明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

どこにむかっている?

2014-07-16 10:54:17 | 2014年
7月15日(火) マツダ
広島 7 - 10 DeNA
●九里(2勝5敗)、池ノ内、今井、河内、永川


 前日の監督の堂林の後逸に対するコメントに違和感。「捕っていればだけど、たらればはつきもの。(直後の打席で)ヒットも打ったし良かった。」

 前日にも書いた通り「たられば」がつきものなら、「廣瀬がライトに入っていれば…」と思わざるを得ない。
 そして、今日の試合もその堂林が1番ライトでスタメン。寵愛起用もここまでいけば拍手もの。そして結果はというと、5タコで4三振。さらには前日と同じようにライトへの打球を後逸。前日同様2点を献上。ここまでくると憐れに思えてきて見てはいられない…。

 そもそも指揮官はこの選手をどう育てたいのか全く見えてこない。1番というタイプでないのは誰もが認めるところ。2番菊池、3番丸という流れを崩したくないのはわかるが、あとは固定されないメンバーでのやりくり。当然1番も固定できない。左投手の場合は梵だったり、小窪だったり、廣瀬だったりを起用するので、消去法的に堂林が1番に「居る」だけ。
 その方針は守備にも言える。サードなのかライトなのか、それともサードが難しいなら、外野手なら誰でもこなせると簡単に思っているのかはよくわからないが、これでは廣瀬をはじめとした元々の外野手に対しても失礼。そもそもサードは彼には困難。バッティングに集中させるためにも早い時期から外野一本で行けばよかったのに、サードにこだわり続け、今さらサードは難しいから「はい、外野」と言っても、キャンプからサード中心に練習をしてきて、シーズンに入って簡単に対応できるものでもない。守備にセンスがある選手ならまだしも全くセンスがない堂林には無理。そう考えれば堂林も可哀想にも思えてくる。
 まだ遅くない。今シーズンは無理にしても秋のキャンプからは徹底的にライトを守らせるべきだ。


 そして、その堂林の寵愛起用の煽りを一番にくらっていると言っても良いのが小窪。今シーズンの働きには頭が下がる。11日の中日戦で3安打、翌日もヒットを放つなど、今年はここまで打率.314、得点圏打率は.412。代打でも良い成績を残している。今は絶好調と言っても良い。しかし、DeNA戦になってからは右投手が先発と言うことでスタメン落ち。
 それでも代打で登場したこの試合も2-10とビハインドの展開で満塁の走者を一掃するタイムリー2塁打。シーズン序盤には「全員で戦う」と言っていた野村監督だが、言っていることとやっていることが全くマッチしない。


 さて試合はカープのダラダラぶりにDeNAもお付き合い。本来ならDeNAももっと楽に勝たなければいけない試合にもかかわらずカープに3点差まで迫られる展開。似たり寄ったりといったところか。前日も5時間40分、この日も30分の中断があったとはいえ4時間40分とチンタラ試合。見ている(聞いている)方がつかれる。

 
 カープは9回裏、1点を返してなおも1死満塁のチャンス。ここでピッチャーは三上からサウスポーの林に交代。バッターは田中。いつもの野村監督なら廣瀬あたり(右バッター)を代打に送るはずだが、ここでは送らずに田中をそのまま打席へ。結果はセカンドゴロゲッツーでゲームセット。
 個人的には結果は最悪だったがこの起用法に問題はないと思う。が、野村監督がこれまでやってきた野球という見方をすればまず間違いなく代打と言う場面。信念が見えない采配、いったいどこへ向いているのやら…?
 


41勝39敗1分

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