仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

タイムマシン

2016年10月25日 | ムービー
『タイムマシン(原題The Time Machine)』(2002年/サイモン・ウェルズ監督)を見た。
物語は、「1899年1月のニューヨーク。コロンビア大学で応用機械工学を研究している助教授アレクサンダー・ハーデゲン(ガイ・ピアース)は、友人デイビッド・フィルビー(マーク・アディ)から紹介されたエマ(シエンナ・ギロリー)にプロポーズしたのだが、その数分後、彼女は強盗により殺されてしまう。彼女の死を受け入れることができない失意のアレクサンダーは、家にこもって研究を続け、4年後にはタイムマシンの開発に成功したのだった。早速、エマの死の直前まで時間を遡ったアレクサンダーだが、またも彼女の死を防ぐことができなかった。"なぜ過去は変えられない?1000回戻ったら1000通りの死に方を?この時代には答えはない"と、答えを見つけるべく未来に向かった彼は・・・」という内容。
エマ役の女優さんはなかなかにチャーミングな女優さんで、そんな彼女が何度も何度も死んでしまうのを見ることになるなどと考えると、それはどうしようもなく切ないことだろう。
アレクサンダーが答えを見つけるために向かった未来世界でまず立ち寄ったのは、2030年5月14日だったが、その時間旅行の過程で目にする世界の移り変わりは面白かった。
ショーウィンドウにあるマネキンのスカートが時代の移り変わりと共にどんどん短くなっていくのだ。
これ以上分かりやすい演出はない。
(^_^)
ニューヨーク市立図書館では、子供達を引率している女教師が「トミー、ふざけているとDNAを組みかえるわよ!!」などと怒っていたが、DNA操作によってその人格を変えることができる世の中になっているだろうというのがサイモン・ウェルズ監督の未来予想か。
2030年までは現時点であと14年あるが、さて、どんな世の中になっているか。
中国の人民服のようなデザインのものを着た人達がニューヨークの街を歩いている描写もあったくらいだから、監督の予想は当たっていそうにないか。
また、車列ができるほどに自転車がやたら多かったが、そこはどうだろうか。
図書館では、原子力フォトニックによる情報案内装置ボックスNY114(オーランド・ジョーンズ)によって「1869~1903年」という自分の生涯記録を見せられたアレクサンダーだが、タイムマシンの開発に成功し、時間を行き来するようになった1903年以降は一切誰とも接触していないので、その年に死亡とされてしまったのだろう。
死んだとされている自分の記録を見るのってどういう気持ちになるのだろうか。
「200~300年先を当たるよ」と2030年のニューヨークを後にする時の「長寿と繁栄を!!」と言うNY114のあいさつが面白かった。
スタートレックか。
(^。^)