明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

振り向けば阪神

2014-09-18 12:49:21 | 2013年
9月17日(水) マツダ
広島 7 - 9 巨人
ヒース、中崎、●中田(9勝8敗17H)、ミコライオ
本:田中(9号)、松山(6号)


 巨人との自力の違いをまざまざと見せつけられてしまった。初回に4点を先制しながらも終わってみれば逆転負け。敗因はウンヌンカンヌンと言いたいが、負けは負け。巨人が強いということ。

 カープは数字上優勝の可能性が残っている限りはしっかり戦うべきだろう。ただ、ここにきてカープとは反対に阪神が息を吹き返しつつある。気がつくと1.5ゲーム差だ。CSはどうでも良いが、シーズンを最低限2位で終えたい。


68勝67敗2分

ドラフト

2013-10-26 08:58:15 | 2013年
25日に行われたドラフト会議。カープの指名は以下の通り。

1巡目指名 大瀬良 大地(22) 投手 九州共立大学
2巡目指名 九里 亜蓮(22) 投手 亜細亜大学
3巡目指名 田中 広輔(24) 内野手 JR東日本
4巡目指名 西原 圭大(25) 投手 ニチダイ
5巡目指名 中村 祐太(18) 投手  関東一高


 正直言ってカープが大瀬良で勝負してくるとは思わなかった。お得意の「競合を避けて、一本釣り」で勝負してくるかと思いきや、強気の指名はヤクルト、阪神との3球団競合。そして、過去の抽選で惨敗しまくった野村監督はくじ引きを辞退。担当スカウトの田村恵スカウトがくじを引き、見事に射止めた。
  
 毎年、カープに指名された選手は正直どういう気持ちなのかと、心配にもなるが大瀬良のコメントに「まだ大したことない頃から、目をかけてもらっていたので…」とあるようにまんざらでもなさそう。13日のCSはマツダスタジアムのパブリックビューイングにも来ていたとか。
 なにはともあれ、選手としては大した活躍をみせなかった田村スカウトの大ファインプレイといってもいい。
 その大瀬良は長崎日大出身。高校3年の夏の大会では春の選抜を制した今村要する清峰高校と対戦し、見事に春の覇者を打ち破り甲子園切符を手に入れた。当然互いにライバル心はあるだろう。大瀬良の加入で今村も刺激を受ければ良いが…。

 大瀬良1位に喜んでいたが、そればかりか2位に九里の指名にも成功。個人的には大瀬良よりも九里の方が上と評価していたので、ダブルで嬉しい。気迫を前面に出すカープではあまりいないタイプの投手なので、こちらも注目だ。


 ところでカープの背番号について考えてみる。8と3は永久欠番ということで、この2人はカープの弱小期から黄金時代を築き上げた功労者であり、数々の記録を打ち立てているので、当然と言えば当然。
 なんとなく、「名球会=永久欠番」のような雰囲気があるがそれではいけない。北別府が引退し、永川が20を受け継ぐまで数年を要した。昨年は野村の7を7年ぶりに堂林が受け継いだ。しかし、未だに緒方の9は空きのまま、さらには今年引退の前田の1も球団預かりというよくわからないシステムがある。ついでに言うと、帰ってくるか、来ないのかわからない黒田の15も6年間空きっぱなし。
 選手にとってやはり背番号一桁は憧れであるはずだけど0を含めて10ある一桁の内、4つも空きがあるのは異常だ。はっきり言って、緒方や前田、黒田以上の選手がそう簡単に出てくるとは考えにくい。確かに歴史ある背番号なのでそれなりの選手にという思いがわからなくもないが、今戦っているの現在いる現役選手たちだ。であれば、一桁の番号を与え、選手の発奮材料にしてほしい。簡単に言うと、それで結果でない選手だったら、その時に再び変えればいいこと。
 「背番号に見合う選手」を待っていたら、いつまでも空番だ。誰かに与え、その選手が新しい歴史を作れば良い。
 この権利はいったい誰が持っているのか?球団なのか、例えば緒方や前田なのか…。


 そこで今思うのは1は丸、9は菊池、15は大瀬良で良い気がする。ついでに言うとキラを13からもっと大きな番号に変えて、九里を13。少なくとも武内の12よりは活躍しそうだが。
 過去には3球団が競合して獲得した河内が大野の後の24を背負った。同じように3球団が競合した大瀬良なら15を与えても誰も文句は言わないし、その資格は充分ある。そもそも黒田をいつまで待つつもりか?もちろん帰って来てくれればこれ以上ない喜びだが、彼もすでに38歳、他の大リーグ戻りがそうであるように、例え戻ってきたとしても(まず戻らないと思うが)どれだけ活躍するかは未知数だし、それにこの先10年活躍が続くはずはない。黒田は大リーグで選手生命を終えるのが一番だと考えている。
 戻ってきたらそれはその時に考えれば良い。別に他の誰かに15を渡したからと言って義理人情を引き裂く出来事とは思えないし、黒田がいない間にも選手は次から次から入団してきているので、現実を考えた方が良い。

 丸や菊池も緒方、前田と比べると足元にも及ばないのはわかるが、その背番号を与えて期待度の表れとすれば、本人たちにも責任感が生まれ、もう一皮剥ける気がする。野村ですら7年待ったのだから、前田の1がすぐすぐ誰かに渡されるとは思わないが、そうであれば丸に9を与えても良い気はする。実績ではまだまだだが、今年の起用法を見ればそのくらいの期待をかけても良い気がする。



恐れていたことが…

2013-10-22 18:06:24 | 2013年
 CS敗戦後、興味は野村監督の去就のみだったが、残念なことに続投が決まった。本人はシーズン中から何度か辞意を球団に申し入れていたそうだが、結局オーナーの説得に応じた形で収まった。それにしても、中畑といい野村といい駒沢組は「辞める、辞める」と言っておきながら結局お上の方針に従った。
 ひねくれた考え方しかできなくなった自分はハナからの出来レースのような気すらする。そうだとしたら、ファンの怒りの矛先を和らげ、体調が云々で多少の同情と、CS進出した期待感をくすぶる、きめ細かな策略だ。その頭があるなら戦略に役立ててもらいたいものだが。

 それはさておき、おそらく、早い段階で辞意は示していたのだろう。シーズン中にも触れたが、それを耳にした選手たちは対野村監督でなく、まだ誰かはわからないが次期監督に対してアピールした。それがあの9月の快進撃に繋がったという推理は間違っていないような気がする。

 野村監督にはなぜシーズン終盤、そしてCS阪神戦で良い戦いができたのか、ファンがどう思おうとも来期も続投と決まった以上は、そこのところをよく勉強してほしい。
 選手としての「野村謙二郎」は良いプレーヤーだったが、監督になって見切りをつけたファンは数多くいる。でも、ファンなんて勝手なもので4年間批判をし続けたが、成績が伴えば自ずと監督を褒め称えるもの。
 決して自分の采配が優れていたから勝てたのではない。では、なぜ勝てたのか、そこのところを見つめ直して背水の覚悟で5年目にのぞんでほしい。

 いろいろ言いたいが決まったものはしょうがない。

終戦

2013-10-19 08:55:27 | 2013年
10月18日(金) 東京ドーム
広島 1 - 3 巨人
●野村(1敗)、横山、久本、今井、永川


 カープは鮮やかな先制攻撃。先頭の丸が四球で出塁すると菊池が送り梵がセンター前にタイムリー。この攻撃を見せられると巨人との初戦で同じように初回無死1塁で菊池に強硬策でセンターフライで無得点に終わったことが悔やまれる。
 あそこで打たす作戦が良いか悪いかは別にして、このあたりの腰の据え方と言うか、中途半端な作戦が1年間、いやもっと言えば4年間続いたわけであって、結局これが野村監督の集大成であったのだろう。

 試合はこの試合も序盤はカープペース。しかし、それ以降得点できない間に巨人にジワリジワリと追い詰められていく。3回に阿部のタイムリーで同点に追いつかれると、4回には坂本に逆転のタイムリーを浴びる。さらに5回にも阿部にタイムリーを浴び2点差をつけられると、もうカープに反撃能力はなく、抵抗を見せる場面もなく終戦。


 この3戦は2-3、0-3、1-3と僅差で敗れたが、得点差以上に巨人との差を見せつけられた。赤子の手をひねられるかのごとく叩きのめされた感が強い。これが貯金31と借金3のチームとの違いだ。
 一方で、大差で負けなかったことも評価したい。シーズン中に何度も触れてきたが、選手個々の能力で言えば、ものすごく劣っているかと言えばそうでもない。起用法や一番大事な人心掌握といったプレイとは関係ないところのやりくり1つでは、いきなり巨人に対抗する戦力は無理だとしても、それなりのチームは作り上げれるはず。やり方一つではマイナス3がプラス10くらいあってもおかしくない戦力はあるはず。

 一部報道では最も恐れていたことが現実化してきた。「球団は監督の手腕を高く評価しており、来期も…」という記事もあるが、その「最も大事なところ」のやりくりは野村監督ではどうすることもできないのは4年間で実証されたはず。
 
 シーズンが終わった今、監督の去就、それだけが興味あるところだ。このブログも特に監督に対しては否定的なことばかり書いてきたが、早く昔のように例え弱くても応援できるようなチームになってほしい。ファンでありながらもどこかで負けを願うようなシーズンは今年で最後にしてほしい。






 


 


脱帽

2013-10-18 00:12:22 | 2013年
10月17日(木) 東京ドーム
広島 0 - 3 巨人
●前田(1勝1敗)、久本、中田、今井


 今日負ければいよいよ崖っぷちに立たされるカープの先発はマエケン。対する巨人はルーキーの菅野。互いに上々の立ち上がりをみせるが、先に崩れたのはマエケンの方。
 3回裏、ヒットと四球でランナー2人ためたところで伏兵の寺内に一発を浴び一振りで3点を奪われる。

 一方の打線は菅野の前に手も足も出ず。菅野は変化球のキレといい、ストレートの伸びとコントロールといい、言うことはなし。正直ここまでのピッチングをされるとつけ入る隙がない。それでも打線にあまりに工夫がなかったのは残念だったが…。
 昨日の敗戦で1つ冷静になって、ただイケイケドンドンの野球は通用しないということを認識してほしかったが、そういう姿は見られなかった。
 8回まで天谷の放ったボテボテのピッチャーへの内野安打1本のみ。9回にやっと丸と菊池の連打とキラの四球で初めてチャンスらしいチャンスを作ったが、4番エルが初球の難しい球に手を出しファーストフライ、最後は梵がセンターフライに倒れゲームセット。菅野に完封を許す。

 マエケンで負けたのは痛い。いよいよ後がなくなったが、あとは開き直って戦ってほしい。




 


 


ファイナルステージ初戦

2013-10-16 21:37:37 | 2013年
10月16日(水) 東京ドーム
広島 2 - 3 巨人
大竹、●横山(1敗)、久本、中田


 巨人に1勝のアドバンテージがあるので何としても取りたい1戦。先発のマウンドにあがったのは大竹。立ち上がりから飛ばして好投。3回まで抜群の制球力と球威で巨人打線を抑え込む。

 打線は2回に先制。1死2、3塁から石原の放った3塁ゴロ、村田がバックホームした送球が3塁ランナーの梵にあたって梵に続き2塁ランナーまで一気にホームインで2点をあげる。

 4回裏、大竹は先頭の阿部への四球からリズムを崩し、無死満塁のピンチを迎える。坂本こそ三振に仕留めたが続くロペスに犠牲フライで1点を返される。しかし、さらなるピンチを最少失点でしのぎ、打線の援護を待つ。

 その打線は巨人2番手の澤村の前に5回こそ満塁のチャンスつくるものの得点できず。カープは再々塁上を賑わせながらも得点できないという嫌な流れ。

 すると6回裏、2死後ここまで2三振を奪って完璧に抑え込んでいた坂本にレフトスタンドに運ばれ追いつかれる。

 7回表、山口相手に2死3塁と攻め立てるが得点できずチャンスを潰してしまうと、その裏、2番手横山が満塁のピンチを作ると村田にライト前にタイムリーを浴びついに巨人にリードを許す。

 9回表、抑えの西村から1死後岩本がヒットで出塁。代走に赤松。2死後丸が死球で1、2塁とチャンスを広げて、今日3安打の菊池がバッターボックスへ。
 そして、菊池の放った三遊間のボテボテのゴロは完全な内野安打コース。しかし、2塁ランナーの赤松が3塁ベースを大きくオーバーランし、捕球したショートが3塁へ送球。タッチアウトでゲームセット。


 映像を見ていないので勝手なことは言えないが、これはおそらくランナーの赤松の責任ではないし仕方ないプレイだろう。ランナーは当然打球を見ることはできないし、3塁コーチはボテボテだっただけに判断が遅れてしまうのもわかる。ある意味仕方ないと言えばし仕方ないかもしれなが、しいていえば3塁コーチの方の責任が少し大きいだろう。
 あのWBCの時に地面に這いつくばりながらもストップをかけた高代コーチばりにストップの合図をかけてあげないとランナーがサードで止まることは無理だ。

 ただ、このプレイがどうのこうのではなく、それ以前にカープは終わってみれば幾度となくチャンスを作りながらも結局エラーでもらった2点だけで巨人投手陣を打ち崩せなかったことが敗因。やはり巨人投手陣は阪神のようにはいかない。

 カープは9月の連勝やCSでの阪神戦で神がかり的な勢いを見せたが、この敗戦でそう簡単にいかないことを思い知ったはず。ある意味勢いだけで東京ドームに乗り込んできたが、巨人に返り討ちにあった。これで目が覚めただろう。0勝2敗と厳しい立場となったが、明日からはもう一度腰を据えて戦いに徹してほしい。

 もともと借金3のチームなので失うものはない。シーズンの前半戦では巨人に全く歯が立たずこてんぱにやられたチームが、今日負けたと言えども無様な試合ではなかった。しいて言えばカープの成長分というのはこのくらいな気がする。
 そう思えば今日の敗戦もたいして腹も立たない。「こんなもんだろう」と。

 とは言えまだ完全に終わったわけではない。ここからそれ以上の力を発揮してほしい。



 


ファイナルステージ進出決定

2013-10-13 21:57:35 | 2013年
10月13日(日) 甲子園
広島 7 - 4 阪神
○バリントン(1勝)、横山、永川、ミコライオ


 初回。バリントンが西岡に初球をバックスクリーンに運ばれるという嫌な立ち上がり。しかし、後半戦&前日の勢いそのままに阪神を翻弄。立ち上がりこそチャンスを作りながらもメッセンジャーを打ち崩せなかったが、反撃は6回。菊池の2塁打→丸が送りバント→キラがタイムリー2塁打→松山が三振に倒れるもこの間にワイルドピッチで3塁へ→エルがタイムリー、で鮮やかに逆転。


 このエルのタイムリーには伏線がある。もともと守備に不安を持つエルだが2回の守備でレフトの大飛球を好捕、完全に頭を越したと思っていた1塁ランナーは帰塁できずにダブルプレイ。フラフラのバリントンを救う。バリントンはこれでズルズルといくことなく5回を西岡のHR1安打に抑える。


 その後はカープ中継ぎ陣が阪神打線を抑える。横山が2イニング、永川は1点を失うものの1イニング、最後はミコが現役最終打席の桧山に2ランを浴びるものの1イニングを締めてゲームセット。


 対象的に中継ぎ陣が不安定な阪神投手陣を打線が打ち込む。7回には梵がタイムリー3塁打、8回にも小窪が2点タイムリー3塁打と菊池の犠牲フライで追加点、9回にも福原のワイルドピッチで勝負あり。


 カープはやることなすこと全て吉と出て快勝。よかったのは昨日・今日とスタメンは7番の石原と8番の木村の打順が前後しただけでペナントの時のようにコロコロ代えなかったこと。なぜペナントでこれができなかったのかと思うが、次のステージでもこのスタイルは貫き通してほしい。


 巨人は阪神のように簡単にはいかないだろう。

CS開幕~先勝

2013-10-13 21:13:32 | 2013年
10月12日(土) 甲子園
広島 8 - 1 阪神
○前田(1勝)、永川、ミコライオ
本:キラ(1号)、丸(1号)、岩本(1号)


 カープの先発は予想通りマエケン。一方阪神は大方の予想を裏切り能見でもメッセンジャーでもなくルーキーの藤浪。ただ、この阪神の奇襲作戦にカープは動じることもなく、藤浪をノックアウト。

 先制はカープ。梵、キラの連打に続き松山がタイムリー。
 先制点をもらったマエケンだったがその直後に同点タイムリーを浴びてすぐさまふりだし。
 試合が大きく動いたのは5回表。先頭のマエケンがヒットで出塁すると1死から菊池がヒットで1、2塁。2死後、キラがライトスタンドへ特大の3ランホームラン。

 マエケンはその後7回を1失点で中継ぎ陣に後を託す。8回は永川が3者凡退で阪神打線を抑えると、9回に打線がダメ押し。丸のホームランに続き代打の岩本が3ラン。
 最後はミコが締めてまずは阪神に先勝。



 

今季最終戦

2013-10-07 10:03:36 | 2013年
10月5日(土)マツダ
広島  -  ヤクルト (中止)


10月6日(日) マツダ
広島 4 - 5 ヤクルト
●前田(15勝7敗)、久本、横山、ミコライオ


 前日の試合が順延となって迎えたこの日、CSから逆算して中5日でCSの先発となるマエケンが中9日、そして、わずかな最多勝の可能性をかけて先発。


 しかし、最多勝の夢は初回にもろくも崩れる。連打や牽制球ミスで簡単に先制点を与えると、さらに満塁HRを浴びて5失点。試合はこの5点が決定的な点となって負けたが、最多勝云々よりもCSへ不安要素を残す結果となった方が気がかかり。
 ただ2~6回は無失点に切り抜けたので、本番では本来の姿を見せてくれるだろうと期待。

 
 カープはその後、追い上げをみせ1点差まで迫ったが反撃及ばず、最後はヤクルトに逃げ切られ最終戦を白星で飾れず。


 これで全日程が終了。結局借金3の成績で終わってしまった。交流戦を借金2で終えているので、対セリーグでは借金1。返す返すも巨人に対して負けまくったことがもったいない。結果論ではあるが、CS進出で盛り上がっているが、選手起用1つではクリアできた数字と言える。
 CSで野村監督への風当たりは和らいでいるようにも見えるが、この戦力を生かし切れず、この程度の戦績で終わってしまったのは、やはりこの監督の限界だろう。 

 
 CSも悪くないが、今一番の注目は指揮官の去就問題だけだ。



69勝72敗3分

3位及び負け越しが決定

2013-10-04 12:18:38 | 2013年
10月3日(水) マツダ
広島 3 - 5 中日
●福井(2敗)、中田、今井、久本
本:菊池(11号)


 主役はもちろん今夜限りで引退する前田ではあるが、先発の福井はそんなことは言っていられない。今季初先発でCSを控えている今、そのピッチング内容次第で1軍に残れるか、2軍行となるかかかった大事なマウンド。

 
 にもかかわらず結果は3回4失点。味方のエラーも絡んだが結果は出せず。1軍生き残りは微妙になった。
 先に得点していく中日をなんとか追いかけるが追いつくまでには至らず。この敗戦で1試合を残してカープの今シーズンの3位と負け越しが確定。CSで盛り上がるのもいいが、せめて貯金を作ってのぞみたかった。


 さて、主役の登場は8回裏、2死から代打で。ストライク、ファールの後の3球目を叩いた打球はピッチャーゴロ。その後9回にはライトの守備につき森野のライト線の打球を1つ処理し、これで現役生活に一応のピリオド(指揮官はCSへ意味深な発言をしていたが)。
 せめて勝って花道を飾りたかったが残念な結果。これも前田らしいと言えばらしい気もする。



69勝71敗3分

菊地原・最後のマウンド

2013-10-03 12:09:22 | 2013年
10月2日(火) マツダ
広島 7 - 2 阪神
○野村(12勝6敗)、今井、横山、菊地原、永川
本:木村(1号)


 カープは序盤から主導権を握る。2回木村には申し訳ないが”まさか”の一発で2点を先制。3回にも押し出しで追加点を奪うと5回にも野村のタイムリーに続き、満塁から菊池の走者一掃の2塁打で7-0。

  
 これで勝負あり。
 野村は制球力も甘く、本来のコントロールも影を潜め不安定ではあったが、それでも6回を2失点。CSへの最終登板で若干不安を残したが、マエケンに続く2番手に3人の内、誰がくるのか興味があるところでまずまずといったところか。

 
 カープが2位になるためには残り2試合に勝利し、阪神が4試合にすべて負けることが条件。他人任せにはなるが、数字が残る限り目指してほしい。



69勝70敗3分

遅ればせながら、4人目の2桁勝利

2013-09-30 09:52:11 | 2013年
9月29日(日) 東京ドーム
広島 4 - 0 巨人
○大竹(10勝10敗)、H(3勝1敗13ホールド)、ミコライオ

 カープは初回鮮やかな先制攻撃。丸が内野安打で出塁すると2番菊池はエンドランを決め、ワイルドピッチもあって2、3塁のチャンスを作るとキラが2人を返すタイムリーヒット。


 先発大竹は粘りのピッチング。ピンチは作るものの要所を締め、気迫十分の内容で7回を無失点で2年連続の2桁勝利。
 これでカープは4人が2桁達成。にしては、このくらいの順位というのは合点がいかないが…。


 2点の後、追加点をなかなか取れなかった打線は9回、2死1塁、カウント3-2からランエンドヒットがかかる場面で石原の放ったレフトへのヒットで、1塁ランナー上本が一気にホームイン。上本の好走塁で試合を決める。


 CSを考えると、巨人に無様な負け方は避けたかったところで会心の勝利。阪神の調子が全くあがらない今、おそらく巨人はカープの方を警戒しているはず。



68勝70敗3分

貯金が遠のく引き分け

2013-09-29 00:24:39 | 2013年
9月28日(土) 神宮
広島 2 - 2 ヤクルト
久本、H今井(2勝2敗2ホールド)、横山、H永川(3勝1敗12ホールド)、ミコライオ(2勝4敗27セーブ4ホールド)、中田


 ここにきたらもう中4日の厳しいローテーションを組む必要もなく、先発マウンドにあがったのは久本。その久本は5回を無失点。開幕当初は先発ローテーションに入っていたにも関わらず、何故か中継ぎ→敗戦処理→2軍降格となってしまったが、久本に9回完封なんて誰も期待していないが、5、6回を3失点なら上等。今さらながら5、6番手の先発に苦しんだ今季だが、久本を固定しておけばもう少し楽な戦いができたのではないかと悔やまれる。


 さて試合は0-0の均衡を先に破ったのはカープ。8回、先頭の代打岩本のヒットから、丸のエンドランが決まり1、3塁。2番菊池は犠牲フライで先制。さらに2死1、3塁となったところで松山にタイムリーが飛び出て2点を奪う。


 ところがその直後。横山が2死をとったが3アウト目の1塁ゴロをエルのまずい守備(記録は内野安打)で出塁を許すと川端に同点HRを浴びる。エルはレフトでもファーストでも投手の足を引っ張っているが致し方ないと言ったところかもしれないがピッチャーがあまりに可哀そう。


 試合はその後は互いに動きがなくドロー。これでカープは残り4試合で借金は3。プラスを作るためには全勝しかない。厳しい戦いだが、数字上可能性がある限りは目指してほしい。



67勝70敗3分

前田引退

2013-09-28 09:09:46 | 2013年
 前田と言えば、数々の名シーンを思い出す。中でも巨人戦での石毛から放ったあのホームランはファンの語り草にもなっている。「北別府」、「川相」、「後逸」と言えばすぐピンとくる人も多いだろう。


 しかし、個人的に印象深いのは2つのデビュー戦。当時小学5年か6年だったと思うが、その年の春のオープン戦で衝撃のデビュー。鹿児島鴨野池球場でのロッテ戦で高校出の弱冠18歳は5打数5安打(内、4本が2塁打)。「これは凄い奴が表れた」と小学生ながらにも思った記憶がある。


 それから約3か月後の6月。公式戦で1軍に昇格すると即タイムリー。記憶が曖昧なところはあるが、その日たしか2安打したように記憶している。ここから一気にスター街道にのし上がった。


 前田の引退に関してはこのブログ内でも何度か触れた。近年は代打専門で前田が出塁すれば必ず中東のような代走が必要なわけで、それであれば中東には申し訳ないが、若い将来性のある選手を2名登録した方が良いと。
 また、これだけの選手に誰も「引退」を勧告できるわけないので、あとは本人が引き際を決めるだけとも。若干長引かせすぎた感はあるが、やはり実際に「引退」となると少し寂しい。


 背番号「1」については「ふさわしい選手が今はいない。そういう選手が出るまで休ましてあげて」と語ったが、荷は重くなるがそういう選手が早く出てくることを願うのみ。

もう一度気を引き締めて!

2013-09-27 12:16:14 | 2013年
9月26日(木) 名古屋ドーム
広島 1 - 5 中日
●前田(15勝6敗)、今井、菊地原、今村


 前回発熱しながらも巨人打線を抑えたマエケンだったが、その立ち上がり、先頭の藤井の打球が右膝に直撃。一度背負われてベンチにさがったがテーピングを巻いて再びマウンドへ。
 その後初回こそ0点で切り抜けたが、本来の調子にはほど遠い。2回に先制点を与えると4回にはエルのまずい守備(後逸したが記録は3塁打)も絡み3失点。
 結局調子は取り戻せず連勝は9でストップ。

 打線もちぐはぐ。送りバントが決まらなかったり、無死1、2塁で外野フライで1塁ランナーがタッチアップでセカンドを狙い、タッチアウトだったり…、拙攻を繰り返し1点返すのがやっと。

 巨人のようにぶっちぎりの状態でないだけに、気を引き締めないといけないところ。せっかくチーム状態が良いのに、こんな怠慢なプレイをしていては流れが離れていきかねない。
 残り6試合、気を抜かずにいってほしい。
 もう一つ言えば、マエケンは中4日登板が続く等おそらく見えない疲労が蓄積しているはず。最多勝争いもかかっているが、ここはあえて無理をさせずCSに照準を合わせた方が良い。ローテーションを飛ばしてでも。登板させるとしても調整程度で良い。(かといってマエケンがいないから負け越して仕方ないというわけでえはない)
 それから今村に関してはこの日も内容が悪すぎで1失点。今の状態ではCSの戦力にはなりそうもない。



67勝70敗2分