対ベイスターズ７連勝

６月２９日(金)　マツダ
広島　２　－　１　横浜
○前田（８勝３敗）　Ｓミコライオ（１勝３敗６セーブ）

　先発マエケンはのらりくらりのピッチングだが７回を９安打されながらも１失点で試合を作るところはさすが。ただ、相手がベイスターズだけに助けられた感はある。それでもハーラートップタイの８勝目。
　
　打線も１点を先制された初回にすぐさま逆転。特に同点とした後チャンスがしぼみかけた２死１、３塁からの丸のタイムリーが結果的には決勝点となりなんとか勝利。

　今季未だベイスターズに負けなしの７連勝。他には勝てそうな気がしないのでせめてベイ相手にはしっかり勝っておきたい。

内海相手にになす術無し

６月２８日(木)　マツダ
広島　０　－　４　巨人
●今井（１敗１セーブ）

　前日のタイトルには『打線は上向き』としてみたが、ここのところ天谷や岩本、堂林が好調で一見確かに好調のように見えたが、よくよく考えてみるとそれほどでもない。というか、好調の選手が今の打線の中に４人いるだけで、その他の事は変わっていない。
　守備の雑さ、送りバントの失敗等前半の戦いから改善されたところはほぼなし。この日も４度の無死のランナーを進塁すらできずに内海に完封をくらう。ほころびが見えたというか、もともとできていなことが当然のようにできないなら連勝はおろか勝ちを拾っていくことも難しそう。
　新聞紙上には早くも「広島・自力Ｖ消滅」の文字がちらほら…。

打線は上向き

６月２６日(火)　マツダ
広島　５　－　２　巨人
○大竹（７勝２敗）　Ｓミコライオ（１勝３敗５セーブ）
本：岩本（３号）、堂林（７号）


６月２７日（水）マツダ
広島　２　－　３　巨人
●篠田（１勝３敗）


　２６日は好調の岩本が先制の２ランを初回に放つと一時は同点に追いつかれたが同じく好調の堂林がライトスタンドへ決勝のホームラン。
　大竹も好投でマエケンに並ぶ７勝目。６月は負け無しの４連勝で月間ＭＶＰの最有力候補。それにしても大竹は本当に良くなった。

　勢いそのままに迎えたいところだったが２７日は手痛い逆転負け。さい先良く先制したが巨人の一発攻勢、坂本、長野の２発であっさり逆転を喰らう。なんとか食い下がったが８、９回の無死１塁でのバント失敗が響いた。
　この後篠田はまたしても２軍行きが決定。えらく選手の扱いについて個人差が激しい。篠田の調子は決して悪くなかった。こんな適当な扱いをされたのでなかなか本領を発揮できるはずもない。

あともう一押し！

６月２４日(日)　金沢
広島　４　－　５　中日
●バリントン（３勝８敗）
本：赤松（２号）

　中日に４点を奪われ、前半の戦いならここで終了だったが今のカープはここからの粘りがある。最近では打線が好調で一度この点差を追いつく。ただ追いついた直後にバリントンが決勝の追加点を許し、その１点に泣く。ここらあたりが「弱さ」か。
　いやいや、２回の無死１、２塁、８回の無死１塁で強行策に出ていずれも逸機した指揮官の采配のミスか。

　

後半戦スタート

６月２３日(土)　富山アルペン
広島　３　－　１　中日
○前田（７勝３敗）　Ｓ今村（２セーブ）
本：堂林（６号）

　交流戦終盤、特にニックが離脱後特に打線の繋がりが良い。特に１番に入った天谷、４番の岩本、堂林、それから石原にもあたりが出てきた。天谷は３度の出塁にタイムリー、堂林は３試合連続となる６号、それからここのところ２番に入っている安部も３つの四球＋１安打１盗塁と貢献。やっと歯車が噛み合ってきた。

　先発のマエケンは本調子とは言えないが、７回を１失点はさすがの投球。ただ１つ気になるのは８回今村→９回ミコかなと思ったが、７回までマエケンをひっぱり、８回を梅津、菊地原でしのいで９回のマウンドへは今村。ミコにアクシデントか？それともいつかのサファテの時のようによくわからん采配か？いずれにしても少し気になるところ。

交流戦は６位

６月１６日(土)　西武ドーム
広島　５　－　６　西武
●バリントン（３勝７敗）
本：岩本（２号）、堂林（４号）


６月１７日（日）　西武ドーム
広島　１１　－　４　西武
○大竹（６勝２敗）　Ｓ今井（１セーブ）
本：天谷（３号）、堂林（５号）

　新外国人獲得への動きはあるようだが、「このままの方が良いのでは？」と思うくらいニックが抜けてから打線は好調。特に開幕時には悔しい思いをした天谷、岩本、赤松が今の好調を引っ張る。下手に外国人を入れて打線に切れ目ができたらせっかくの「線」も、またしても「点」に逆戻りしそう。でもこの球団はやるだろう。


　カープの交流戦は全日程が終了。借金「１」の６位なら思いの外頑張った方だが、セリーグではあいかわらず借金「７」の５位。来週からの巻き返しに期待はした。幸い打線が上向きなのでリーグ戦に戻ってもキープしてほしい。

　

相変わらず詰めが甘い

６月１４日(木)　ＱＶＣ
広島　６　－　３　ロッテ
○前田(６勝３敗) Sミコライオ

マエケンの粘りの投球で８回を１失点。打線も好調天谷が初回の先頭バッターとしてのツーベースヒットを足がかりに先制点を奪うと、その後も効率良く追加点をあげ終始優位に試合を進める。

楽勝ムードも９回に一転、岸本が２点を奪われまたしてもあやしい雰囲気となったが、最後はミコが締めてゲームセット。

対照的な１０回の攻防

６月１３日(水)　ＱＶＣ
広島　３　－　３　ロッテ
野村

　同点で迎えた１０回表の攻撃、先頭の倉がヒットで出塁するものの梵がバント失敗で送れず。続く岩本のヒットで１、２塁としたが赤松が凡退。ここでバッターは中東。中東には悪いがまだ会沢や迎など「中東よりも」期待できるバッターが残っていたにもかかわらず、そのまま打席へ。結果、あえなく見逃し三振で無得点。

　一方その裏のロッテの攻撃。井口が１死から丸の落球で出塁するとすかさず登録されたばかりの荻野を代走へ。するとすぐに２塁へ盗塁成功。この回点は入らずドローで終わったが、ここに強いチームと弱いチームの違いを見た。というよりも有能なスタッフと無能なスタッフとの違いと言ってもいいかもしれない。

　ああ、高橋慶彦に帰ってきてほしい…。

２日で７打点

６月１１日(月)　三次
広島　６　－　１　オリックス
○大竹（５勝２敗）　
本：堂林（３号）

　前日４打点、この試合３打点（スリーラン）と２日で７打点の堂林。ここまでセリーグの規定打席に達している選手の中で最低の得点圏打率だったがこれで一皮むけてほしいところ。

　試合はその堂林の援護弾等で序盤から優位に進めた大竹がまたしても好投でマエケンに並ぶチームトップタイの５勝目。
　
　ただし、前日の東出の骨折に続いて、初回のサードゴロで全力疾走のニックが一塁ベースを駆け抜けた際に靱帯を損傷。おそらく長期離脱。乗りかけてきたチームにまたしても試練の時。

　おそらくここのところ好調の岩本が４番に座ることになるだろう。「カープの４番」なんてたいした重圧もかからないのでこれまで通り気楽にいってほしい。
　

３試合の結果のみ

６月８日（金）マツダ
広島　１　－　１　ソフトバンク
前田
本：梵（５号）


６月９日（土）マツダ
広島　３　－　７　ソフトバンク
●齋藤（２勝３敗）


６月１０日(日)マツダ
広島　５　－　２　オリックス
○バリントン（３勝６敗）　Ｓミコライオ（１勝３敗３セーブ）

得てしてこんなもの

広島　１　－　２　日ハム
●岸本（２敗）

　前日大爆発した打線は１日で貧打に逆戻り。大量得点の翌日はよくあるパターン。負けることにたいして腹もたたなくなったが、それ以上に途中自らマウンドを降りた野村が心配。理由は明かされなかったが大事に至らなければよいが…。

今季最多得点

広島　１２　－　３　日本ハム
○大竹（４勝２敗）
本：赤松（１号）、岩本（１号）

　日ハムの先発は現在防御率パリーグ１位の吉川。「これは今日も勝てんかな？」と思ったが３回表にまさかの頭部死球で危険球退場。

　そこから一気に打線が爆発。代わった２番手土屋から赤松が即逆転ホームラン、その後もたたみかけてその回に７点を奪う。

　その後も点を重ね、終わってみれば１４安打１２得点の快勝。この試合は相手が途中で戦意喪失で完勝できたが明日もこうとは限らない。次の試合が大事。

　それにしても大竹は本当によくなった。

やはりこうなる…

広島　１　－　３　楽天
●バリントン（２勝６敗）

　勝つには勝ったが前日の良い雰囲気を一気にぶち壊す９回の守りでなんとなく嫌な予感はしたけど、的中。
　
　指揮官は「打てない」だの「消極的」だのと嘆いているようだが、「打てない」のはしょうがないこと。そもそもオフの補強を怠って現有戦力でフロントと首脳陣が「勝てる」と判断した結果なので、それを今さら嘆くのは本末転倒。

　その中で前日の９回の守備のような軽率な指示をすれば自ずとこういう結果になる。西武が弱かったと言えどもせっかくの３連勝なのにこれではとうてい波に乗れるはずはない。

後味の悪い勝利

広島　４　－　３　楽天
○前田（５勝３敗）　Ｓ今村（１セーブ）

　マエケンの粘りのピッチングで楽天打線を８回まで０点に抑え、スイスイといくかと思われた９回、やる気のなさというか、気を抜いたというか、「どうなってるのベンチ？」と思わされる采配。

　４－０ですっかり安心したのか、９回１死からミコが安打を許すと次打者の時に投球の間に２塁へ進塁（記録は盗塁でない）を許す。さらにヒットで１死１、３塁となるとまたまた１塁ランナーを簡単にセカンド進塁を許す（やはり記録は盗塁ではない）。その後タイムリーを許すとさらに１、３塁。サードゴロで２死としたがその間に２点目を奪われる。２死２塁、一発ホームランでも出ると同点の場面でまたしても無警戒で簡単に２塁ランナーに３塁進塁のプレゼント（もちろん盗塁でない）。
　「いくらなんでもやりすぎじゃろ！？」。
　さらにタイムリー内野安打で３点目。ここでミコが降板し今村へスイッチ。今村が最後のバッターを３球三振で仕留め、なんとかゲームセット。
　
　フリーパス？このベンチはバカかっ！？

　いっそのこと、逆転でもされればよかったのに！

　

１３カードぶりの勝ち越し

広島　５　－　３　西武
○野村（４勝３敗）　Ｓミコライオ（１勝３敗２セーブ）

　カープが上り調子になったわけではなく、ましてや強くなったわけでもない。今の西武がよほど弱いだけ。ただ、喜ばしいのはこの２試合で岩本、小窪、赤松、天谷がそこそこ躍動したこと。考えてみたら開幕を２軍あるいは控えに甘んじてきた選手ばかり。ここらでレギュラー（？）陣を追い越すくらいの活躍を見せてほしい。

　先発野村は安定している。ここまで大崩れしたことはない。その証拠に先発した試合は必ず６回は投げている。防御率もリーグ３位。勝ち星がもっとついていてもおかしくない内容。腐らずに耐えてほしい。