明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

投手戦を落とす

2014-04-29 18:36:32 | 2014年
4月29日(火) 甲子園
広島 0 - 1 阪神
●バリントン(3勝3敗)


 カープ・バリントン、阪神・メッセンジャーの投手戦。メッセンジャーがバッタバッタと三振の山を築くのに対し、バリントンは打たせては取るピッチングで試合はスイスイ進む。カープのヒットは6回の松山、7回のバリントンの単打2本のみ。一方阪神のヒットも2安打。しかし、その内1本が手痛いホームラン。

 バリントンは6回までパーフェクトピッチング。7回2死から鳥谷にヒットを浴びるが後続を絶つ。しかし8回に落とし穴。福留に投じたアウトコースよりの球を捉えられバックスクリーン右に叩き込まれる。
 結局バリントンはあと7人でパーフェクトピッチングというところから一転敗戦投手に。
 
 9回、最大のチャンスは代打田中の四球から。無死1塁とメッセンジャーを攻めるが、ここで堂林の送りバントはキャッチャーファールフライ。菊池の打席で代走赤松が2盗を試みるが、ここはキャッチャー鶴岡に読まれ、見事に外されセカンドタッチアウト。菊池はセンターフライに終わりゲームセット。


 接戦に持ち込めばカープに分があると前日書いたが、9回の大事な場面で大きなミスが出てしまった。ここは反省点だが、試合内容としては展開も早く締まった試合だったのであまり引きずることはない。大事なのは連敗しないこと。



18勝8敗

 


 




 


巨人戦勝ち越し

2014-04-28 11:07:57 | 2014年
4月26日(土) マツダ
広島 5 - 11 巨人
●九里(2勝1敗)、横山、小野
本:エルドレッド(7号)


4月27日(日) マツダ
広島 3× - 0 巨人
前田、Hミコライオ(8S2H)、○一岡(1勝8H)
本:エルドレッド(8号)

 
 土曜は大竹相手に5点を奪うが、それ以上に九里が打ち込まれ完敗。以前にも書いたように大竹は巨人打線を味方につければ少々悪いピッチングをしてもある程度勝ち星は拾える。去年までのカープで5点も奪われてしまったらまず白星はつかない。


 しかし、日曜日はそのお返しとばかりに大竹の人的補償で加入した一岡に嬉しいプロ初勝利。これまで登板した13試合で未だに自責点は「0」。ここまでの活躍を誰が予想したか?

 試合はマエケンが好投。9回を投げ切り巨人打線を0に抑える。一方内海も好投。互いに譲らぬ展開は0-0のまま延長に突入。
 
 カープは11回裏。菊池、丸の連打でチャンスを作ると4番・エルがレフトスタンド上段へサヨナラ3ラン。好投の内海を7回で降板させドンドン打つ手がなくなっていった巨人に対し、カープはマエケンが9回を投げたことで投手陣に余裕。投手力の差が導いたサヨナラ劇といってもおかしくないだろう。


 この巨人3連戦の前には巨人投手陣を打ってこそ「絶好調と言える」と書いたが、今の勢いは「本物」か?


18勝7敗

 


 




 


巨人相手に先勝

2014-04-25 23:59:24 | 2014年
4月25日(金) マツダ
広島 7 - 3 巨人
○篠田(2勝1敗)、H中田(2勝4H)、一岡、永川
本:丸(5号)、ロサリオ(1号)


 カープは幸先良く初回に先制。堂林の四球を足がかりにエルのタイムリーで杉内を攻める。杉内は調子に乗せてしまうとドンドンピッチを上げてくるので、とにかく攻めるなら序盤。そういう意味ではとても大きな先制劇。

 ただし、巨人打線も簡単にはいかない。先発の篠田の調子はどちらかと言うと良い方。初回は簡単に巨人打線を三者凡退に退ける。しかし落とし穴は1点リードの3回、橋本のヒットから投げる球、投げる球ことごとく弾き返され、一挙3失点で逆転を許す。


 DeNA、ヤクルトと調子の上がらないチーム相手に勝ち越してきたが、いよいよここが本当の力があるか否の見せどころ。
 逆転を許した直後の3回裏、堂林のレフトオーバーの2塁打で反撃の狼煙をあげると、1死後丸がライトスタンドに豪快な一発で即同点。


 再び振り出しに戻ったゲームは5回にまたしても堂林の四球からチャンスを作るとエルの犠飛で勝ち越し。緊迫したゲームの流れを大きく引き寄せたのは6回の守備から。篠田は先頭の長野をアンラッキーな内野安打で出塁を許し無死1塁。続くロペスの打球は右中間へ。頭を越されそうな打球を丸が背走し、フェンス際で見事にキャッチ。抜けていれば一気に巨人に流れがいってしまう場面でビックプレー。さらに阿部はゲッツーに仕留め結果的に無失点に抑える。

 このプレーで流れを引き寄せたカープはある意味自然な流れで追加点。キラの代わりに1軍にあがって3試合目のスタメン・ロサリオが初HRで杉内をマウンドから引きずり下ろす。「勝負あり」とまでは言えないが、展開からしてほぼ勝利を確信。


 それでもいつ爆発するかわからない巨人打線だが、7回1死後、中田にバトンタッチすると今日も強力中継ぎ陣が8回一岡、9回永川で締めて巨人に先勝。


 篠田は3回だけストライクが真ん中に集まり、巨人に集中打を浴びるが、それ以外のイニングは完璧とは言わないまでも、要所を締め7回途中まで3失点と好投。


 明日の巨人の先発は大竹。とても楽しみな一戦だ。今の調子なら打ち崩せそうだが。


17勝6敗

 


 




 


打線は本物?

2014-04-24 23:05:58 | 2014年
4月24日(木) 神宮
広島 9 - 2 ヤクルト
○大瀬良(2勝1敗)、横山
本:田中(1号)、小窪(1号)


 先発の大瀬良は大量援護にも守られ8回を2失点。先発陣にもう少し長いイニングを投げてほしいと昨日書いたばかりだが早速ルーキーがやってのけた。もっとも結果だけ見れば好投のようにも見えるが決して調子が良かったわけではない。早い回の援護はもちろんだが、ヤクルト打線に8安打を浴びながらも抑えたのは、四球がなかったこと、そしてここ一番の場面で要所要所を締めるピッチングができたこと。特にアウトコースストレートのコントロールは抜群。ルーキーながらも天晴れだ。


 打線は1点を先取された直後にこちらもルーキー、田中がライトスタンドに特大の3ランを放ち、すぐさま流れを引き戻す。一時2点差まで詰められるが、ヤクルト脆弱な投手陣から打ちも打ったり合計9得点。
 正直今のヤクルト投手をいくら打ったところでまともな判断はできない。明日からの巨人戦、その投手陣を打ち崩すことができれば、そこで初めて「好調」と言っても良いだろう。
 

16勝6敗

 


 




 


序盤で勝負あり

2014-04-23 22:01:25 | 2014年
4月23日(水) 神宮
広島 6 - 3 ヤクルト
○バリントン(3勝2敗)、H永川(1勝7H)、H一岡(8H)、Sミコライオ(8S1H)
本:廣瀬(1号)、梵(2号)


 ヤクルトは投手陣が崩壊状態。館山を筆頭に由規、村中、赤川、中澤、バーネットと言った去年聞いた名前が怪我や不調を理由に1軍にいない。そこへ持ってきて先日小川までもが打球を手に受け骨折で抹消。唯一1軍に残っている石川は自責点はリーグトップの20で防御率8点台と大乱調。

 そんな中今日マウンドに上がったのは八木。初回カープは四球、ヒット、四球で満塁にすると1死後、2塁への牽制球が暴投となって労せず先制。さらに廣瀬はセンターオーバーの2塁打で一挙3点で試合を主導権を握る。
 2回は堂林のタイムリー、3回は廣瀬の今季第1号で追加点を奪い、調子の上がらないヤクルト相手に序盤でほぼ試合を決める。


 先発バリントンは中盤少し制球が乱れ3点を奪われるが、7回に梵の一発でダメ押し。
 勝つには勝ったが欲を言えば、昨日の野村と言い、今日のバリントンと言い、もう少し長いイニングを放ってほしい。(野村5回、バリントン6回)
 相変わらず調子のいい中継ぎ陣が今日も永川、一岡、ミコと繋いで無失点でしのいだもののこのままではいつか息切れしてしまう。昨日の野村の投球内容は致し方ないにしても、今日のバリントンは序盤に大量援護をもらっていただけに最低でも7、8回はいかなければならない。
 ただ、元気のないヤクルト相手なら1軍に上がってきたばかりの横山、小野を登板させても良かった。当然調子が良いから上がってきているはずなので一岡の負担を考えてもその選択肢はあったはず。
 とにかく理想は先発が最低7回を投げ、中継ぎを1人(永川、一岡、中田あたりでローテーションさせ)挟み、ミコで締めくくる展開にしたい。


 それにしても投手陣崩壊のヤクルト、あまりにも元気がない…。


15勝6敗

 


 




 


退場劇に奮起?

2014-04-23 08:59:04 | 2014年
4月22日(火) 神宮
広島 7 - 4 ヤクルト
○野村(3勝1敗)、H中田(2勝3H)、H一岡(7H)、Sミコライオ(7S1H)


 カープは劣勢からのスタート。先発野村は初回1点、2回に3点を与え序盤で4点のビハインド。「さすがに今日は厳しいな~」と感じたが3回にエルのタイムリーで1点返すと、5回には廣瀬のタイムリー等で2点を返し1点差に迫る。

 そして問題の6回。1死1塁で堂林の高いバウンドのサードゴロを捕球したサードはセカンドに送球。二塁手が送球をとった時には1塁ランナーの田中はスライディングもし終えて塁上で立ち上がっている状態。つまり「完全な」セーフ。
 しかし、下った判定は「アウト」。これに激高した指揮官は審判に猛抗議。もちろん判定が覆ることはなく、遅延行為で監督は退場。

 ここから菊池がヒットで繋ぎ1、2塁とすると丸が右中間を破る2点タイムリー3塁打で逆転。エルも1塁へ内野安打で一挙3点。一気に形勢が逆転。


 先発野村は1、2回の投球を見るといったい今日は何点取られるのかと案じたが、本調子には全く届かないが、それでも3~5回を無失点に抑える。降板後の逆転で勝ち星も転がり込んできた。

 6回からは自慢の中継ぎ陣、中田→一岡→ミコがヤクルト打線に1本のヒットも許さず逃げ切る。


14勝6敗

 


 




 


らしからぬHR攻勢

2014-04-18 21:41:03 | 2014年
4月18日(金) 横浜
広島 11 - 2 DeNA
○篠田(1勝1敗)、中田、永川、今村
本:丸(3号)、菊池(2号)、堂林(3号)、石原(1号)、エルドレッド(6号)


 前回前々回とまずまず好投しながら勝ち星のつかない篠田が先発。調子が良くても勝ち星がつかない内に徐々に本来のピッチングを見失い、いつの間にか「勝てない投手」になることはよくあるので、早めに白星を掴みたいところ。自身2年ぶりの勝利を目指す。


 その篠田、ここ2試合の良い投球内容とはうって変わって今日は序盤から制球が定まらない。ただその調子が上がらない篠田を今日は打線が早くから援護。初回に丸のHRで先制すると、3回には菊池にも一発。2-0とする。
 早い回に援護をもらった篠田だったが2回に4連打で一気に追いつかれる。乱打戦の様相を呈してきたかに見えてきた5回、お次は堂林に一発。さらにエルと石原に一発が飛び出て点差を広げる。三浦からホームラン攻勢、5本を浴びせる。
 一方篠田はズルズル崩れることはなく、4、5回をしっかり抑えて悪いなりにも勝ち投手の権利を得たところでマウンドを譲る。


 あとは自慢の中継ぎ陣、中田→永川→今村と繋いでDeNA打線を封じる。結局奪われた点は3回の2点のみ。カープは9回にもビックイニングを作って一挙5点で試合を決める。今季最多の14安打11点。


 ただし、これに喜ぶことなかれ。やはり相手はDeNA、申し訳ないけど、投手の質、打線の質、いずれも他の5球団と比べるとかなり劣っている。今日の相手なら打って当然ということで、心配なのはよくあるパターンの「大量得点の翌日の沈黙」だけは避けてほしい。


 そして、今日も1番に入った堂林。結果的には勝ち越しとなるHRをライトスタンドに放った。これまで打った3本のホームランはいずれもライトスタンド。今の球界でライトスタンドに放り込める右打者はそうそう多くはない。この打撃ができるのだからもう少し1打席1打席を大切にしてほしい。

 

12勝5敗

 


 




 


やっと理想的な展開

2014-04-17 22:31:51 | 2014年
4月17日(木) マツダ
広島 8 - 2 阪神
○バリントン(2勝2敗)、今村
本:エルドレッド(5号)


 投手陣の頑張りでなんとかもっている今、とにもかくにも打線の早い回の援護で投手陣を楽な展開にしたい。

 
 その打線は初回、2死を取られてから丸がヒットで出塁するとエル、キラが四球で満塁。6番松山はインコース低めの難しい球をうまくレフト線に弾き返し2点を先制。
 3回にも丸の3塁打を足がかりに続くエルがバックスクリーン右に2ランで4-0とし、今一番持ち込みたい展開に。その後6回、7回にも2点ずつ加え効率的に得点。


 先発バリントンは8回を投げてゴメスに浴びたホームラン1失点の好投。やはり早い回で援護があったので大胆な投球を展開できたことが1番の勝因。バリントンが先発の時はやたら打線が打てなかったり、守備陣が乱れて足を引っ張ったりすることが多いが、今日はそんな悪循環もどこへやら、リズムよく投球できた。
 

 さて、試合には勝ったが、心配の種はやはり今村。9回にマウンドへ上がるといとも簡単に1点を与える。直球は7~8球に1球くらいは良い球もあるが、それでもほとんどの球がシュート回転して中へ中へ入っている。
 おそらく実戦で本来の投球を復活させたいという首脳陣の狙いだろうが、何度も書くがまだ1軍の緊迫した場面で登板させる域にはほど遠い。とにかく下で下半身強化に専念してほしい。
 幸い今は中継ぎ陣が調子が良い。必ず今村の力が必要な時が来るのでもう少し時間をかけて調整してほしい。


11勝5敗

 


 




 


初勝利

2014-04-16 21:00:51 | 2014年
4月16日(水) マツダ
広島 3 - 1 阪神
○大瀬良(1勝1敗)、H一岡(6H)、Sミコライオ(6S1H)


 現在カープは首位にいるものの決して調子が良い訳ではない。ここまでは投手力を中心に守り勝ってきた。その証拠に防御率2.72はセ・リーグでは唯一の2点台で1位、12球団でもオリックスの2.41に次ぐ2位。逆に打率.255はセ・リーグ最下位。 
 その打てないチームが守りで崩れれば当然勝てるはずはない。昨日はその典型的な試合。いつまでも投手におんぶにだっこではいつか大炎上するので早く打線の援護で楽な展開を作りたい。
 開幕して14試合を消化したが、スタメンパターンはなんと14通り。未だに固定できていない。地元新聞では昨年大バッシングを受けたこの「日替わり打線」もいつの間にか調子が良いと(決して調子が良いとは言えないが)「ブレない起用」と称賛されている様。
 あくまで「高橋慶、山崎が出て、浩二、衣笠が返す」そんな不変のパターンに憧れる。


 そして今日の試合はあけてビックリ。「1番サード堂林」はありえない。堂林の何をかっての起用か…。


 先発はプロ初勝利を狙う大瀬良。立ち上がりからストレートの伸びと言い、変化球の切れと言い上々の出来。好調阪神打線を抑え込む。打線は2回にゲッツー崩れの間に1点を先制するが、その後相手のこちらもルーキー岩崎を打ちあぐねる。次の1点がどちらに入るかが試合を左右するような展開が動いたのは5回裏。
 2死1、3塁でバッターは大瀬良。野手顔負け、堂林顔負けの打球はレフト線を破り1塁ランナーまで生還し2点追加。試合の流れを大きく引き寄せる。
 ちなみに1番堂林は3-0の2三振。3打席が終わったところで交代。結局何のための起用だったのか…。


 投手大瀬良はその後エラーも絡んで阪神打線に1点を返されるが7回を1失点で自責点は0。特に見応えがあったのが6回表のピッチング。先頭の鳥谷に対しては徹底したインコース攻め。解説の西山が鳥谷は1、2打席でかなりインコースのカットボールに意識があるのでどこでアウトコースよりの直球で勝負するかといったところだったが、初球をインコースのカットボールでストライク。2球目は同じくインコースのカットボールが外れて1-1。3球目はアウトコースに直球が外れて2-1。4球目はインハイへのカットボールでファールを打たせて2-2。ここで西山の言うストレートで勝負に出たがわずかに高めに外れてボール。最後もきわどい球であったが高めに直球が外れて結果は四球。このあたりは鳥谷の流石の選球眼といったところか。
 続くゴメスには左中間には初球を運ばれ、丸が処理をもたついている間に1点返される。金本&西山が大瀬良の課題としてあげたのが初球を簡単にストライクをスーっと取りに行く傾向があるのでその辺は注意したいところ。
 1点返されなお無死2塁。バッターはリーグ3冠のマートン。今日1番の苦しい場面だったが、マートンが簡単に初球を打ち上げてくれて助けられた。
 その後2死2塁でバッターは福留。西山の解説では福留ほどの経験があれば前の打者への配球や全体的な投球内容から必ずインコースのカットボールを絞って狙っているはず。この場面で初球ボールの後の2球目、アウトコースの直球を見逃して1-1。多少甘く入ったがこれは完全に福留の頭にない球。3球目は狙ったところとは逆球になったがインハイの直球を福留が打ち上げでセカンドフライでこのピンチをしのぐ。完全にバッテリーの配球勝ちで最少失点に抑える。


 大瀬良に初勝利をプレゼントしたい中継ぎ陣は8回2番手一岡が大和、鳥谷、ゴメスの上位打線を3人で斬ると、9回はミコがマートン、新井(弟)、福留をきっちり仕留めてゲームセット。大瀬良は嬉しいプロ初勝利。

 
10勝5敗


 


 




 


完敗

2014-04-15 23:11:39 | 2014年
4月15日(火) マツダ
広島 2 - 8 阪神
●野村(2勝1敗)、九里、今村、西原
本:エルドレット(4号)


 巨人を3タテ、5連勝と勢いに乗る2位阪神と今季初対戦。首位として迎え撃つ。はずが、先発の野村がピリッとしない。初回先頭バッターを四球で歩かせると結果無失点でしのいだもののこの回34球を有す。2回もランナーを出しながら無失点で抑えるが1~4回まで毎回のように先頭バッターを出塁させる。
 それでもなんとか阪神に決定打を出させなかったが、1点リードの3回には同点に追いつかれると100球を越えた5回にプッツン。
 大和の2塁打を足がかりに鳥谷には勝ち越しタイムリーを浴びると、新井(弟)には手痛い3ラン。もともと早い直球があるわけはない投手が、決め球が高め高めに入ってしまうと抑えることは難しい。2ストライクまではファールを打たせてカウントを稼ぐことはできていただけに決め球の精度をあげたい。これでは自ずと球数も増えてしまう。信頼を勝ち取るには悪いなりのピッチングが必要。


 試合は6回に1点返すものの2番手九里が7回に2点を奪われ、これがダメ押し。九里はやはり手元で球がよく動いているのか阪神打線のバットの芯をずらすが、その打球がことごとくヒット。藤浪のホームランは余計だったが、不運な面があったことも否めない。もっとも試合の形勢がある程度見えていた場面での登板だったのであまり悲観することはない。次先発した時に期待。


 カープは負けはしたが勝率の差で首位キープ。確かに阪神打線に勢いがあるが、あまり気負うことなく戦ってほしい。

 
9勝5敗


 


 




 


マエケンの状態

2014-04-13 23:24:00 | 2014年
4月13日(木) マツダ
広島  -  中日 (中止)


 昨日の登板で5イニングを投げたところで緊急降板のマエケンは右ひじ周辺の筋肉の張りをうったえてのもの。チームは様子を見るとのことだが、一度登録抹消して10日間くらい空けてから再度あげれば良い。長い目で見ればここは無理をさせるところではないと思うが…。
 それにしても確か去年もWBCがあったとはいえこの時期に登板回避したことがあった。徐々に目に見えない疲労が蓄積されているようにも見えるが何もないことを願うのみ。
 ただ本人はいずれ大リーグを目指しているのかどうかはわからないが、毎年のように登板を回避するほどのアクシデントに見舞われているようではなかなか難しい気がする。 







 




 



勝つには勝ったが…

2014-04-12 17:45:28 | 2014年
4月12日(土) マツダ
広島 5 - 0 中日
○前田(2勝)、H中田(2勝2H)、H永川(1勝6H)、西原


 先制は今日もカープ。初回1死から菊池の四球、丸の打席で盗塁、丸四球、エル死球の満塁から廣瀬がレフト前に2点タイムリー。ちなみに菊池は今日3盗塁、合計6盗塁で現在盗塁王。
 先発マエケンには大きな援護点となる。そのマエケン、初回こそピンチを作ったが0で切り抜けると尻上がりに調子をあげる。


 試合は2回以降膠着状態。中日の大野もマエケン同様尻上がりに調子をあげ互いに0がスコアボードに並ぶ。いよいよ投手戦の様相を呈してきた試合は6回表、マウンド上にマエケンの姿がない。それでも緊急登板の中田が2イニング、永川、西原と繋いで中日を完封リレー。
 打線は8回裏に代わった田島を攻め、満塁としたところから絶不調の石原がライト前にタイムリー。ライトが後逸している間に3人のランナーが全て帰って3点を追加して試合を決める。


 勝つには勝ったが心配はマエケン。5回66球で好投をしていただけに何かアクシデントがあったとしか思えない。大事に至らなければ良いが…。

 

9勝4敗



 


 




 


堅実な守備

2014-04-11 20:43:19 | 2014年
4月11日(金) マツダ
広島 4 - 3 中日
○バリントン(1勝2敗)、H永川(1勝5H)、H一岡(5H)、Sミコライオ(5S1H)


 カープは初回エルのタイムリーで先制すると4回にはキラに2点タイムリーで3-0とする。先発バリントンはこれまでの2試合は上々の立ち上がりを見せながらも中盤に失点を重ねている。今日も抜群の立ち上がりをみせるが5回につかまる。ピッチャーの川上に対しての四球がもったいなく、満塁とされたところで大島の内野ゴロの間に1点、さらに荒木には左中間を破られ一気に追いつかれる。
 ただし、さらにつづくピンチでは三遊間の深いゴロを今日先発出場の木村がファインプレイで逆転は許さず。


 その裏、その木村がセンターオーバーの3塁打でチャンスを作ると2番菊池がセンター前に弾き返し勝ち越し。するとあとは強力な中継ぎ陣が中日打線を封じる。永川→一岡→ミコで締めて連敗を止める。


 先日のバリントンの登板の時は梵、堂林のエラーからリズムを崩したが、今日は木村、田中が先発。特に木村の守備は堅実でTV解説の金本も再三褒めていた。
 打線ははっきり言って下降気味。今は投手と守備面で勝っているが、打線が上向くまでは我慢の試合が続きそう。
  

8勝4敗


 




 


 




 


返り討ち

2014-04-10 21:37:17 | 2014年
4月10日(木) 東京ドーム
広島 2 - 4 巨人
●篠田(1敗)、中田、一岡
本:松山(2号)、丸(2号)
  

 2点を追いかけるカープは5回、それまで攻めあぐねていた菅野から松山の一発で反撃の狼煙をあげる。続く6回には丸の一発。菅野に対して連打が期待できない打線は巨人に空中戦を挑む。。
 一時は同点としたがすぐその裏、篠田が坂本に一発を浴びて勝ち越されると8回には一岡がさらに1点を奪われ突き放される。

 
 結局カープは全くチャンスがなかった訳ではないがタイムリーは出ずにホームランによる2点のみ。一方巨人はそのカープの攻撃をあざ笑うかのようにタイムリーにホームラン、犠牲フライと大技小技で振り払われ、見事に返り討ちに合う。


 篠田は3点を奪われ負け投手になったが前回同様悪いピッチングではないので次も期待できる内容。この3連戦は負け越したが内容的にもあまり悲観するほどでもない。開幕当初と比べると丸とキラのバットから快音が聞かれなくなったのが心配だがそれでも対戦相手が悪かったと切り替えていけばまだまだこれからだ。


7勝4敗