ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

高シナジー経営

2006-01-04 | 高シナジー経営
良い部品を集めて組み立ててもよい製品ができるとは限らない。
これと同様に、優れた人がいるだけでは、よい会社になるとはいえない。
こんな当り前のことが理解できているだろうか。

悪い部品より良い部品がいいに決まっている。
組織には優れた人がいるにこしたことはない。

このような常識の範囲内で、製造工程の管理や経営をするからうまくいかない。
普通、良い悪い、優れているか否かを考えるとき、グレードで考えている。


部品を購入するときの方針、人に関しては採用方針で大まかなグレードが決まる。
例えば、どこの大学を出ているかという、漠然とした世間の評価である。
当然、方針は予算を伴うが、予算をどう設定するか、予算内でどう努力するかなどが、品質に関係する。

このような、グレードから一歩前に進んで品質について、きめ細かに考えることが品質管理である。

もう1つ、別の視点から考えたい。
自動車会社のような組立て会社はなぜ利益をあげているのか。
組織やシステムを作成する目的は何か。

組立て生産の付加価値を考えると同じように、人や技術、情報を組織化して付加価値をあげるため、システムはどのように計画され管理されなければならないか、考えたことはあるだろうか。

1+1を2にするためには、システムはいらない。
システムの目的は相乗効果(シナジー効果)を高めることにある。

さて、これからしばらくの間、高シナジーを目的とした品質管理、高シナジー経営について検討していきたい。

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