明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

投手戦を制したのは…

2014-04-04 21:35:02 | 2014年
4月4日(金) マツダ
広島 2× - 1 DeNA
篠田、H一岡(3H)、Hミコライオ(1S1H)、H永川(1勝3H)、○中田(2勝1H)
本:キラ(2号)、梵(1号)


 先発篠田は7回を1失点、90球で先発の役目を果たして余りある内容。相手の三浦と投手戦を繰り広げる。圧巻は7回、両者譲らず終盤の1点勝負の展開でDeNAのクリーンアップ、3番梶谷から始まるイニング、まず梶谷を沈む球で空振り三振に取ると、4番ブランコ、5番筒香を連続の見逃し三振、しかもブランコに対してはインコースをズバっとついて。

 
 篠田の頑張りに答えたかった打線は初回にキラのホームランで先制したもののその後三浦を打ち崩せず。尻上がりに三浦も調子をあげてくる。見応えのある投手戦だ。


 両者7イニングで降板した後、試合が徐々に動き出す。8回、先頭丸が出塁すると、絶対送りバントの状況の中、サインはエンドラン。これが見事決まり菊池の打球はライト前へ。結局この回キラ、エル、岩本が倒れ、得点には至らなかったがこの攻撃を見たかった。もっとも正直ここでやってくるとは思わなかったが。


 カープは9回、延長に入って10回、共にランナーを出すが無得点。一方投手陣は篠田から引き継いだ一岡、ミコ、永川、中田がほぼ危なげないピッチング。特に一岡は球の伸び、コントロール、変化球と全てにおいて充実している。
 ペースは完全にカープにあり。


 この展開に終止符をうったのは梵。11回、先頭でバッターボックスに入ると菊池の初球を振りぬいた打球はレフトスタンドに一直線。2試合連続のサヨナラ劇。


 ところで、このシーズンオフにとある焼肉屋でたまたま篠田が隣の席にやってきた。TVで見る篠田はどこか自信なさげに見えたし、ヒョロヒョロした感が強く、とてもプロの勝負師にみえなかった。でも、実物を見るとやはりプロならではオーラがあった。その時から密かに応援していた。
 背番号14は新人に奪われ、思うところも色々あるだろうがプロなので結果を出すしかない。今日のピッチングが「たまたま」でないことを願いたい。

 
5勝1敗