継続の法則 自助努力のススメ 公認会計士 内藤勝浩のブログ

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始めるのは早い方が良い。

2013-12-28 12:13:58 | 中小企業

 中小企業が事業計画を作成する上で注意する点の最後は、「始めるのは早い方が良い。」ということです。
 私は、地方銀行時代を含めれば、100社以上の中小企業再生案件に関わってきました。その中の多くが、「取り組むのが遅い。」といえるのです。
 その結果、債務免除を検討しないといけない状況になっているのです。
 債務免除を受けて、再生できる先は、まだ良い方です。
 私の経験では、取り組むのが遅く、痛みのひどい中小企業の多くが、債務免除を受けても再生できない状況なのです。
 「もっと早くから経営改善に取り組んでいれば、なんとかなったかもしれないのに。」といつも思います。
 では、経営改善が遅れる要因は何でしょうか。
 いろいろな要因が考えられますが、一番には社長です。社長の自社の現状を的確に捉える認識力の不足、一歩を踏み出す行動力の不足が最たる要因です。
 このような場合、まず、社長の説得、指導、教育から初めないといけません。
 そして、計画策定後もPDCAを一緒にやっていく必要があります。
 たいへんです。
 私見では、業況の悪い中小企業に一番必要なのは、社長の認識力、行動力を変える取組みです。マイナーな考え方ですが・・・。
 経営改善のスタートが遅くならないように、社長が、まず、決意をする必要があるのです。

 こんなかんやが書かれた拙著「本音を言わない銀行、言っても解らない中小企業の社長」は左のおススメの本から購入できます。
 まだ加筆、修正したい思いはありますが、中小企業に対する指摘は、ある意味、的を捉えたものだと考えています。
 是非、ご一読ください。

 願いは、一社でも、中小企業が本気で経営改善に取り組むようになることです。

 では、また。




 


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