仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

幾代餅 / 古今亭志ん輔

2018年11月29日 | エンタメ
落語『幾代餅古今亭志ん輔
噺は、「馬喰町三丁目の搗き米屋六右衛門の奉公人・清蔵は、酒も煙草もやらず、女の人にも見向きもしない堅物だが、突然に患ってしまった。心配したおかみさんが話を聞くと、人形町の絵草紙屋で見た綺麗な女の人の錦絵に一目惚れしたのだという。その相手とは、吉原の姿海老屋の幾代太夫。恋患いで仕事も手につかない清蔵のため、心配した親方は・・・」という内容。
錦絵を見て恋患いとは、それを聞いた親方が「器用な男だねぇ」と言うのも分かるような気がする。
(^。^)
しかし、一年間みっちりと働いて金を貯めたら幾代太夫に会わせてやると約束し、その一年後に、貯まった十三両と二分に気持ちを足して十五両を渡す親方。
はじめのうちは、吉原でいっぺんに使ってしまうと言う清蔵に大反対していたものの、清蔵の身なりを整えて送り出してあげるのだから大したものだ。
さて、演者の古今亭志ん輔師匠は、定席の高座の他、"気軽に志ん輔"、"志ん輔の会"といった自主興行も行っているとのこと。
"龍志・志ん輔・扇遊 浅草三人会"というのもなかなかに贅沢な会だ。