明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

今シーズン最終戦は本当の最後

2012-10-09 18:00:47 | 頑張っとるけ 応援してぇの カープ!
10月8日(月) 横浜
広島 8 - 1 横浜
○前田(14勝7敗)
本:廣瀬(6号)

 今季最終戦は横浜スタジアム。もちろん主役は「1番ショート・石井琢郎」。結果は2四球を含む3打数無安打で石井の現役生活はピリオド。
 それにしても、ラジオ観戦ではあったが、石井がバッターボックスに入るとカープファン、ベイスターズファン両方からものすごい石井の応援歌。4打席目には四球を与えた藤江に対して横浜ファンからブーイングという異様な光景も。
 
 さて、試合のヒーローはもちろん満塁HRを含む6打点を叩き出した廣瀬が「打」のヒーローなら、「投」のヒーローはもちろんマエケン。
 防御率のタイトルはまず間違いないが、この日の注目は奪三振。トップの杉内は172。170の能見が今日最終戦に先発するので、せめて杉内に並ぶか越しておきたかったが結果は171止まり。これで2冠の夢は絶たれる。

 三振狙いだけの8回以降のマウンドではあったが3年連続の200イニング越えでこの成績は立派。終盤は腰の調子がおもわしくなかったようなのでオフは体のケアにつとめてもらいたい。


 カープはこれで全日程を終了。ついこの間までCS争いをしていたのが嘘のよう。敗因をあげればきりがないが、やはり「采配」だろう。

 特に9月中盤の勝負どころで堂林にこだわり過ぎた結果といってもいいかもしれない。なぜあそこで石井琢郎というベテランの選択肢はなかったのか。言っても仕方ないのでこれくらいにするが、堂林にはここまでチャンスを与えてもらったのでぜひ来年にいかしてもらいたい。



61勝71敗12分

 

二桁届かず

2012-10-09 12:56:20 | 頑張っとるけ 応援してぇの カープ!
10月6日(土) 神宮
広島 1 - 0 ヤクルト
○野村、横山(2勝)、ミコライオ(3勝5敗21セーブ)

 勝って二桁勝利に乗せ、新人王を確実にしたい野村の最終戦は7回を無失点に抑えるもまたしても打線の援護なく、白星はつかず9勝止まりで1年目は終了。
 それでも、防御率は1.98とマエケンに続く2位。1年目で1点台の防御率は巨人堀内以来46年ぶり7人目の偉業。それだけのピッチングをしながら9勝とはどういうことか。

 野村を援護できなかった打線は9回にやっと1点を取り、なんとか勝利。


60勝71敗12分

 

若手躍動

2012-10-09 12:29:38 | 頑張っとるけ 応援してぇの カープ!
10月6日(土) 神宮
広島 4 - 2 ヤクルト
○今井(4勝8敗1セーブ)、横山、江草、S今村(2勝2敗4セーブ)
本:堂林(13、14号)
 
 初回、安部が内野安打で出塁すると相手のパスボールで進塁、菊池が送りバント、1死3塁で丸が犠牲フライで先制。
 
 この野球がなんで今までできなかったんだろう?

 6回、安部がヒットで出塁すると、すかさず初球に盗塁、菊池がタイムリーで2対2。ファンが見たかった野球はこういう野球。ヒットが4本出るの待つ野球なんてつまらない。東出、梵の1、2番ではこんな野球はできない。カープが来期浮上するには好き嫌い起用はやめて本気で指揮官が非情采配でもしないときっと無理。

 同点で迎えた7回、堂林が勝ち越し弾。9回にはダメ押し連発。

 投げては後半好調の今井が6回2失点。

 若手の活躍で勝利。つくづくベテランと伸び悩む中堅に見切りをつけ、若手に切り替えるべきと感じさせられる一戦。どうせ弱いならその方がファンも納得できる。



59勝71敗12分

 

所詮消化試合なので

2012-10-05 22:20:13 | 頑張っとるけ 応援してぇの カープ!
10月5日(金) 名古屋ドーム
広島 4 - 1 中日
○バリントン(7勝14敗)、中崎、今村、ミコライオ(3勝5敗20セーブ)

 中日は今日が最終戦。小笠原と英智の引退試合と来週からのCSのための完全な調整試合。中田を先発させたと思うと3回からは川上、それ以降もバンバン投手を調整登板。登録野手もほぼ全員起用。

 そんな相手に勝ったところでたいして嬉しくもない。

 昨日のTV解説で小早川が言っていたが、ヤクルトとカープの差はなにか。例えば1死3塁で内野手は前進守備をしていない状況。「1点どうぞ」と言っている時に、ヤクルトは最低限内野ゴロで得点できる。もちろん、中日、巨人は当たり前。カープはその「はい、どうぞ」の状況で「いいえ、いりません」ではないが、内野フライ、三振、浅い外野フライといったように取るべきところで取れなかった。ただでさえ打てない打線がヒット4本打たないと1点取れない状況では勝てるはずもない。
 四球→盗塁→送りバント→内野ゴロの間にホームイン。ノーヒットで1点というのがどれだけ相手にショックを与えるか。かつてのカープはこういう野球ができたはず。

 残り3試合。8日には横浜スタジアムで石井琢朗が最後の登場予定。幸い今日は梵はスタメンから外れた。せっかく若い力がスタメンのチャンスをもらっているので「いやらしい野球」を見せてほしい。はっきり言ってカープの中堅、ベテランクラスに見習う存在はいない。唯一の石井は引退。若手は中堅の怠慢プレイを真似ることなく若手らしく躍動してほしい。


 それから、外国人枠はバリントン、ミコライオ、サファテは何が何でも残留させてほしい。特にサファテの去就があやしいが、サファテに関してはそもそも4月28日の不可解な起用で完全に彼のやる気を削いでしまった。野村とサファテの確執のようなものも取り沙汰されたが、それでも一時帰国しながらも戻って頑張った。
 今年は去年手術した腰の調子が悪く調整不足。しかし、去年の成績を見れば今年の成績で終わるような選手じゃない。むしろ他の球団にいってしまったら必ず脅威となる。
 残留に力を入れてほしい。



58勝71敗12分

 

これぞ「消化試合」

2012-10-05 12:16:08 | 頑張っとるけ 応援してぇの カープ!
10月4日(木) マツダ
広島 0 - 4 ヤクルト
●大竹(11勝5敗)、江草、福井

 CSの進出不可能が現実的になってからの打撃陣はあまりにも酷い。石井琢郎の引退試合しかり、マエケンの最多勝がかかった試合しかり、野村の2桁勝利がかかった試合しかり。
 そして、この日も良いピッチングで12勝目をかけ、今季おそらくラスト登板になる大竹へのプレゼントは「見殺し。」

 朝の新聞に目をやると、「梵、今オフ膝手術へ」という見出し。よほど悪いんだろうがこの時期、消化試合で何もスタメン出場する必要全くない。痛いならサッサとリハビリに取り組むべきなのにまさかの3番スタメン。

 そして足を引っ張ったのは守備面。2回、大竹何回も内野ゴロに打ち取っても野手がアウトにしてくれない。1死1塁から三遊間のあたりを内野安打にしてしまうと、その後2死1、3塁からまたしてもボテボテのショートゴロをつっこんで捕球どころかさがってさがって捕球、2塁へ送ったがセーフとなり、記録は内野安打で先制点を与える。
 大竹のがっかりした表情が何度もTVに映し出され、「かわいそう」の一言しかでない。

 大竹は勝ちこそつかなかったが規程投球回数をクリア。よくここまで復活したものだ。拍手を送りたい。

 試合はもう書き飽きたが何度も塁上を賑わせながらも得点できず。



 そしてもう一つ悲しいのは福井。今日も後半敗戦処理的な登板。もちろん何度もチャンスを与えられながら活かしきれなかったのは福井は反省するべき。ただ、福井の持つ能力を開花させれないのは首脳陣の才能がないことを意味する。

 パリーグの優勝を決めた日ハム。ダルビッシュが抜けどうなることかと心配されたが見事な優勝。中でも広陵出身・吉川は14勝をあげ、防御率もトップ。昨年まで3年間白星がなかった投手が大活躍。栗山監督はコントロールに難がある吉川に「四球を与えても良いからとにかく腕振って納得いく投球をしろ」とアドバイス。この一言で吹っ切れた吉川は先の通りの立派な成績を残している。

 一方カープ。未だに福井に対して「四球は出すな、ストライクをなげろ」、挙げ句に序盤ですぐに見限り2軍落ち。福井の球威があれば少々高めのボール球でも打者は振る。

 福井は使い方によっては大活躍するが、間違えるとこのまま潰れてしまうかも。

 もう少し選手の性格から能力まで見極めて起用して欲しいものだ。好き嫌いでなく。

 

57勝71敗12分