明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

逆転、逆転、また逆転

2014-07-02 10:40:32 | 2014年
7月1日(火) マツダ
広島 7 - 8 巨人
大瀬良、今村、●中田(4勝3敗11H)、河内、永川
本:エルドレッド(26号)、丸(10号)

 
 ペナントレースの勝負どころはまだまだ先だが、優勝するには必ず叩かなければいけない相手。後半戦を見据えてみても開幕後とは別チームのような巨人との戦いは重要な3連戦になる。しかし、ここに来て先発陣の早めの降板、登板過多による中田の不安定感や久本の肘痛(長期離脱)など投手陣には不安要素が多い。


 その大事な一戦の先発は大瀬良。7、8回まで投げてもらって優位に試合を進めたいところであったが初回に村田に2ランを浴び先制を許す。
 その後、カープ2回にエルの一発で迫ると、次のイニングで坂本がお返し弾でつきはなし。4回には連打と相手のエラーも絡んで同点にすると、次のイニングに2点奪われ再び2点差。
7回、丸の同点2ランと小窪のタイムリーでこの試合はじめてカープが勝ち越し。展開的にも勝負ありかと思ったが、次のイニングに不安要素のあった中田が坂本に逆転3ランを浴びてまたしても2点差。最後は1点返したが反撃はここまで。乱打戦を制したのは巨人。カープは得点した次のイニングで必ず失点。1点取れば1点返され2点取れば2点返され3点取れば3点返される…。結局初回の2点が痛かったということか。いずれにしても投手陣の不安要素を露呈した形になってしまった。

 
 ただし、本当に痛かったのは4回の攻撃。無死満塁と菅野を攻めロサリオの2点タイムリーの後、さらに無死1、2塁のチャンスで田中はセンターフライ。これが一番痛かった。続く木村はセカンドゴロでゲッツーは免れたが2死1、3塁。バッター倉のところのカウント1-1からの3球目で木村が盗塁。阿部はセカンド送球をしなかった。投球もボールだったのでカウントは2ボール1ストライク。ここで阿部は倉を敬遠し大瀬良と勝負。確かに倉のバッティングに期待はできないが、それでも大瀬良と比べると野手と投手の違いはある。あえて2塁に送球せずに満塁策を取って大瀬良を三振に仕留めた阿部の頭脳プレイというかそこまで考えている阿部にさすがと言わずにいられない。
 一方、ベンチの指示か木村の単独かはわからないが、カープとしては結果的に痛い盗塁になってしまった。
 結局この回の勢いをもってして逆転まで追い込めなかった時点で勝負ありだったかもしれない。その後の反撃は見事だったが…。

 
38勝32敗