明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

これだけミスしてよく勝った

2013-07-27 08:46:09 | 2013年
7月26日(金) マツダ
広島 6× - 5 ヤクルト
大竹、H永川(1ホールド)、H横山(1敗3ホールド)、ミコライオ、○今村(2勝2敗2セーブ15ホールド)
本:堂林(5号)

 カープのエラーは5つ、エラーでないミスも含めて考えればよく勝った。手放しで喜べれる内容ではないが…。

 ミスの極めつけは9回表1点リードで2死3塁のピンチの場面。三輪が打った打球は高いバウンドのピッチャーゴロ、誰もが勝利を確信した瞬間、ピッチャーが2、3歩ファースト側に動いて処理した打球に何を血迷ったのかファーストの岩本がこの打球を処理しに動く。ミコが打球をとった時には1塁ベースに誰もおらず記録は内野安打で追いつかれまたしても勝利がポロリ…。

 結果、10回に丸のサヨナラヒットで勝つには勝ったが何とも後味の悪いゲーム。というか、このミス連発の試合にお付き合いしてくれるヤクルトもなるほど最下位に低迷する理由も納得できる。最下位争いらしい試合内容だ。

 カープは初回に幸先よく先制したのも束の間、2回、ランナーを3塁に置いて、打ち取ったサードゴロを堂林が見事なトンネルで同点。大竹の足を引っ張る。

 ルイス、キラのタイムリーで一時は4-1とするが、ミレッジに3ランを浴び、追いつかれると、3回以降は膠着状態。

 8回裏。均衡を破ったのは延命ヒット。前半の最終戦の1打席目以降12打席ヒットのない堂林(四球、死球も含め)。打率はとうとう2割1分もきるかきらないかのところまで落ちているが、命拾いのヒットはレフトスタンドに一直線。

 ディスイズ「延命ヒット」!

 これで紙面は決まり。「自らのエラーを帳消しにするホームラン!」といったところか。メディアとミーハーなファンがいかにも喜びそうな内容だ。

 そもそも「あのミス」や「このミス」がなければ」もっと楽に勝てたはずなのに、わざわざ試合をややこしくしている。これだもの、中継ぎ陣に負担がかかるわけだ。

 
 
37勝49敗1分

東京ドームでの連敗を14で止めた

2013-07-26 10:31:54 | 2013年
7月25日(木) 東京ドーム
広島 11 - 2 巨人
○前田(8勝5敗)、今村、久本
本:キラ(5号)、岩本(2号)

 久しぶりに巨人に対して快勝。東京ドームでは実に去年の5月2日以来引き分けを挟んで16試合ぶりの勝利。考えてみるに、カープは阪神と巨人に対して強烈な弱さを発揮している(あくまでイメージだが)。横浜スタジアムや神宮では相手のチームのファンを圧倒するほどのサポートを受けているが甲子園や東京ドームではそこまでにはならない。対中日に関しては単純に今年の中日の調子が悪すぎるということだろうが、これはただ単純に球場の雰囲気に飲まれている、動じている、ということに思えてならない。

 その14連敗(1引き分け)中のマエケンの登板は今年の開幕3戦目の1試合のみ。
 東京ドームでの連敗なんてどこ吹く風ぞ、と言わんばかりの快投。打線の早い回の援護もあり7回を2ランのみの2失点。
 打っても2点タイムリーを放ち投打にわたって勝利に貢献。今さらながらローテーションの関係もあろうが、マエケンを登板させていたら、ここまで屈辱的な数字にはならなかっただろう。

 その早い回の援護は次の通り。

 2回表。
 キラ2塁打→梵ヒットで1、3塁→松山タイムリーで1点、なお1、2塁→堂林四球、満塁→石原タイムリーヒット、満塁→マエケン2点タイムリー、2、3塁→ルイス2点タイムリー、無死2塁→菊池送りバント(ん?)、3塁→丸凡退→キラ2ランホームラン

 これで一挙8得点。マエケンには充分過ぎる援護点。

 た・だ・し…

 勝ち試合なのでケチはつけたくはないが、6点奪って、なお無死2塁。押せ押せムードでなぜ菊池に送りバント?相手ピッチャーがアップアップしていところでなぜわざわざアウトカウントを1つプレゼントする?
 これにはラジオ解説の江本も理解ができないと。「こんなことするから勝てない」とも。全く同感だ。

 ついでにこの江本、堂林に関してもかなりの苦言を連発。「一軍のレベルじゃない」、「出しちゃいけない選手」、「出し続けても良くなることはない」、「本人のためにも落とすべき」。
 昔なら腹の立つ発言かもしれないが、これに関しても同感だ。

 
36勝49敗1分

後半戦も黒星スタート

2013-07-25 12:13:45 | 2013年
7月24日(水) 東京ドーム
広島 4 - 8 巨人
●バリントン(4勝8敗)、永川、横山 菊地原、武内
本:小窪(2号)、廣瀬(6号)

 今日は背番号7について考えてみる。思えばかわいそうだ。実力も実績もないまま指揮官の期待だけで「レギュラー」の特権を得、それに伴う成績が残せなくても使われ続ける。それでいてオールスターにも選ばれ、本人のジレンマは相当なものだろう。
 もっとも、この程度の成績で使われ続けるのには他の理由もあるみたいだがここでは控えておく。

 現在打率は.212。5回に1回ヒットと思えばそこまで悪すぎる気もしないが、10回に2回、しかもその2回が9、10打席目だったらどうか。さらに増やして、20打席の内、3本目4本目のヒットが19、20打席目なら…。最近ではこのヒットを「延命ヒット」と呼ぶ輩も出てきた。

 この延命ヒットだけのために機会を奪われている選手が他にいる。例えばこの日HRを放った小窪なんかその代表格だろう。今年はファームで開幕から好調をキープ。2軍の内田監督も自信をもって上に上げたはずだが肝心の出場機会が与えられず再度2軍へ。
 再び1軍に昇格したが、相変わらず代打程度の扱いで、その1打席で結果を求められるのは酷である。天谷にしても岩本にしてもしかり。思い返せば小窪に天谷…、ブラウン政権下ではノビノビとプレイをしていた…。

 堂林は野村監督が1から10までこまごまと口を出すより、内田監督の指導力に任せた方が良い。それでもし這い上がる力がなければ堂林はそこまでの選手と言うこと。競争も何もさせず甘やかせた結果がこれだ。しかも、去年と同じ轍を踏んでいる。CSがどうのこうのと言っている中、これ以上堂林にこだわり続けると必ず去年と同じ結果になる。

 メディアの過剰なまでの演出や一部ミーハーなファンからも離れ、本当に野球に打ち込ませる環境に置いてあげるのも一つの指導だ。

 野村監督は成績を残せずに「はい、さようなら」でいいかもしれないが、堂林という選手を道連れにすることだけは絶対にあってはならない。


 さて、試合。先発バリントンは巨人に3本のHR浴び空中戦の前に屈する。指揮官は9回にHRを放ち一矢報いた廣瀬を賞賛。代打で一発で仕留めた小窪も褒めてあげれば良いのに…。

 いくら負け試合を褒めたところで意味もないが…。

 
35勝49敗1分

鬼門、8回

2013-07-18 00:00:30 | 2013年
7月17日(水) マツダ
広島 2 - 4 中日
バリントン、●久本(2勝3敗1セーブ2ホールド)、横山、永川

 前日同様終盤8回に投手陣が捕まる。先発バリントンは好投、7回を0点に抑えリリーフ陣へバトンタッチ。しかし、代わった久本がヒットと四球2つで満塁のピンチを招くと、代わった横山が平田にまさかの満塁HRを打たれ、またしても目の前で勝利がポロリ…。

 昨日の状態の今村では当然厳しいと判断してのことではあろうが策が裏目裏目。ここまで来ると憐れにも思える。
 今さらながら、やはり少々球数が多くてもバリントンを完投させるしか勝利の道はないのか?

 これで前半戦終了。最終戦でDeNAと代わって5位ターン。残念ながら後半に期待できる要素が何もない…。


 ついでに今日は高校野球広島県予選観戦。大会屈指の好カード、秋王者vs春王者の対決は後者に軍配。指揮官の息子が1番を打つ我が母校は敗退。10時開始ということで指揮官もライトスタンドで観戦していた。悪いとは言わないが、周りからの色んな野次も耳に入ってきた。ファンの本心を生で聞いた。
 もう待ったなし。いよいよ後がないぞ!


35勝48敗1分

終盤に逆転を喫す

2013-07-17 19:42:49 | 2013年
7月16日(火) マツダ
広島 2 - 3 中日
小野、久本、横山、今村、●ミコライオ(2勝4敗15セーブ4ホールド)
本:丸(7号)

 カープの数ある課題の中の1つ。それは8回を任せられるピッチャーがいないこと。今村を1軍に戻したとは言え、まだまだ信頼できる状態とは言えない。
 前日の様に先発→ミコと言ったような継投が理想だが毎回毎回そうはいかないし、そのミコも盤石とは言えない。

 この試合はその不安が的中。6回に丸の2ランで2点リードのまま迎えた8回表、4番手でマウンドにあがった今村が乱調。先頭にヒットを浴びると1死後平田にタイムリー2塁打、キラのエラーも絡んで2死1、3塁から山崎に同点タイムリーを浴びる。

 ローテーションの谷間でなんとか3人のピッチャーで繋いで0点に抑えてきたが今村でパー。さらには9回登板のミコが森野に決勝の犠牲フライで1点を与え、今村・ミコの2人で試合をひっくり返され、あっさり逆転負け。

 かといって、「じゃ、誰が8、9回を投げれる?」と聞かれると、他に思い浮かばない。現状のカープの理想は先発完投しかないか…。


35勝47敗1分

廣瀬は必要不可欠

2013-07-16 09:24:49 | 2013年
7月15日(月) マツダ
広島 3 - 0 中日
○野村(5勝3敗)、Sミコライオ(2勝3敗15セーブ4ホールド)

 鮮烈なデビューを飾ったキラは13日から手首を痛め欠場。たまたまとはいえ指揮官の「4番候補廣瀬」の予言が的中?

 それはともかく、その廣瀬は1回、3回共に3塁にランナーを置いた場面でしっかり犠牲フライで得点に絡む。ヤクルトとの3連戦は大味な試合が続いたが、ホームランをたくさん打つような打線ではないので、こういった場面でしっかり得点できる野球を再度目指してほしい。(ただ、特に1回はその後のチャンスで得点できなかったのは問題が残るが…)

 ニックやエルに頼りすぎて、廣瀬をベンチに追いやった起用があらためて悔やまれる。大きな一発はなくともチームバッティングができる選手だけに使い続けていればもう少し違った結果があったかもしれないが、今さら言っても仕方ない。
 
 さて、試合は序盤に廣瀬が上げた得点を先発野村が守りきる。前回完投で調子を上げてきた野村は中日打線を手玉に取る。初完封も見えたが8回を0封。

 野村はここ2試合好投続き。前回好投の翌日の地元新聞では「好投の裏に広陵・中井監督の助言有り」と言ったような内容の記事があった。メンタル面に関するものだった。
 もしそうであるとしたらプロの監督や投手コーチはいったい何をしているのだろう?今のスタッフにメンタルをケアできる人間はごくわずかしかいないので期待はできない。こうなれば中井監督でも誰でもいいので、選手を救ってあげてほしい。


35勝46敗1分

大味な試合が続く

2013-07-16 09:04:39 | 2013年
7月12日(金) 神宮
広島 9 - 11 ヤクルト
●今井(1勝1敗1ホールド)、久本、小野、福井
本:石原(3号)、菊池(5号)、堂林(4号)

7月13日(土) 神宮
広島 3 - 8 ヤクルト
●大竹(5勝6敗)、永川、横山、福井

7月14日(日) 神宮
広島 13 - 3 ヤクルト
○前田(7勝5敗)、菊地原
本:岩本(1号)、廣瀬(5号)


 前半戦も残り2カード。幸いにもこの9連戦はDeNA、ヤクルト、中日と一応3位を争っている相手ばかりなので頭一つ抜け出すには絶好のチャンスにもかかわらず、DeNAには2勝1敗、ヤクルトには1勝2敗と5割ペースを行ったり来たり…。
 ただ、これはカープに限らず他の3球団も似たり寄ったり。当分この低レベル3位争いは続きそう。


34勝46敗1分

はたして本物か?

2013-07-12 09:27:41 | 2013年
7月11日(木) 横浜
広島 7 - 3 DeNA
○バリントン(4勝7敗)、今村、ミコライオ
本:キラ(3、4号)

 この3連戦の初戦、2戦目とHRを放ったキラがこの日は7点中6打点の活躍。先制のタイムリーは1塁ベースにあたるラッキーなヒットだったが2打席目は豪快にバックスクリーンへ。3打席目はライト最上段へ。パワーを見せつける。やっと待ちに待った外国人となるか?
 ここまで77試合でルイスの打点は9、エルは18、3試合でキラの打点は10。巨人や阪神、他の好投手と対戦した時に同じような結果を出せるかどうか今後注目。

 先発バリントンは3ランを浴びるものの全体的に好投。前日のうっ憤を晴らす、とまではいかないまでもDeNAに快勝。
 結局のところ、先発投手陣の4人はある程度計算できるので、打つべき人が打てばある程度試合の形になるということ。

 ただし、試合後指揮官は「まだ4番候補には廣瀬がいる」と訳のわからない発言。全く調子の上がらないエルを起用し続け、廣瀬をベンチに追いやっておいて何をいまさら?

 さらにもう一つ気がかりは今村。1軍に再昇格し即登板。1イニングを簡単に退け、球速も2軍落ち前に比べれば上がってきているよう。1試合活躍すると喜び勇んで、すぐに無茶苦茶な起用をし続ける指揮官だけに今後が心配。
 1軍に昇格させるには時期尚早の気がする。

 それと相反して、中崎を2軍降格。現在前半戦最終段階の9連戦の真っただ中。シーズン終盤でもなかろうに、いくらオールスター休みがあるからと言って中4日登板は避けたいところ。
 今井を先発させるならそれはそれでいいが、前日たいした球数を投げていない中崎を中継ぎ待機させてもいい気もする。これでまた今井が先発にまわった分今村に負担がかかるのは明らか。

 そこで、勝手に今後のローテーションを予想してみる。

 7/12 今井(予告済)
 7/13 大竹(中6日)
 7/14 前田(中6日)
 7/15 野村(中5日)
 7/16 バリントン(中4日?)
 7/17 今井(中4日?)

 確かに完投能力のある投手もいるが暑いこの時期、あるいは中4日の投手に長いイニングは厳しい、と言うことを考えればもう少し余裕のあるローテーションを組みたい。
 7/15に誰か1人挟んで野村を中6日、バリントンを中5日、今井を中継ぎに待機させ、前半戦を終えたい。
 

33勝44敗1分

逆に気持ちいい

2013-07-11 09:29:51 | 2013年
7月10日(水) 横浜
広島 8 - 17 DeNA
中崎、●福井(1敗)、久本、上野、菊地原
本:キラ(2号)

 ここまで打ち込まれる(自滅?)と怒りを通り越して、「何点取られるんや?」という興味すらわいてくる。
 ピッチャー陣は中崎3失点、福井6失点、久本・上野がそれぞれ4失点と炎上。前日期待のコメントを記した福井も大誤算。

 初回カープはキラの2試合連続のHRで先制。横浜もすぐさま同点に追いつき打ち合いの様相を呈してきた。その後もお互いに得点を重ね、一時は6-3としたが、5回にあっさり試合がひっくり返る。

 3、4回を完璧に抑えた福井だが、四球、ヒット、2塁打で1点。1ゴロの間に2点目。さらに2塁打2本で逆転を許し6-7。

 極め付けはこれ。2死1、2塁からライト前、ライトからバックホーム→1塁手カットでバッターランナーが1、2塁間で挟まれる。キラ→梵(2塁へ)→菊池(1塁へ)→セカンド方向に追い込んでいる間にサードに進んだランナーが3、本間に飛び出る→今度は菊池がそのランナーを追いかける→ランナーは本塁方向へ突進→菊池から石原へ→ランナーは3塁へ帰塁→石原から堂林へ→その送球がそれる→レフトファールグランドに転がる間にバッターランナーまでホームイン…
 もはや草野球と言うか少年野球でよく見られる光景。レフトファールグランド転がったボールを追いかける梵の姿がなんとも痛ましい。情けない。
 
 言いたいことは山ほどあるが、まとまらないのでこの辺で。


32勝44敗1分

さぞ嬉しいことでしょう

2013-07-10 11:06:49 | 2013年
7月9日(火) 横浜
広島 4 - 2 DeNA
○野村(4勝3敗)
本:キラ(1号)

 ラジオ放送を聞いていて気になったので調べてみた。現在カープで規定打席に到達しているのは丸、菊池、堂林の3人だけ。丸は打率.290でバッティングはそこそこ結果を残しているが、菊池が.227でセリーグの規定打席到達選手の29人中24位。堂林に至っては.207で最下位。まもなく2割をきりそうな勢い。

 それでいて、三振数を調べてみると、前年覇者・堂林は67三振で第3位。その堂林を抑えて堂々の1位は菊池の70三振。
 さらに、丸ですら54三振で7位。さらにさらに、規定打席に達してないにもかかわらず丸と並ぶ7位にルイス、10位に50三振のエルと実に10位以内に5人、おまけに13位に石原の48三振…。
 異常な数字としか言いようがない。

 菊池は主に2番を打つことが多いが、この打率にこの三振数ではとても2番を任せられるようなタイプではない。勢いは認めるが、それはカープという低レベル争いの中でのものであり、他球団でこの成績では出場機会すらないだろう。
 
 堂林。昨年も終盤の3位争いの大事な時期に彼にこだわり過ぎたため、CS進出が果たせなかった。そもそも実績も何もない選手に何の特権かわからないが使い続ける意図がわからない。
 セリーグの低レベルとはいえ3位を争っているさ中、CSの可能性を残している今、本当に狙うならさっさと堂林の起用をやめるべき。去年の二の舞はごめんだ。

 上記のような成績で2人を使い続ける意味がわからない。彼らにまさる選手がいないということか。それとも、この指揮官が大好きな「好き嫌い起用」か。試してみたい選手は下(2軍)にまだまだいる。

 さて試合。この日も菊池、堂林ともに仲良く揃って3三振。競い合うところが違うのでは!?

 ただし、その心配を吹き飛ばすべく、新加入のキラにドデカイ一発。0-1のビハインドの6回表、これまでの2打席で四球を選んで、選球眼の良さを見せていたキラが来日初試合でバックスクリーンに豪快に放り込み同点。

 メンバーに外国人の名前がないと気が気でない野村監督。この一発はさぞ嬉しかったことでしょう。これで打ち続けようが、凡打しまくろうが、当分「4番は決まった」ってところだろう。まだまだ、信頼すべきではないと思うが、そうはならないだろう…。
 「いらんホームランを打ちやがった…」という結果にならないことを願う。
 
 試合はさらにこの回1点を追加して勝ち越し。6回にも梵の2点タイムリーで4点目を奪う。

 投げては先発野村が無四球完投。去年の好調時を思わせるような快投でDeNA打線を手玉にとってプロ入2度目の完投勝利。

 ただし、これは手放しに喜んでいられる状況でもない。ミコがどこか体の調子が良くないようで登板できず、結果野村続投だったもよう。またミコはここのところ登板した試合でことごとく失点している。この日の野村のように投げ切ってくれれば問題はないが、そんな試合ばかりが続くはずもないので、もう一人しっかりしたピッチャーがほしい。

 そういう意味では先日1軍に昇格した福井に期待。チャンスは何度も与えられないので、ある意味背水の覚悟でのぞんでほしい。

 その投手陣のやりくりが大変な中、なぜか武内を抹消。よほど先日の阪神戦の投球内容が気に入らなかったのか。前半戦の9連戦の初日、また梅雨明けの暑い試合が続く中、使えるピッチャーは何人でもほしいところ、正直このタイミングでの2軍行きは理解に苦しむ。
 また、得意の「中4日」登板が始まるのか?


32勝43敗1分

大竹、マエケンで勝てず

2013-07-07 23:48:56 | 2013年
7月6日(土) マツダ
広島 2 - 3 阪神
●大竹(5勝5敗)、菊地原、上野、久本


7月7日(日) マツダ
広島 0 - 4 阪神
●前田(6勝5敗)、小野、菊地原、ミコライオ、今井

 
 ここで阪神に痛恨の3連敗。順位も4位に落とし、さらに5位のDeNAとは1勝差。いよいよ最下位も見えてきた。

 昨日の大竹、今日のマエケンともまずまずのピッチングで阪神打線を抑えたが、打線の援護がない間に、大竹は7回に、マエケンは6回に崩れる。大竹は押出しとタイムリー、マエケンは鳥谷の一発に泣く。
 二人ともとても責められる内容ない。頑張っているので早い回に援護して楽に投げさせてあげたい。

 その打線。昨日は2点を返して、押せ押せムードのところを、そのタイムリーを放った堂林が牽制タッチアウト。今日はルーキー藤浪を含めた阪神投手陣に無得点。


31勝43敗1分

迷采配!

2013-07-06 09:12:35 | 2013年
7月5日(金) マツダ
広島 1 - 3 阪神
●武内(1敗)、今井、久本、上野

 先週の阪神戦で7回1失点と好投した武内が先発。初回に1点を先制してもらった直後、新井・今成に連続HRを浴び2失点。
 すると、2回の2死2、3塁のチャンスで早くも代打で交代。

 指揮官は球が走っていないことについて「打たれるのは目に見えている」と。たぶん彼の目にだけ見えているのであろう。裏を返せば、投手を信頼してマウンドに上げていないということ。これでは選手もたまったものではない。いくら球が走っていなくても、結果はどうであれ、立ち直りのきっかけすら与えず評価される選手は可哀そうでたまらない。これが野村流の「育成」なのか?選手が伸びないどころか、良い選手の能力が埋もれていくのがよくわかる。

 さらには、代打で送られた迎は三振。その後も代打で登場した安部や廣瀬もことごとく三振。

 「ベンチでなく、選手がのっていけていない。」 

 もはや、溜息しかでない。ということは、「ベンチの采配に問題なし。選手がいけん!」って解釈で良いのだろうか。その選手を起用しているのはいったい誰か。


 試合はその後阪神に1点を追加され、1-3のままメッセンジャーに9回まで投げ切られる。ランナーが出たのは初回と2、5回のみ。6回以降はパーフェクトピッチングをくらってあっさり負け。
 
 これでも、悪いのは選手か?一度でいいから「おもいっきり投げてこい。責任は俺がとる」という言葉を聞いてみたい。


31勝41敗1分

同一カード3連勝はなかなか難しい

2013-07-04 21:45:19 | 2013年
7月4日(木) ナゴヤドーム
広島 2 - 6 中日
●バリントン(3勝7敗)、小野


 今日もカープは初回に中日に先制を許し、これでこの3試合いずれも中日が先制。カープは追いかける展開。前の2試合は見事に逆転での勝利となったが、その流れそのままに2回にすぐさま逆転。
 
 そのままバリントンがすいすいと投げ、今日も勝利が見え始めた8回裏、先頭の森野を四球で歩かせた後、リズムが狂う。2死1、2塁までこぎつけたが荒木、クラークに連続長打を浴び一挙4点。さらに代わった小野がルナにダメ押しの一発を浴び対中日3連勝は目の前でスルリ。

 結局、前の2試合で中継ぎ陣をつぎ込みすぎたツケが回ってきた感じ。バリントンは7回を終えた時点で80球と、球数は問題なかったが、それでも逆転後追加点がとれない状況が続き、また自身の勝ち星がついてこない状況もあり、いろんな重圧がのしかかってついにプッツン。
 8回を任せられる投手がいないのでピンチでもバリントンをひっぱるしかない。いずれにせよ、信頼できる中継ぎもいないので、バリントンも自分で打たれた方がまだ納得できる部分もあるかも。

 4連勝は目前で消えたが、相手もプロなんでそうそう簡単には連勝はさせてくれない。これが現状のセリーグ3位以下団子状態の実態だろう。どこも勝ちきれないので、抜け出すことができない。当分この構図は続きそうだが、4チームで最も分が悪いのはカープのような気がしてならない。

 
 それはそうと、全く関係ない話だが、阪神-巨人のTV解説の桑田のコメント。

 「はっきり言ってね、投手が打席に立って、2塁3塁に走ったくらいで投球に影響がでるなら、投手に向いてないですよ。」

 全くその通り。先日も大谷がカープ戦で本格デビューした際に5番バッターとして出塁。塁上を走った後、即マウンドに上がり、その後、失点したことに対し、解説者はやたらと「走塁の影響」と口を揃えて言っていたが、それが影響したのなら桑田の言葉を借りれば、ほとんどの投手は「向いていない」ということになる。
 そもそも高校生の時にはできたことがプロになったとたんにできなくなるはずはない。


31勝40敗1分

丸、躍動

2013-07-04 11:50:17 | 2013年
7月3日(水) ナゴヤドーム
広島 3 - 2 中日
中崎、河内、○上野(2勝1ホールド)、H菊地原(1勝1敗2ホールド)、Sミコライオ(2勝3敗14セーブ4ホールド)
本:丸(6号)

 序盤はカープ中崎と中日西川の投げ合いで共に3回までノーヒットピッチング。先に崩れたのは中崎。4回、タイムリーと犠牲フライで2点を許す。

 カープの反撃はまず6回。丸が真ん中ややインコース寄りの球を軽く合わせると打球はライトスタンドへ。さらに8回、1死2、3塁とチャンスを作ると今度はサウスポー高橋のアウトコースの球をレフト前に運び2者生還一気に逆転。

 丸は全打点を叩き出す活躍。カープはこのまま逃げ切る。

 8回の攻撃は1死1塁で菊池はサードゴロ。完全なゲッツーコースの打球をルナが見事なトンネルで相手からもらったチャンスでしっかり逆転。中日寄りのラジオ解説者は8回を任せられるピッチャーが現状いないと再三言っていたが、この辺りはカープと、というか団子状態の下位4球団はどこも同じ状態のよう。

 この4球団の中で頭わずかに抜け出ているカープ。巨人・阪神には勝てそうにないので、それ以外の対戦ではしっかり勝っておきたいところ。
 しかし、下記の成績で、なおかつ自力Vはすでに消滅…、なのに3位にいることが不思議だ。


31勝39敗1分

総力戦を制す

2013-07-03 09:12:26 | 2013年
7月2日(火) 豊橋
広島 8 - 5 中日
野村、上野、河内、今井、Hミコライオ(2勝3敗13セーブ4ホールド)、H小野(1勝1敗1ホールド)、○菊地原(1勝1敗1ホールド)、S久本(2勝2敗1セーブ1ホールド)
本:エルドレッド(6号)、松山(6号)

 延長12回表、得点は5-5、2死満塁バッターは代打の安部。カウント2-2の5球目、打った打球はレフト和田の頭上をおそい、グラブをわずかにかすめ、フェンスへ。3人のランナーを迎え入れ接戦に終止符。総力戦を制した。

 試合内容と言えば、四球、走塁死、盗塁死、落球に悪送球とミスのオンパレードで必ずしも良い内容とは言えないが、まずはこの接戦を勝ちきったということで今後に繋がればと期待。

 
 11回表、2死から堂林が四球、石原がレフト前で1、2塁としたところで代打は迎。ここで代走の赤松がまさかの3盗、結果はアウトでチャンスを潰す。ここでギャンブルするくらいなら、石原の初球で走らせるべき。成功すれば石原のヒットで勝ち越しということもあり得るし、失敗すればそれだけのこと。
 それをせずに、2塁に走者を進め、1本を期待して代打まで出してこの攻撃はあり得ない。赤松の判断なら罰金ものだし、ベンチの指示ならもはや理解不能。しいて言えば、先日の巨人戦で1イニングでダブルスチールを2度も決められ、その采配を「かっこいい」と思った指揮官が真似してみただけのことのようにすら感じる。

 流れが断ち切れ、その裏中日は2死1、3塁のチャンスを作る。が、ここはなんとか菊地原が抑え、その裏の勝ち越しに繋げる。菊地原は07年7月以来の嬉しい白星。ついでに久本は06年5月以来のセーブ。
 ベンチワークのミス(?)を見事に選手がカバーしてくれた。


30勝39敗1分