明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

流れというものは…

2014-05-28 21:49:52 | 2014年
5月28日(水) マツダ
広島 5 - 6 ロッテ
九里、H中田(3勝8H)、●永川(1勝2敗10H)、梅津
本:ロサリオ(4号)、キラ(6号)


 4-3と1点リードの8回表、ブラゼルが放った打球は無情にもスタンドイン。この回登板の永川は2死まで簡単にとったが伏兵根元に一発を浴び1点差に迫られると、さらに1、2塁のピンチを招きバッターは代打のブラゼル。ちゃんとしたデータではないが、なんとなく阪神時代に永川は打ち込まれているイメージがあったがその嫌な予感は的中。

  
 ただこの逆転劇にはちゃんとした理由がある。7回裏、カープは無死満塁のチャンスを作るがロサリオ、木村、キラが凡退し、一気に突き放すべき場面が一転、相手に流れを与えてしまう結果に。
 満塁で最初のバッターで点が取れないと無得点に終わるというジンクスじみたものもあるがまさにその通りで、ロサリオの見逃し三振が特に痛かった。もっともロサリオはここまで4本のHRを放っているがいずれも変化球、直球をキレイに弾き返した打球をみたことがない。今日の2点目のHRもカーブをレフトスタンドに運んだもの。7回の絶好機にはアウトコースのそれほど厳しいコースではない球に手が出ず最悪の結果に。


 さらに言えば7回に奪われた2点目もセカンドとライトのお見合いで許したランナーを生還させたもので力投の九里の足を引っ張る形に。カープはこれまで投手陣を中心に守り勝ってきたがここにきてほころびが出てきている。ロサリオがスタメンで出ている以上仕方ないと言えばそれまでだが今一度どうやって勝ってきたか思い出していただきたい。


 打たれた永川を責める気にはなれない。それでもこれまで終盤でリードしている展開ならほぼ勝ちを拾っていただけにあまりにも痛い敗戦。自慢の中継ぎ陣が打たれて逆転されたという展開が開幕以降ほぼなかっただけにズルズルと引きずらなければ良いが…。


 あとはエースに託すのみ。こういう時に勝ってこそのエースだ!


29勝20敗

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2 コメント

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二塁がタダ? (Unknown)
2014-05-29 11:49:03
昨日の敗戦は、この妙な勢いを完全に消し去るほどの致命傷になるかもしれんね。
一つ気になるんが、交流戦に入っての盗塁阻止率が0に近いのではないかと・・・
詳しい情報で調べたわけではないが、おそらく1度も刺してない気がする。
癖を完全に盗まれているのか、ワンヒットが2塁打に簡単に変わるようでは、この先の戦いが苦しすぎる。
ブラゼルに打たれる前の記憶をたどると確か・・・角中のヒット→代走に2盗を許す→四球でランナーをためる→ブラゼルの一発で3点を失う。
あの場面での2盗は結果的にかなりのプレッシャーを永川に与えたと考える。

広島やセリーグのチームでは走ってこない場面にパリーグは果敢に盗塁を挑んでくるし、それを成立さすところがすごい。
見習って取り入れる事はできないものかな?
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走る野球 (washi)
2014-06-02 10:47:00
本来はカープがやってきた野球ですね。かつてはそれで他球団から恐れられたものです。
古くは大下、三村、衣笠も盗塁王を取ったことがある選手、浩二も速かった。今井という足のスペシャリストもいた。
続いて慶彦、隆造、正田。それから野村、緒方、前田、金本もトリプルスリーをやっている。
現在は赤松に菊池、丸…。

未だに「カープ=機動力」という輩はたくさんいますが、野村監督になってからというものその伝統は全くなくなってしまいました。
この指揮官はとにかく打って勝ちたいようです。
エル、キラ、ロサリオの前でランナーを走らせてアウトになるよりも、長打を期待したいみたいです。
カープの魅力のドンドンなくなっていきますね。
オールドファンには寂しい限りです…。
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