明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

初勝利!

2014-07-16 22:48:28 | 2014年
7月16日(水) マツダ
広島 11 - 7 DeNA
○戸田(1勝1敗)、H永川(1勝3敗12H)、Hフィリップス(1勝1H)、H中田(5勝3敗13H)、中崎、ミコライオ
本:キラ(9号)、エルドレッド(29号)



左端を縦に読んでいくと…


 今日の注目は何と言ってもコレ。高橋慶彦氏カープ中継の解説に初登場。何をしゃべるかはもちろんのことだが、それより何よりもTV局が球団の了承なしに勝手に解説者を招くのはご法度と聞く。ということは、慶彦氏のゲスト解説に関してある程度球団もわかってのことだと思えば金本や西山も含めて少しだけ将来に期待できる気がする。


 試合は今日も長いダラダラゲーム。打線は効率的で17安打で11得点。先発戸田は小気味よいピッチングで4回までは0に抑える。しかし、落とし穴は初勝利が見えた5回。筒香に3ランを浴びるなど一挙4失点で同点に追いつかれる。戸田は5回4失点で降板。
 しかし直後に打線が援護。満塁のチャンスで会沢のタイムリーと鈴木のサードのエラーを誘う強烈な打球で2点をもぎ取り勝ち越し。戸田に再び勝ち投手の権利が発生。
 その後は追加点を重ね逃げ切り。戸田は嬉しい(?)プロ入初勝利。


 内容はともかく戸田の勝利に「ん~。戸田がね~。勝ちが見えて意識したのかな~。4回までは評価しないといけないね。」 
 当然意識もするでしょう。ここは言いたいことは我慢して「今回は打線に助けられたから次はもっと長いイニングを投げてほしい」くらいのことを言って気分を乗せてあげれば良いのに。ここらあたりの選手の乗せ方が下手くそだな。
 もちろん監督のことです。


 一方慶彦氏は解説の中で本日1番目立った選手に挙げたのが、野村監督が酷評した戸田。打者のインコースの制球の精度を上げるともっと楽に投げれるだろうと。


42勝38敗1分

どこにむかっている?

2014-07-16 10:54:17 | 2014年
7月15日(火) マツダ
広島 7 - 10 DeNA
●九里(2勝5敗)、池ノ内、今井、河内、永川


 前日の監督の堂林の後逸に対するコメントに違和感。「捕っていればだけど、たらればはつきもの。(直後の打席で)ヒットも打ったし良かった。」

 前日にも書いた通り「たられば」がつきものなら、「廣瀬がライトに入っていれば…」と思わざるを得ない。
 そして、今日の試合もその堂林が1番ライトでスタメン。寵愛起用もここまでいけば拍手もの。そして結果はというと、5タコで4三振。さらには前日と同じようにライトへの打球を後逸。前日同様2点を献上。ここまでくると憐れに思えてきて見てはいられない…。

 そもそも指揮官はこの選手をどう育てたいのか全く見えてこない。1番というタイプでないのは誰もが認めるところ。2番菊池、3番丸という流れを崩したくないのはわかるが、あとは固定されないメンバーでのやりくり。当然1番も固定できない。左投手の場合は梵だったり、小窪だったり、廣瀬だったりを起用するので、消去法的に堂林が1番に「居る」だけ。
 その方針は守備にも言える。サードなのかライトなのか、それともサードが難しいなら、外野手なら誰でもこなせると簡単に思っているのかはよくわからないが、これでは廣瀬をはじめとした元々の外野手に対しても失礼。そもそもサードは彼には困難。バッティングに集中させるためにも早い時期から外野一本で行けばよかったのに、サードにこだわり続け、今さらサードは難しいから「はい、外野」と言っても、キャンプからサード中心に練習をしてきて、シーズンに入って簡単に対応できるものでもない。守備にセンスがある選手ならまだしも全くセンスがない堂林には無理。そう考えれば堂林も可哀想にも思えてくる。
 まだ遅くない。今シーズンは無理にしても秋のキャンプからは徹底的にライトを守らせるべきだ。


 そして、その堂林の寵愛起用の煽りを一番にくらっていると言っても良いのが小窪。今シーズンの働きには頭が下がる。11日の中日戦で3安打、翌日もヒットを放つなど、今年はここまで打率.314、得点圏打率は.412。代打でも良い成績を残している。今は絶好調と言っても良い。しかし、DeNA戦になってからは右投手が先発と言うことでスタメン落ち。
 それでも代打で登場したこの試合も2-10とビハインドの展開で満塁の走者を一掃するタイムリー2塁打。シーズン序盤には「全員で戦う」と言っていた野村監督だが、言っていることとやっていることが全くマッチしない。


 さて試合はカープのダラダラぶりにDeNAもお付き合い。本来ならDeNAももっと楽に勝たなければいけない試合にもかかわらずカープに3点差まで迫られる展開。似たり寄ったりといったところか。前日も5時間40分、この日も30分の中断があったとはいえ4時間40分とチンタラ試合。見ている(聞いている)方がつかれる。

 
 カープは9回裏、1点を返してなおも1死満塁のチャンス。ここでピッチャーは三上からサウスポーの林に交代。バッターは田中。いつもの野村監督なら廣瀬あたり(右バッター)を代打に送るはずだが、ここでは送らずに田中をそのまま打席へ。結果はセカンドゴロゲッツーでゲームセット。
 個人的には結果は最悪だったがこの起用法に問題はないと思う。が、野村監督がこれまでやってきた野球という見方をすればまず間違いなく代打と言う場面。信念が見えない采配、いったいどこへ向いているのやら…?
 


41勝39敗1分