4月16日(水) マツダ
広島 3 - 1 阪神
○大瀬良(1勝1敗)、H一岡(6H)、Sミコライオ(6S1H)
現在カープは首位にいるものの決して調子が良い訳ではない。ここまでは投手力を中心に守り勝ってきた。その証拠に防御率2.72はセ・リーグでは唯一の2点台で1位、12球団でもオリックスの2.41に次ぐ2位。逆に打率.255はセ・リーグ最下位。
その打てないチームが守りで崩れれば当然勝てるはずはない。昨日はその典型的な試合。いつまでも投手におんぶにだっこではいつか大炎上するので早く打線の援護で楽な展開を作りたい。
開幕して14試合を消化したが、スタメンパターンはなんと14通り。未だに固定できていない。地元新聞では昨年大バッシングを受けたこの「日替わり打線」もいつの間にか調子が良いと(決して調子が良いとは言えないが)「ブレない起用」と称賛されている様。
あくまで「高橋慶、山崎が出て、浩二、衣笠が返す」そんな不変のパターンに憧れる。
そして今日の試合はあけてビックリ。「1番サード堂林」はありえない。堂林の何をかっての起用か…。
先発はプロ初勝利を狙う大瀬良。立ち上がりからストレートの伸びと言い、変化球の切れと言い上々の出来。好調阪神打線を抑え込む。打線は2回にゲッツー崩れの間に1点を先制するが、その後相手のこちらもルーキー岩崎を打ちあぐねる。次の1点がどちらに入るかが試合を左右するような展開が動いたのは5回裏。
2死1、3塁でバッターは大瀬良。野手顔負け、堂林顔負けの打球はレフト線を破り1塁ランナーまで生還し2点追加。試合の流れを大きく引き寄せる。
ちなみに1番堂林は3-0の2三振。3打席が終わったところで交代。結局何のための起用だったのか…。
投手大瀬良はその後エラーも絡んで阪神打線に1点を返されるが7回を1失点で自責点は0。特に見応えがあったのが6回表のピッチング。先頭の鳥谷に対しては徹底したインコース攻め。解説の西山が鳥谷は1、2打席でかなりインコースのカットボールに意識があるのでどこでアウトコースよりの直球で勝負するかといったところだったが、初球をインコースのカットボールでストライク。2球目は同じくインコースのカットボールが外れて1-1。3球目はアウトコースに直球が外れて2-1。4球目はインハイへのカットボールでファールを打たせて2-2。ここで西山の言うストレートで勝負に出たがわずかに高めに外れてボール。最後もきわどい球であったが高めに直球が外れて結果は四球。このあたりは鳥谷の流石の選球眼といったところか。
続くゴメスには左中間には初球を運ばれ、丸が処理をもたついている間に1点返される。金本&西山が大瀬良の課題としてあげたのが初球を簡単にストライクをスーっと取りに行く傾向があるのでその辺は注意したいところ。
1点返されなお無死2塁。バッターはリーグ3冠のマートン。今日1番の苦しい場面だったが、マートンが簡単に初球を打ち上げてくれて助けられた。
その後2死2塁でバッターは福留。西山の解説では福留ほどの経験があれば前の打者への配球や全体的な投球内容から必ずインコースのカットボールを絞って狙っているはず。この場面で初球ボールの後の2球目、アウトコースの直球を見逃して1-1。多少甘く入ったがこれは完全に福留の頭にない球。3球目は狙ったところとは逆球になったがインハイの直球を福留が打ち上げでセカンドフライでこのピンチをしのぐ。完全にバッテリーの配球勝ちで最少失点に抑える。
大瀬良に初勝利をプレゼントしたい中継ぎ陣は8回2番手一岡が大和、鳥谷、ゴメスの上位打線を3人で斬ると、9回はミコがマートン、新井(弟)、福留をきっちり仕留めてゲームセット。大瀬良は嬉しいプロ初勝利。
10勝5敗
広島 3 - 1 阪神
○大瀬良(1勝1敗)、H一岡(6H)、Sミコライオ(6S1H)
現在カープは首位にいるものの決して調子が良い訳ではない。ここまでは投手力を中心に守り勝ってきた。その証拠に防御率2.72はセ・リーグでは唯一の2点台で1位、12球団でもオリックスの2.41に次ぐ2位。逆に打率.255はセ・リーグ最下位。
その打てないチームが守りで崩れれば当然勝てるはずはない。昨日はその典型的な試合。いつまでも投手におんぶにだっこではいつか大炎上するので早く打線の援護で楽な展開を作りたい。
開幕して14試合を消化したが、スタメンパターンはなんと14通り。未だに固定できていない。地元新聞では昨年大バッシングを受けたこの「日替わり打線」もいつの間にか調子が良いと(決して調子が良いとは言えないが)「ブレない起用」と称賛されている様。
あくまで「高橋慶、山崎が出て、浩二、衣笠が返す」そんな不変のパターンに憧れる。
そして今日の試合はあけてビックリ。「1番サード堂林」はありえない。堂林の何をかっての起用か…。
先発はプロ初勝利を狙う大瀬良。立ち上がりからストレートの伸びと言い、変化球の切れと言い上々の出来。好調阪神打線を抑え込む。打線は2回にゲッツー崩れの間に1点を先制するが、その後相手のこちらもルーキー岩崎を打ちあぐねる。次の1点がどちらに入るかが試合を左右するような展開が動いたのは5回裏。
2死1、3塁でバッターは大瀬良。野手顔負け、堂林顔負けの打球はレフト線を破り1塁ランナーまで生還し2点追加。試合の流れを大きく引き寄せる。
ちなみに1番堂林は3-0の2三振。3打席が終わったところで交代。結局何のための起用だったのか…。
投手大瀬良はその後エラーも絡んで阪神打線に1点を返されるが7回を1失点で自責点は0。特に見応えがあったのが6回表のピッチング。先頭の鳥谷に対しては徹底したインコース攻め。解説の西山が鳥谷は1、2打席でかなりインコースのカットボールに意識があるのでどこでアウトコースよりの直球で勝負するかといったところだったが、初球をインコースのカットボールでストライク。2球目は同じくインコースのカットボールが外れて1-1。3球目はアウトコースに直球が外れて2-1。4球目はインハイへのカットボールでファールを打たせて2-2。ここで西山の言うストレートで勝負に出たがわずかに高めに外れてボール。最後もきわどい球であったが高めに直球が外れて結果は四球。このあたりは鳥谷の流石の選球眼といったところか。
続くゴメスには左中間には初球を運ばれ、丸が処理をもたついている間に1点返される。金本&西山が大瀬良の課題としてあげたのが初球を簡単にストライクをスーっと取りに行く傾向があるのでその辺は注意したいところ。
1点返されなお無死2塁。バッターはリーグ3冠のマートン。今日1番の苦しい場面だったが、マートンが簡単に初球を打ち上げてくれて助けられた。
その後2死2塁でバッターは福留。西山の解説では福留ほどの経験があれば前の打者への配球や全体的な投球内容から必ずインコースのカットボールを絞って狙っているはず。この場面で初球ボールの後の2球目、アウトコースの直球を見逃して1-1。多少甘く入ったがこれは完全に福留の頭にない球。3球目は狙ったところとは逆球になったがインハイの直球を福留が打ち上げでセカンドフライでこのピンチをしのぐ。完全にバッテリーの配球勝ちで最少失点に抑える。
大瀬良に初勝利をプレゼントしたい中継ぎ陣は8回2番手一岡が大和、鳥谷、ゴメスの上位打線を3人で斬ると、9回はミコがマートン、新井(弟)、福留をきっちり仕留めてゲームセット。大瀬良は嬉しいプロ初勝利。
10勝5敗