明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

粘っただけに勝ちたかった

2014-07-07 12:16:02 | 2014年
7月5日(土) マツダ
広島 3 - 4 ヤクルト
バリントン、永川、河内、今村、●ミコライオ(1敗14S3H)
本:梵(4号)、会沢(3号)

 
 2点を追う8回2死から廣瀬が出塁すると打席には会沢。粘りに粘って放った打球はライトスタンドへ一直線。試合を振り出しに戻す。

 しかし、9回マウンドに上がったミコが1点を与えこれが決勝点。ミコは今季初黒星。せっかく重苦しい展開を追いついただけに勝ちたかった。会沢の同点弾の後、2死1、3塁のチャンスを作りながらも一気に勝ち越せなかったのが痛かった。

 
40勝33敗

戸田、今井は出てこれるか?

2014-07-04 23:30:50 | 2014年
7月4日(金) マツダ
広島 7 - 1 ヤクルト
○前田(8勝4敗)、戸田、今井
本:丸(11号)、エルドレッド(27、28号)

 
 前日の試合を雨で流し、スライド登板でマエケンが先発。中5日宣言が出されているので少しでも楽な展開で投げさすためには早い回での援護が必要。すると打線は2回に先制。1死2、3塁のチャンスで7番廣瀬がセンターへ犠牲フライ。さらに2死3塁でバッターは倉。追加点が奪えれば一気に有利に試合を運べるが倉のバッティングには正直期待できない。と思っていたところ、粘りに粘って10球目をセンター前にタイムリー。この一打が今日の試合では大きな一本になった。

 これで流れをものした打線は3回に丸、エルの連続HR、さらに5回にはエルの2打席連続の3ランで勝負あり。マエケンは9安打を浴びたが全て単打、再三ランナーを出しながらも要所を締めて7回を1失点。
 マエケン以上に目立ったのが8回に2番手でマウンドに上がった戸田。直球はMAX149キロを計測。スライダーのキレといい小気味よいピッチングが印象に残った。対象的に今年1軍初登板の今井は0に抑えたもののヒットを2本許すなどいまいちの内容。いずれの投手も先発、ロングリリーフの能力のある投手なので1軍の生き残りに邁進してほしい。


 さて長期連敗を脱し再び上り調子のカープだが、目指すところが「打」のチームになってしまったのはいささか寂しい。勝っているので文句の言いようもないが、カープの伝統でもある「走」がほぼ機能していないことに一抹の不安を感じざるを得ない…。

 
40勝32敗

みにくい試合はしていない

2014-07-03 11:59:57 | 2014年
7月2日(水) マツダ
広島 4 - 3 巨人
九里、永川、○中田(5勝3敗11H)、Sミコライオ(14S3H)
本:天谷(2号)

 カープは初回、天谷の先頭バッターHRで先制。まずは主導権を握る。しかし、再三ランナーを出しながらもなんとかピンチを切り抜ける九里に対し、巨人の小山は2~5回を三者凡退に抑える好投。徐々に流れは巨人へ。

 6回表、粘りの投球を見せていた九里だが長野2点タイムリーを浴び試合をひっくり返される。九里の3勝目はまたしてもお預け。

 前日はカープが得点すれば巨人がすぐに奪い返すと言った展開だったが、今日はその逆で勝ち越しを許した直後の6回裏、カープは天谷のヒットと菊池の2塁打ですぐさま同点とする。

 さらに7回には相手のエラーも絡んで1点を勝ち越したが、お次は巨人が直後に同点とし再び3-3。それでも8回裏に1死1、3塁から代打の小窪が犠牲フライで再び勝ち越し、これが決勝点で辛勝。
 堂林の復帰、田中や木村の好調でスタメンの機会は減っているが先日の代打タイムリーといい小窪は良い働きをしている。もっと使ってあげたい選手だが監督のお気に入りの復帰では仕方あるまい。


 今日の勝ちと言い、前日は負けはしたが巨人とがっぷり四つの戦いをしている。一気に勝ち越しを狙いたいところではあるがどうやら雨には勝てそうもない。巨人とは3戦戦いたかったが、中5日宣言のマエケンが予告されていただけにこの雨はかえって良い結果になりそうだ。

 
39勝32敗

逆転、逆転、また逆転

2014-07-02 10:40:32 | 2014年
7月1日(火) マツダ
広島 7 - 8 巨人
大瀬良、今村、●中田(4勝3敗11H)、河内、永川
本:エルドレッド(26号)、丸(10号)

 
 ペナントレースの勝負どころはまだまだ先だが、優勝するには必ず叩かなければいけない相手。後半戦を見据えてみても開幕後とは別チームのような巨人との戦いは重要な3連戦になる。しかし、ここに来て先発陣の早めの降板、登板過多による中田の不安定感や久本の肘痛(長期離脱)など投手陣には不安要素が多い。


 その大事な一戦の先発は大瀬良。7、8回まで投げてもらって優位に試合を進めたいところであったが初回に村田に2ランを浴び先制を許す。
 その後、カープ2回にエルの一発で迫ると、次のイニングで坂本がお返し弾でつきはなし。4回には連打と相手のエラーも絡んで同点にすると、次のイニングに2点奪われ再び2点差。
7回、丸の同点2ランと小窪のタイムリーでこの試合はじめてカープが勝ち越し。展開的にも勝負ありかと思ったが、次のイニングに不安要素のあった中田が坂本に逆転3ランを浴びてまたしても2点差。最後は1点返したが反撃はここまで。乱打戦を制したのは巨人。カープは得点した次のイニングで必ず失点。1点取れば1点返され2点取れば2点返され3点取れば3点返される…。結局初回の2点が痛かったということか。いずれにしても投手陣の不安要素を露呈した形になってしまった。

 
 ただし、本当に痛かったのは4回の攻撃。無死満塁と菅野を攻めロサリオの2点タイムリーの後、さらに無死1、2塁のチャンスで田中はセンターフライ。これが一番痛かった。続く木村はセカンドゴロでゲッツーは免れたが2死1、3塁。バッター倉のところのカウント1-1からの3球目で木村が盗塁。阿部はセカンド送球をしなかった。投球もボールだったのでカウントは2ボール1ストライク。ここで阿部は倉を敬遠し大瀬良と勝負。確かに倉のバッティングに期待はできないが、それでも大瀬良と比べると野手と投手の違いはある。あえて2塁に送球せずに満塁策を取って大瀬良を三振に仕留めた阿部の頭脳プレイというかそこまで考えている阿部にさすがと言わずにいられない。
 一方、ベンチの指示か木村の単独かはわからないが、カープとしては結果的に痛い盗塁になってしまった。
 結局この回の勢いをもってして逆転まで追い込めなかった時点で勝負ありだったかもしれない。その後の反撃は見事だったが…。

 
38勝32敗