前から首脳陣、ファン、マスコミを含め過度の期待がかけられていた。開幕直後に記した通りまだプロでの実績がないのに期待度の方が大きく必要以上に「大竹の穴」と言われ、プレッシャーもあっただろうが、その中ではよくやっている方。とは言え投手陣が崩壊の今、前半の残り試合の中で抹消はできないだろうから、オールスター期間をリフレッシュに専念してほしい。

 ただ、1つ技術的なことで気になるのが大瀬良のピッチングフォーム。肘の出どころが低い。あれで150km近い球を投げているのでそれはそれですごいことだが、肩肘壊さないかと不安を感じてしまう。


 さて試合は負けパターンの典型。四球にエラー等の凡ミスのディフェンス面で自滅。前半戦にしっかりできていたことがここ最近はできていない。「打線はミズモノ」と言うが1つ噛み合わなくなると落ちるのは早い。現に先日まで打ちまくっていたロサリオは気づくと不調に陥り2軍行き。と考えるとやはり守備からリズムを作ることに期待したい。そうやって前半戦を勝ってきたのだからできない訳がない。
 ここにきての連敗は痛いがなんとかオールスターまでをなんとか乗り切ってほしい。


40勝35敗

プロの壁?

2014-07-09 12:13:04 | 2014年
7月8日(火) 甲子園
広島 1 - 3 阪神
●大瀬良(6勝4敗)、河内、今井、今村

 
 今年初めて試合開始から終了まで1秒もラジオも聞かなければ、TVも見なかった。したがって内容についてはノーコメント。ただ、長い回を投げれなかった大瀬良は壁にぶちあたっているようだ。

 
40勝34敗