明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

野球は難しい

2013-04-29 20:49:11 | 2013年
4月29日(月) 甲子園
広島 6 - 5 阪神
バリントン、河内、○今井(1勝)、S今村(2敗1セーブ7ホールド)
本:菊池(2号)

 ラジオ放送を聞き始めたのが7回4-4の同点から。

 8回の攻防。カープは丸のヒットとフィルダースチョイスで無死1、2塁。松山が送って、1死2、3塁。ここで梵が2ボールからの3球目を簡単に打ち上げて内野フライ。2死となって石原に代えて代打栗原。1割5分の打者に送った打者は2割2分で得点圏打率1割5分の打者。安部や中東、小窪あたりではダメなのか?
 結果は当然のごとく空振三振。一気に阪神に流れが傾く。

 その裏。バリントンが1死から連打を浴び1、3塁とされたところで降板。代わった河内が福留をサードゴロに打ち取るが打球に勢いがなく、1塁のみアウトで3塁走者の生還を許す。

 かたやフライに三振。かたやボテボテのゴロが勝ち越し打。あまりに対照的で阪神に流れがいったかに見えたが。

 9回表。流れをつかみかけたはずの阪神の守備が乱れる。代打中東がサード強襲ヒットで出塁した後、1死2塁とし、バッターは菊池。前進守備のセンター、ライトの間への打球をまさかのお見合いで1、3塁。次打者丸はなんと敬遠。ありがたい敬遠。阪神は勝っているにもかかわらずただでセカンドベースをプレゼントしてくれる。
 続く4番廣瀬は初球を打ってサードゴロ。ここで今度はサードが打球を弾いてまず同点。松山はレフトフライに倒れるが、6番梵がライト前にタイムリーで逆転。

 阪神にいただいた点を最後は今村が守りきりゲームセット。白星が舞い込んできた。

 
 ただし。なぜ今村?ミコはどうした?野村の不調、マエケンの抹消に続いて大竹まで肩の張りを訴えて次回登板を回避。ミコまで?
 若い勢力も出てきてはいるがまだ未知数。何もなければ良いが…。


12勝13敗1分

プロ入初勝利

2013-04-28 21:06:44 | 2013年
4月28日(日) マツダ
広島 7 - 1 中日
○中村(1勝)、中田
本:ルイス(1号)、松山(2号)

 ここまで不振を極めていたルイスがやっとお目覚め。先頭バッターホームランを含む4安打の固め打ち。初回にはこのルイスのホームランに続いて松山にも2ランが飛び出て3点を先制。
 
 以降終始カープのペースで進んで中日に勝ち越し。何と言っても先発の中村恭が7回を無失点の好投。これが嬉しいプロ初勝利。

 この中村の様にチャンスをもらった若手は怖いものなしで、どんどん攻めていってほしい。

 ちなみに、先日2年振りに1軍に上がった青木が登板機会なく昨日登録抹消。不審に思っていたが巨人・小野と交換トレード。青木には頑張ってほしいが、カープ相手にはほどほどにお願いしたい。
  

11勝13敗1分

あまりにも大きい初回4失点

2013-04-27 23:03:56 | 2013年
4月27日(土) マツダ
広島 3 - 5 中日
●中崎(1勝2敗1ホールド)、今井、上野、河内、福井
本:菊池(1号)

 廣瀬の記録更新及び連続打席ヒットの球団タイ記録(山本浩二)は1打席目で終了。今日はこれまでと一転、緊張の糸が緩んでしまったのか4タコ。

 記録はさておき、先発中崎が初回に炎上。4点を奪われると2回にも1点を追加され序盤で5失点。ワンサイドゲームかと思われたが、2番手以降のピッチャーが3~9回を無失点に抑えゲームを作る。
 打線も3回に丸のタイムリー、5回には菊池の2ランで追い上げを見せるが、序盤の失点が大きく、反撃はここまで。

 ただ、最終回に少しばかり反抗を見せる。堂林の四球、代打栗原のヒットで2死2塁から代打小窪。フルカウントから打った打球は三遊間へ。ショートが捕球したが1塁には投げれず。スタートをきっていた堂林は勢い余って3塁をオーバーラン。ショートがサードに送球しタッチアウトでゲームセット。非常に判断の難しい場面ではあったが、それでも絶対にアウトになってはいけないところ。ラジオ解説の山崎隆造曰く、「無理して1点返したところでまだ点差は1点。もう1本ヒットが出なければ同点にならない。であれば、最初からストップし、満塁から次打者のヒット1本でも同じ結果。」
 
 完全に負けの展開だっただけに岩瀬を苦しめただけでも良しと判断すべきところか?
 

10勝13敗1分

日本新記録樹立

2013-04-26 22:44:12 | 2013年
4月26日(金) マツダ
広島 3 - 2 中日
○久本(1勝1敗)、H中田(2ホールド)、河内(3ホールド)、今村(2敗7ホールド)、Sミコライオ(1勝5セーブ3ホールド)

 先発久本は古巣相手に移籍後初白星。立ち上がりから絶好調にはほど遠い内容、被安打は4にもかかわらず与四球が7、フルカウントまでいった数も多く、5回で要した球数は137球。そんなのらりくらりの内容でも要所をなんとか締める。特に5回は満塁のピンチで変化球の抑えが効かなくなり、球が上擦り、押出しで1点を与えるものの後続を開き直ってストレート勝負でライトフライに打ち取る。

 
 その久本を強力に援護したのが廣瀬。これまで巨人戦から3試合で11打席連続出塁で迎えたこの日、第1打席のレフト前ヒットで球団記録(山本一義)に並ぶと、4回には1死1塁から先制の左中間を破るタイムリー2塁打で球団新記録。続く梵のショート後方の飛球で判断良くスタート。ショートとレフトの間に落ちている間に生還し2点目。振れていると自然と全てがうまく回る。
 3打席目も2塁にランナーを置いてライト前へ。ここはランナー菊池が本塁で刺され得点とはならなかったがプロ野球タイ記録達成。そして迎えた8回の第4打席。低めの見逃せばボール球をうまく拾ってセンター前ヒット。右へ左へセンターへ打ち分けて、15打席連続出塁の日本記録を樹立。とにかく振ればヒット。
 王でも長嶋でも、浩二でもイチローでも成し得なかった記録と思うと意外とすごい記録のような気がする。以前継続中なので明日の試合に更新の期待がかかる。


 試合はお互い拙攻の繰り返しで、好ゲームとは言えないが連敗を阻止できたことと、やっと久本に勝ち星がついたことが大きい。 
 ただし、敢えて苦言を呈すなら今村と栗原。今村は今日も失点し、3試合連続失点。昨日ファンの野次にキレたシーンもあったようだが、口でなく、投球でファンを黙らせてほしい。が、思っている以上に深刻なような気がする。
 そして、栗原。ステップした足が開きすぎてアウトコースの球に全く手が出ない。6回の3打席目、8回の4打席目はともにアウトコースの球に見逃し三振。特に4打席目はアウトコースのスライダーで1ストライクをとられると、2ストライク目、3ストライク目はともに直球でバットを一度も振ることなく。
 今は1軍のレベルで出場できる状態ではない。


10勝12敗1分

決定打出ず、投手陣も崩れる

2013-04-26 09:42:17 | 2013年
4月25日(木) 神宮
広島 7 - 8× ヤクルト
大竹、H中田(1ホールド)、H河内(2ホールド)、今村、Hミコライオ(1勝4セーブ3ホールド)、上野、●菊地原(1敗)
本:丸(1号)

 タイムリー欠乏症は開幕時よりほんの少しだけまともになってきた感もあるが、相変わらず「決定打」が出ない。完全に勝てた試合をミスミス捨ててしまった。

 3回2点ビハインドの場面で廣瀬のタイムリーで1点を返し、なお、2死2塁で栗原が三振。

 再び2点ビハインドで迎えた6回には迎のヒットを足掛かりに赤松がセーフティで1、2塁とし、菊池が2点タイムリーで同点。さらに、堂林、小窪が連続タイムリーで5-3とするが、石原が三振でとどめをさせず。

 5-6と逆転されて迎えた8回。2死満塁と攻め立てるが、代打の梵がレフトファールフライ。

 9回には1死満塁とし、廣瀬が押し出しの四球を選んで同点。押せ押せの場面で栗原、堂林が連続三振。

 延長に入って11回表、丸が今季初本塁打で再び勝ち越すが、その裏同点にすぐに追いつかれる。

 迎えた最終回。2死2塁のチャンスを作るも、またしても安部が三振。
 
 特にチャンスでの三振、それも見逃三振が目立つ。

 一方投手陣。先発大竹は好調とは言えず、5回を3失点。6回に味方が勝ち越したので一応の勝ち投手の権利は得ての降板となったが、今村が7回裏にバレンティンに3ランを浴び、大竹の白星はパー。
 今村は前回対戦でもバレンティンに決勝タイムリーを打たれたばかり。気をつけなければならない場面にも関わらず、1死から2、3番に連続四球。実にもったいないというか確実に何かおかしい。
 WBC組は軒並み不振を極めているようだ。

 延長に入ってから11回に勝ち越したにも関わらず、上野が不調。満塁から宮本にタイムリーを浴びて勝利がスルリ。
 カープの勝ちがなくなった最終回。「せめて引き分けに」と願ったが菊地原が上野を上回る程の大不調。1死満塁で三輪にサヨナラのタイムリーを浴びてゲームセット。
 
 勝ちきれないまでも、それなりに緊迫した試合は上野、菊地原の投球であっけなく終了。最下位ヤクルト相手にバリントン、大竹での連敗は痛すぎる。

 
9勝12敗1分

前田の長期離脱

2013-04-24 20:33:57 | 2013年
4月24日(水) 神宮
広島  -  ヤクルト(中止)


 まずは前日の試合から。前田の骨折と古沢コーチの退場劇を受けても打線は奮起せず。前田は長期離脱の可能性も。41歳で骨折となれば、治ったとしても現状まで復活させるのにも時間はかかるはず。「このまま引退」という思いも脳裏をかすめるのはカープファンなら誰もが感じていることではなかろうか。ましてや完璧主義の前田だけに、自身の最高のパフォーマンスが見せれないとなると…。
 選手はこの前田の怒りになんとか応えてほしいし、応えなければウソ。ここは一致団結、何が何でも踏みとどまってほしい。前田の代わりに天谷が昇格。若手にとっては最大のチャンスである。


またしても怪我人が…

2013-04-23 22:52:43 | 2013年
4月23日(火) 神宮
広島 1 - 3 ヤクルト
バリントン、●今村(2敗6ホールド)

 開幕以来代打で9打数4安打と好調を維持してきた前田が同点の8回2死1、2塁の場面で登場。江村が投じた2球目は前田の顔に近いボール。辛うじてよけたが、さらに5球目、次は前田の左手首に当たるデッドボール。前田が怒りを露わに投手に詰め寄る一触即発の場面もあったが、前田はそのまま病院行き。診断結果は「骨折」。
 マエケン、エルに続いてまた1人脱落。

 さて、場面はその8回、2死満塁と攻め立てたが、結局ルイスが三振で無得点。するとその裏、2番手今村が2死から連打で2、3塁のピンチを招くとバレンティンに左中間へ2塁打を浴び、これが決勝点。

 ここで解せないのはベンチの指示。バレンティンへの初球はキャッチャーが中腰で一見歩かせるかと思いきや2球目は変化球でストライク。3球目は外れるが、4球目のボール球を振ってくれて2ボール2ストライク。下手に追い込んだものなので結果的に勝負に出て左中間に運ばれる。
 回は後半、バッターは4番、1点勝負、であればはっきりと敬遠の指示を与えるべきだったが後の祭り。

 5連敗で最下位のヤクルト相手にバリントンをたてて勝てなかったのは痛い。おまけに怪我人続出でガタガタだ。ただ、若手には大きなチャンスなのでプラスに転じてほしい。

 それにしても、前田がキレるシーンを見た記憶はない。よほどだったんだろう。


9勝11敗1分

今週2度目のサヨナラ

2013-04-21 23:14:02 | 2013年
4月21日(日) マツダ
広島 5× - 4 巨人
中村恭、中田、H今村(1敗6ホールド)、○ミコライオ(1勝4セーブ2ホールド)

 厳しい台所事情の投手陣は2軍から上がってきた中村恭が先発。相手が内海なので分が悪いと思ったが、試合をしっかり作る。1失点のまま迎えた7回に坂本にタイムリー、阿部には2ランを浴びたところで降板したが期待以上のピッチング。今の先発陣なら次も充分先発があり得る内容。

 打線は3点差をつけられた直後にエルの欠場で初の4番に入った栗原、堂林の連打をチャンスメイクすると、1死後、梵のタイムリーで1点返すと、2死2、3塁となって代打前田がセンター前へ同点タイムリー。

 ここから、今村が8、9回を、延長に入ってミコが10、11回無失点で切り抜けると、打線は11回裏、1死満塁としバッターは松山。ここで3塁ランナーは代走安部。そして、西村の投じた3球目を振りぬいた打球はお立ち台で本人が「正直やばいと思った」と言った1塁ゴロ。ただ、打球が高く跳ね上がったのと、3塁ランナーの安部のスタートが良かったので、1塁手がとることができずサヨナラ。おそらく取ってバックホームでもセーフ。

 今シーズン6試合目にしてやっと巨人から白星。


9勝10敗1分

最悪の事態発生

2013-04-21 09:55:11 | 2013年
4月20日(土) マツダ
広島 0 - 2 巨人
●中崎(1勝1敗1ホールド)、中田、河内、上野、梅津

 予告先発はマエケンだったが、腕を痛めて、緊急回避。先日の野村に続いて登録抹消。試合の途中にエルも死球で骨折。

 緊急先発の中崎はよく投げたが、打線が全く奮わず。菅野の前に1安打、トータルでも2安打では勝てるはずもない。

 早くも先行きがあやしくなってきた…。

8勝10敗1分

ジャイアンツとの違い

2013-04-19 22:28:42 | 2013年
4月19日(金) マツダ
広島 1 - 8 巨人
●久本(1敗)、梅津、河内、上野、菊地原、中崎

 カープは幸先よく先制。初回先頭ルイスの2塁打を足がかりに菊池が送って1死3塁とすると3番丸がレフト前へ先制タイムリー。ただし、打線のつながりはここまで。丸が盗塁に失敗した後、エルがレフトフェンス直撃の2塁打を放ったが後続が続かず。

 2回以降はチャンスらしいチャンスもなく。相手の先発ホールトンに完投を喫する。とはいえ、ランナーを出せなかったわけではない。ランナーを出しながらもホールトンに要所を締められる間に完全に巨人ペース。

 先発久本は順調な立ち上がりを見せるが、3回に不運な内野安打2本と四球で満塁のピンチで3番坂本に甘く入った球を満塁ホームランを喫して逆転を許す。

 5-1で迎えた7回には菊地原が代打阿部に3ランを喫し、これがダメ押し。
 
 坂本にしろ阿部にしろ甘い球を1球で仕留めるのはさすがと相手を褒めるしかない。栗原あたりはたしかにパンチ力はあるが、甘い球をファールにすることが多く、1球で決めることができない。阿部や坂本は打席の中で「楽しんでいる」ようで、チャンスになればなるほど「おいしい」場面ということで、余裕すら感じる。カープ打者陣は全く逆でチャンスになればなるほど追いつめられているように見える。このあたりが巨人とカープとの大きな違いか。


堂林


久本


堂林

8勝9敗1分

やっと繋がりを見せた打線

2013-04-18 22:23:28 | 2013年
4月18日(木) マツダ
広島 6× - 5 DeNA
武内、菊地原、梅津、○上野(1勝)

 上記、投手陣を見る限りは負け試合の継投にもかかわらずよく勝ちを拾った。

 3点ビハインドの9回裏のハイライト。
 まずは先頭5番梵がセンター前で出塁すると堂林が右中間を破る2塁打で1点返す。途中出場の中東が内野安打で続いて1、3塁とした後、同じく途中出場の安部がライトへ犠牲フライで2点目。1番にかえってルイス、代打栗原が連続四球で満塁。このチャンスで丸はセカンドゴロで本塁フォースアウト。2死満塁となったところでバッターはエル。DeNAの守護神山口が投じた初球を叩いてセンターオーバーの2点タイムリーサヨナラヒット。

 この逆転劇の前までは前回対戦でしてやられた小杉に8回で2得点とまたしても打ちあぐねていたが、山口への交代がカープにとっては良い方向に転がった。

 先発はプロ入初先発&今季初登板の武内だったが5回を4失点、特に四球絡みの失点が目立ち、先発の役割を果たすことはできず。ただ、この内容で見限ることはやめてほしい。先日打ち込まれたというか一人相撲をしてしまった戸田も即2軍行きだったが、これでは選手のモチベーションは上がってこない。もう1、2試合見てからの判断でも遅くはない。ましては、先発が4人しかいない現状なのだから。

 ちなみに今日の先発マスクは白浜。9回5失点…

8勝8敗1分

大竹につきる

2013-04-17 21:21:32 | 2013年
4月17日(水) マツダ
広島 1 - 0 DeNA
○大竹(2勝1敗)、H今村(1敗5ホールド)、Sミコライオ(4セーブ2ホールド)

 カープは初回先制攻撃。先頭安部の内野安打を足がかりに菊地が送って丸が四球。1死1、2塁とし、エルの初球にキャッチャーが投球をはじく。WBCの再現かのように2塁ランナーが3塁に走っていないのに1塁ランナーが2塁へ突進。が、WBCと違ったのは挟殺プレイで横浜側にミス。1塁ベースカバーに誰も入っておらず丸は1塁に戻り、さらに2塁ランナーの安部は3塁へ進塁。もらったチャンスでエルがきっちりライトへ犠牲フライ。
 エルには、というかカープ打線にはこういった打撃を期待したい。3塁にランナーをおいた場面で、もちろんヒットに越したことはないが、犠牲フライや内野手が前進守備をひいていない時の内野ゴロ等これで充分。
 
 この1点を大竹、今村、ミコで守りきる。大竹はリズムが良く、内野ゴロの山を築く。最大のピンチだった3回の2死満塁の場面ではラミレスの三遊間を抜けそうな打球を堂林が好捕し助けられるが、これも大竹自身のテンポの良さが守備陣にも良い影響を与えたもので、自らを救った結果に。

 8回からは今村が前日の悪夢を払拭するべく3者凡退に退けると、9回はミコがピンチを招くも0点に抑えゲームセット。

 前日に失点した2人が即無失点で切り抜けたという結果は大きい。また、苦しい台所事情で翌日の予告先発はプロ初先発になる武内と発表されているだけになんとしても連敗するわけにはいかない1戦で勝てたのも大きい。

 それにしても、昨年も何度も触れたが大竹は本当に良くなった。周りの状況がよく見えているので常に冷静に投げれている。技術的なことを言うとアウトコースへのストレート、カーブのコントロールが抜群に良い。かつて大野や黒田がそうだったように「大竹が投げている時はぜったい勝たせたい」と野手に思わせる投手に成長しつつある。


7勝8敗1分

石原に続くキャッチャーは…

2013-04-16 23:22:47 | 2013年
4月16日(火) マツダ
広島 6 - 3 DeNA
バリントン、ミコライオ、●今村(1敗4ホールド)

 緊急事態発生。2試合連続でノックアウトした野村が肩の張りを訴えて2軍落ち。日曜日の登板で散々な内容だった戸田、開幕以来登板ごとに失点を重ねる横山も降格。代わりに上がったのが上野。新聞報道ではこの後中村恭や武内あたりも上がる予定だがいずれも不安な面々。実質バリントン、久本、マエケン、大竹の4人しかいない。開幕前には安定していると評判が高かった投手陣が早くも崩壊の危機。

 ということで、今日はバリントンが先発でなおかつお得意様のDeNAが相手となれば落としてはいけない一戦。その期待に応えるべくバリントンは好投。8回を2失点。奪われた2点は菊池のトンネルでランナーを出した後、さらにヒットで1、2塁。次打者のレフトフライをエルがバンザイ(記録はヒット)で一気に2者生還。結果を見ればなんとも痛い菊池とエルのミス。

 4回。2点を先制された打線はエルと栗原のタイムリーで同点とする。さらに6回。1、2塁からセンター前に抜けそうな石原の打球をセカンドが好捕、三塁から一気にホームを狙った梵が本塁突入。タイミングはアウトだったが判定はセーフ。中畑退場劇もあったがとにかく勝ち越し。

 9回勝ちパターン継投でミコライオがマウンドに上がるも金城に同点タイムリーを浴びてリードを守りきれず延長突入。

 さらに延長10回。今村が先頭バッターに四球を与えると2死1、3塁となった後まさかのワイルドピッチで決勝点を与える。さらに気落ちしたところでタイムリーを浴び3失点でここまで。痛い敗戦。


 ところでここまで気になることがあるので試合終了後調べてみた。キャッチャー白浜である。
 ここまで今日を含めて白浜がマスクを被った時の失点である。

 3/29 1回 0失点
 3/31 2回 1失点(延長でサヨナラタイムリー)
 4/ 2 1回 4失点(9回に4点奪われ、その裏に3点奪うも結局4点が響いて敗戦)
 4/ 3 7回 6失点(先発マスク)
 4/14 1回 0失点
 4/16 1回 3失点(今日の試合)

 もちろん実際に失点しているのは投手だが、ここまで数字が悪いのは偶然ではない。

 今日の試合も今村のワイルドピッチが決勝点となったがキャッチャーは何が何でも後ろに逸らしてはいけない場面。実際阿部クラスのキャッチャーなら横にはじくような投球ではなかった。これでフォークボールを投げれなくなった今村はストレートしか投げることができなくなり、そこを狙い打たれてさらに失点を重ねた。

 石原の次のキャッチャーを育てたい気持ちはわからなくはないが、白浜はすでにプロ10年生。出るべき選手ならすでにスタメンをはっていてもおかしくない。白浜の限界はここまでのような気がする。であれば磯村あたりを1軍に帯同させ、経験を積ませる方がまだ将来を考えれば得策である。

6勝8敗1分

苦手中日相手に勝ち越し

2013-04-15 12:24:08 | 2013年
4月13日(土) 名古屋ドーム
広島 6 - 1 中日
○前田(2勝)、横山
本:廣瀬(2号)

 先発はカープがマエケン、中日が大野。と聞けばなんとなく「今日は勝てるな」と。さらに谷繋がスタメン落ちとなれば負そうな気がしない。


4月14日(日) 名古屋ドーム
広島 1 - 7 中日
●戸田(1敗)、梅津、菊地原、横山、河内

 先発戸田はせっかくのチャンスを生かしきれず。初回全くストライクが入らず打者9人で4失点。1軍にあがったばかりの2番手梅津も3失点。

 もともとローテーションの谷間であったし、中日相手に2勝しているので今日の敗戦は致し方ないといったところか。でも、長いシーズンを見ると先発はどうしても1枚足りない。誰か活きの良い投手が出てきて欲しいところ。

6勝7敗1分

こんな試合もできる

2013-04-12 23:11:35 | 2013年
4月12日(金) 名古屋ドーム
広島 5 - 4 中日
久本、○中崎(1勝1ホールド)、H今村(4ホールド)、Sミコライオ(3セーブ2ホールド)
本:エルドレッド(2号)、松山(1号)

 カープは初回の1死1、2塁のチャンスを潰すと以降5回まで中日中田にほぼ完璧に抑えられる。一方先発久本は1、2回に1点ずつ奪われるも粘りのピッチング。

 中日のペースで進んでいた試合だったが6回1番の安部の四球から流れが一転する。2番菊池がヒットで続くとその後四球も絡んで1死満塁。5番松山が三振で「またいつもパターンか~」と嘆きかけたところで、続く堂林が2点タイムリーで同点。さらに3番から7番に打順を下げたルイスがピッチャー強襲のタイムリーで逆転。今までここでの1本が出なかったのでとても貴重な追加点。

 こうなれば、なんとか久本に移籍後初勝利をプレゼントしたところだったが6回裏満塁のピンチからタイムリーを浴びまたしても同点。久本は自ら白星を遠ざけてしまう結果。それでもさらに満塁のピンチを抑え、6回を3失点。充分先発の役割を果たしたと言っても良い。
 
 ここからはどっちに転がるかわからない展開。

 7回2番手中崎が満塁のピンチを招くと谷繋に勝ち越しのタイムリーを許す。ただ、ここでも何とかこの1点で防ぐ。
 これまでのカープならここで終了と言ってもいいところだったが今日はここからある意味カープらしくない展開。

 8回表。先頭丸がサウスポーの小林に三振を喫すと、ワンポイントで武藤に交代。中日にとっては打つ手を打っての勝ちパターン継投かと思われたが代わった武藤が誤算。4番のエルが代わりっぱなをレフトスタンドに同点アーチをかけると、続く松山もライトスタンドへ決勝アーチ。久しく記憶にないスカッとする2者連続、しかも負け試合のどうでも良い場面ではなく、同点・決勝となる貴重なホームラン。たまにはこんな勝ち方も良い。

 中日サイドから言うとこの辺の投手陣の薄さが最下位に低迷している原因だろう。何と言っても浅尾がいないのがありがたい。

 苦手の中日から先手をとったのは大きい。明日はマエケンが先発なので連勝で借金返済といきたい。


5勝6敗1分