明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

遅ればせながら、4人目の2桁勝利

2013-09-30 09:52:11 | 2013年
9月29日(日) 東京ドーム
広島 4 - 0 巨人
○大竹(10勝10敗)、H(3勝1敗13ホールド)、ミコライオ

 カープは初回鮮やかな先制攻撃。丸が内野安打で出塁すると2番菊池はエンドランを決め、ワイルドピッチもあって2、3塁のチャンスを作るとキラが2人を返すタイムリーヒット。


 先発大竹は粘りのピッチング。ピンチは作るものの要所を締め、気迫十分の内容で7回を無失点で2年連続の2桁勝利。
 これでカープは4人が2桁達成。にしては、このくらいの順位というのは合点がいかないが…。


 2点の後、追加点をなかなか取れなかった打線は9回、2死1塁、カウント3-2からランエンドヒットがかかる場面で石原の放ったレフトへのヒットで、1塁ランナー上本が一気にホームイン。上本の好走塁で試合を決める。


 CSを考えると、巨人に無様な負け方は避けたかったところで会心の勝利。阪神の調子が全くあがらない今、おそらく巨人はカープの方を警戒しているはず。



68勝70敗3分

貯金が遠のく引き分け

2013-09-29 00:24:39 | 2013年
9月28日(土) 神宮
広島 2 - 2 ヤクルト
久本、H今井(2勝2敗2ホールド)、横山、H永川(3勝1敗12ホールド)、ミコライオ(2勝4敗27セーブ4ホールド)、中田


 ここにきたらもう中4日の厳しいローテーションを組む必要もなく、先発マウンドにあがったのは久本。その久本は5回を無失点。開幕当初は先発ローテーションに入っていたにも関わらず、何故か中継ぎ→敗戦処理→2軍降格となってしまったが、久本に9回完封なんて誰も期待していないが、5、6回を3失点なら上等。今さらながら5、6番手の先発に苦しんだ今季だが、久本を固定しておけばもう少し楽な戦いができたのではないかと悔やまれる。


 さて試合は0-0の均衡を先に破ったのはカープ。8回、先頭の代打岩本のヒットから、丸のエンドランが決まり1、3塁。2番菊池は犠牲フライで先制。さらに2死1、3塁となったところで松山にタイムリーが飛び出て2点を奪う。


 ところがその直後。横山が2死をとったが3アウト目の1塁ゴロをエルのまずい守備(記録は内野安打)で出塁を許すと川端に同点HRを浴びる。エルはレフトでもファーストでも投手の足を引っ張っているが致し方ないと言ったところかもしれないがピッチャーがあまりに可哀そう。


 試合はその後は互いに動きがなくドロー。これでカープは残り4試合で借金は3。プラスを作るためには全勝しかない。厳しい戦いだが、数字上可能性がある限りは目指してほしい。



67勝70敗3分

前田引退

2013-09-28 09:09:46 | 2013年
 前田と言えば、数々の名シーンを思い出す。中でも巨人戦での石毛から放ったあのホームランはファンの語り草にもなっている。「北別府」、「川相」、「後逸」と言えばすぐピンとくる人も多いだろう。


 しかし、個人的に印象深いのは2つのデビュー戦。当時小学5年か6年だったと思うが、その年の春のオープン戦で衝撃のデビュー。鹿児島鴨野池球場でのロッテ戦で高校出の弱冠18歳は5打数5安打(内、4本が2塁打)。「これは凄い奴が表れた」と小学生ながらにも思った記憶がある。


 それから約3か月後の6月。公式戦で1軍に昇格すると即タイムリー。記憶が曖昧なところはあるが、その日たしか2安打したように記憶している。ここから一気にスター街道にのし上がった。


 前田の引退に関してはこのブログ内でも何度か触れた。近年は代打専門で前田が出塁すれば必ず中東のような代走が必要なわけで、それであれば中東には申し訳ないが、若い将来性のある選手を2名登録した方が良いと。
 また、これだけの選手に誰も「引退」を勧告できるわけないので、あとは本人が引き際を決めるだけとも。若干長引かせすぎた感はあるが、やはり実際に「引退」となると少し寂しい。


 背番号「1」については「ふさわしい選手が今はいない。そういう選手が出るまで休ましてあげて」と語ったが、荷は重くなるがそういう選手が早く出てくることを願うのみ。

もう一度気を引き締めて!

2013-09-27 12:16:14 | 2013年
9月26日(木) 名古屋ドーム
広島 1 - 5 中日
●前田(15勝6敗)、今井、菊地原、今村


 前回発熱しながらも巨人打線を抑えたマエケンだったが、その立ち上がり、先頭の藤井の打球が右膝に直撃。一度背負われてベンチにさがったがテーピングを巻いて再びマウンドへ。
 その後初回こそ0点で切り抜けたが、本来の調子にはほど遠い。2回に先制点を与えると4回にはエルのまずい守備(後逸したが記録は3塁打)も絡み3失点。
 結局調子は取り戻せず連勝は9でストップ。

 打線もちぐはぐ。送りバントが決まらなかったり、無死1、2塁で外野フライで1塁ランナーがタッチアップでセカンドを狙い、タッチアウトだったり…、拙攻を繰り返し1点返すのがやっと。

 巨人のようにぶっちぎりの状態でないだけに、気を引き締めないといけないところ。せっかくチーム状態が良いのに、こんな怠慢なプレイをしていては流れが離れていきかねない。
 残り6試合、気を抜かずにいってほしい。
 もう一つ言えば、マエケンは中4日登板が続く等おそらく見えない疲労が蓄積しているはず。最多勝争いもかかっているが、ここはあえて無理をさせずCSに照準を合わせた方が良い。ローテーションを飛ばしてでも。登板させるとしても調整程度で良い。(かといってマエケンがいないから負け越して仕方ないというわけでえはない)
 それから今村に関してはこの日も内容が悪すぎで1失点。今の状態ではCSの戦力にはなりそうもない。



67勝70敗2分

CS決定

2013-09-26 12:12:33 | 2013年
9月25日(水) 名古屋ドーム
広島 2 - 0 中日
○バリントン(11勝9敗)、H永川(3勝1敗16ホールド)、Sミコライオ(2勝4敗27セーブ5ホールド)
本:エルドレッド(13号)


 先発バリントンは初回こそ不安定な立ち上がりだったが、無失点で切り抜けるとその後はいつものように淡々とアウトを重ねる。最大のピンチは7回、1死満塁の場面を迎えたが大島を浅いライトフライ、藤井をセンターフライに打ち取り打線の援護を待つ。

 
 その打線は、このピンチの直後、浅尾に簡単に2死を奪われるが、ここから梵が粘って四球で出塁すると、4番のエルがレフトスタンドへ均衡を破るHR。


 これが決勝点になり、中日とのCS争いに終止符。


 勝つには勝ったが、この日もスタメンはサウスポー岡田に対して9人右バッター。そして岡田から放ったヒットはたったの3本。代わった右の浅尾から得点したのもあまりに皮肉っぽいが、4年もやってまだこんなことに気づかないのか?
 勝ったから良いと言えばそれまでかもしれないが、1番にルーキーの鈴木、それから1軍に昇格したばかりの迎がスタメンではまだまだ先がおもいやられる。


 勝利と同時に広島の街は大騒ぎ。TV局では3局で特別番組を組むなど優勝したかといわんばかりの盛り上がりよう。これが4、5年前なら喜べたかもしれないが、今は正直「たかが3位でなぜ?」、「野村続投か…」というくらいの感情しか湧いてこない。もともと戦力があるのはこのブログ内でも触れてきたが、指揮官にそれを発揮させる能力がなかっただけのこと。この「3位」で監督の手腕が買われるのが怖い。
 もう少し純粋に勝利を喜びたいと思うが、ファンの気持ちをこんな風にしてしまったチームの責任は重い。 



67勝69敗2分

王手!

2013-09-25 12:11:16 | 2013年
9月24日(火) 名古屋ドーム
広島 5 - 3 中日
○野村(11勝6敗)、H横山(1勝1敗15ホールド)、H永川(3勝1敗15ホールド)、Sミコライオ(2勝4敗26セーブ5ホールド)
本:エルドレッド(12号)


 先発野村は立ち上がり、2死を取って四球を出したところから崩れ、和田、高橋に連続タイムリーを浴びて一挙3失点。チームにとっても幸先の悪い展開。「今日はいったい何点取られるんだろう?」と不安にもなったが、その後は立ち直り中日に得点を与えない。

 打線はジワリジワリと反撃。2回、3回と相手のミスも絡んで2点を返す。中日の守備陣はまるで去年、一昨年のカープを見ているよう。
 7回、代打小窪の3塁打を足掛かりに丸、菊池に連続タイムリーが飛び出て一気に逆転。
 とどめはエルの一発で勝負を決定づける。


 これでCS進出に王手。数日前には「カープは巨人とまだ7試合も残しているんでしょ」と余裕たっぷりの発言をした高木監督も試合後には白旗宣言。
 今日を含めた中日との3連戦で1勝でもすればカープのCSは決定。色々言いたいこともあるが、それはそれでよい。せめてこの借金を返済をした上でCSに出場してほしい。


66勝69敗2分

巨人3連戦は1勝2敗

2013-09-24 09:25:48 | 2013年
9月21日(土) 東京ドーム
広島 7 - 4 巨人
○前田(15勝5敗)、今村、横山、Sミコライオ(2勝4敗25セーブ5ホールド)
本:廣瀬(9号)、菊池(10号)、梵(6号)


9月22日(日) 東京ドーム
広島 1 - 2 巨人
久本、●今村(2勝5敗3セーブ18ホールド)、今井、中田、永川

 
9月23日(日) 東京ドーム
広島 3 - 4 巨人
●大竹(9勝10敗)、菊地原、中田
本:小窪(3号)



65勝69敗2分

ズルズルいかずにすんだ

2013-09-20 11:15:32 | 2013年
9月19日(木) マツダ
広島 3 - 1 阪神
○バリントン(10勝9敗)、H永川(3勝1敗9ホールド)、Sミコライオ(2勝4敗24セーブ5ホールド)


 カープファンの強迫観念かもしれないが、負ければこのままズルズルといってしまうのではないか、と不安要素たっぷりの試合。
 さらに初回バリントンが坂に一発を浴び、簡単に先制されると嫌な予感が頭をよぎる。


 しかし、3回裏、松山の2塁打、梵のタイムリーですぐさま追いつくとなんとなく一安心。バリントンは立ち上がりから不安定だったが菊池の好守にも助けられると、4~7回は簡単に阪神打線を抑え込む。

 7回表。先頭木村のヒットを足がかりに1死2塁でバリントンに代打岩本。インコースの球を振りぬいた打球は鋭い当たりで1塁正面へ。ラッキーなことにこれが1塁手の手前で大きく弾みライト前へ。勝ち越しのタイムリー。
 さらに菊池の犠牲フライで1点を加える。


 バリントンの勝利投手の権利を永川、ミコがキープし、阪神に勝ち越し。


 この日で中日とは5.5ゲーム差。3位はよほどのことがない限り確定した。ペナントレースは巨人がマジック「1」。
 次節のカープ戦で優勝が決まりそう。ナインはしっかり巨人の胴上げを目に焼き付けておこう。



64勝67敗2分

ちょっと一息(になればいいが…)

2013-09-19 11:27:20 | 2013年
9月18日(火) マツダ
広島 1 - 9 阪神
●野村(10勝6敗)、河内、中田、久本
本:廣瀬(8号)


 連勝がいつまでも続くわけはないのでこの敗戦はさほど痛くはない。問題は今日の試合を取れるかどうかだ。


 試合内容もエラーやミスが絡んだのも確かだがここまで完全にやられてしまったら逆に切り替えやすいはず。とにかく今日のバリントンに頑張ってほしい。

 
 それはそうと昨日のRCCの放送で初めて金本の解説を聞いた。選手目線の物言いや口調は聞きやすく好感が持てた。現在のカープについては「その能力がありながらも、3年間レギュラーをはっている選手がいない」ことを問題視していた。具体的に廣瀬・天谷・岩本の名前もあがっていたが、見返してやろうと言う意気込みが選手に足りないのか、あるいは選手を使い切れない首脳陣に問題があるのか、ということを繰り返し言っていた。
 一応は「選手に問題があると思うけど…」とは言っていたが、首脳陣に問題ありという感がアリアリと出ていて笑えた。広島カープにドップリ浸かっているOBには到底こんな発言はできるはずもない。だからこそ、イエスマンじゃなく、こういう触れてほしくない箇所を指摘する人材が欲しい。
 解説を聞いていると、誰がどう聞いてもカープに戻りたい気持ちが大きいことはわかったはず。阪神に取られる前になんとかならないものか。



63勝67敗2分

劇的・サヨナラHRで7連勝

2013-09-19 11:18:36 | 2013年
9月17日(火) マツダ
広島 2× - 1 阪神
○大竹(9勝9敗)
本:石原(7号)  


 9回を1失点の大竹の好投に応えたい女房役は9回裏先頭バッターとして打席に入ると、久保からレフトスタンドに放り込み投手戦にケリをつける。
 

 カープはこれで7連勝。油断大敵ではあるが中日も勝ち切れていない状況が続いており3位は見えてきた。


63勝66敗2分

いつ以来?巨人に3タテ

2013-09-17 09:48:35 | 2013年
9月16日(月) マツダ
広島 5 - 4 巨人
中村、H今村(2勝4敗3セーブ18ホールド)、○横山(1勝1敗14ホールド)、ミコライオ
  

 
 カープは高卒ルーキー鈴木のタイムリーで先制。その後すぐに同点に追いつかれるが、8回裏均衡を破ったのはキラ。ランナーを2塁に置いてライト前へ。長野の後逸もあり、1点勝ち越しキラも一気に3塁へ。エルもタイムリーで続くなどこの回一挙4得点。


 こうなれば楽勝かとも思ったが、9回に巨人も反撃。エラーも絡んで3点を返され、一打同点と言う場面までいったが最後はミコが三振を奪いヒヤヒヤながらも逃げ切り。


 これで巨人相手にまさかの3連勝でヤクルト戦からの連勝を6に伸ばした。この間に中日とのゲーム差は4.5に広げ、安心はできないまでも3位をグッと手繰り寄せた。



62勝66敗2分

投打に活躍

2013-09-17 09:43:13 | 2013年
9月15日(日) マツダ
広島 10 - 0 巨人
○前田(14勝5敗)、今村

  
 中4日で登板のマエケンは危なげないピッチングで巨人打線を7回84球で零封。打っても先制点となるタイムリーを放ち、自ら流れを引き寄せる。

 打線は繋がり10得点。ホームランなしで10点と言うのが良い。巨人のお株を奪う猛攻で連勝。



61勝66敗2分

特大の一発

2013-09-15 08:57:50 | 2013年
9月14日(土) マツダ
広島 4 - 2 巨人
○バリントン(9勝9敗)、H横山(1敗14ホールド)、H永川(3勝1敗8ホールド)、Sミコライオ(2勝4敗23セーブ5ホールド)
本:キラ(14号)
  

 カープは1点ビハインドの3回、2人のランナーを置いてキラ。杉内の投じた直球を完璧に捉え、ライト2階席の看板にぶち当たる特大逆転3ラン。


 投げてはバリントンが調子はいまいちながらも要所を締め6回2失点。あとは好調救援陣、横山、永川、ミコと繋いで逃げ切り。

 
 ヤクルト戦では打ちまくったカープだが、強い相手に同じ戦いができるかと再三問いかけてきたが、まず初戦はその勢いそのままに指揮官が目指す野球ができたと言える。


 中日はDeNAに敗れこれで4位とは3.5ゲーム差。



60勝66敗2分

今季初・同一カード3連勝

2013-09-13 12:17:07 | 2013年
9月12日(木) 神宮
広島 12 - 6 ヤクルト
○野村(10勝5敗)、今井、河内、久本
本:キラ(13号)、野村(1号)、エルドレッド(11号)、菊池(9号)

  
 去年のリーキーイヤーは新人王を獲得したが8月以降1勝もできずに、9勝で終わった野村だったが、今年は2回目のチャレンジでクリア。マエケン、大竹と打ってきたバレンティンもっかり抑え日本新記録も防ぎ、さらに打っては4-2で迎えた3回、プロ入初ホームランを放つなど投打に活躍。

 カープ打線が好調なのか、ヤクルト投手陣が酷過ぎるのか、後者のような気もするが、この3連戦は打ちまくった。おそらく指揮官が4年間で目指してきた野球がこれだったのではないだろうか。
 これが明日からの巨人戦で同じようにできるか、注目だ。

 DeNAは巨人に3タテを喰らい、カープとは5ゲーム差で若干脱落してきた感あり。中日はしっかり2.5ゲーム差をキープしている。DeNAと同じ道を辿らなければと願うのみ。


59勝66敗2分

主役はバレンティン

2013-09-12 01:10:18 | 2013年
9月11日(水) 神宮
広島 6 - 2 ヤクルト
○大竹(8勝9敗)、横山、ミコライオ
本:エルドレッド(10号)


 勝つには勝ったが、今日の主役はヤクルト・バレンティン。昨日のマエケンからのHRで55本にリーチをかけて迎えた今日の試合。対大竹の3打席目、ライトに打ち上げた打球はスタンドイン。王、ローズ、カブレラに並ぶ55号。
 感覚的なものかもしれないが、こういった記録はよくカープ戦で出ている気がする。


 さて、試合は先発大竹が好投。7回を1失点。
 打線も序盤から援護。2回に上本のプロ入り初ヒットが貴重な先制タイムリー。3回には梵、エル、石原の好調組がタイムリーを放ち4点を奪い一気に主導権を握ると、大竹→横山→ミコの継投で逃げ切る。

 相変わらず、打ちまくっているように見えるが、相手はヤクルトと言うことをお忘れなく!これが対巨人の時にも同じように打てれば、その時には褒めてあげたいが。


 ところで、この借金でのCS進出という制度には再三意義を唱えてきたが制度と言えばそれまでなので、たいして意味を見いだせないまま無理やり納得してきたが、1つだけ3位の意味を見つけた。
 それは来年の開幕ゲームを地元で迎えれるということ。カープが広島で開幕を迎えるなんていつ以来だろうか?もちろん、地元ということだけでも優位に戦えるはず。
 大事な開幕戦を地元で、という気持ちで応援して行こう! 


58勝66敗2分