仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ざる屋 / 桃月庵白酒(三代目)

2018年02月12日 | エンタメ
落語『ざる屋』桃月庵白酒(三代目)。
噺は、「わざわざ、忙しそうにしている人を選んで声をかけ、ざる屋の吉兵衛さんを知らないかと訪ねる男。道行く人もいなくなってしまったことから、店に入って聞いてみると、そこが探していた吉兵衛さんの家だった。ざるの売り子をすることになったその男は、天秤棒を担いで早速ざるを売りに歩くのたが・・・」という内容。
何事にも縁起を担ぐ人というのはいるのだから、ざるを売って歩く声といえども、その声を聞いて気に入る人もいるのだろう。
そこをうまく使うとは、やはり商売上手なわけだ。
(^_^)
演者の三代目桃月庵白酒(とうげつあんはくしゅ)師匠は、六代目五街道雲助師匠の弟子だが、この名跡は二代目が没して以降100年ほどの間、誰も名乗ることがなかったということである。
一体、どこから見つけてきたのだろうか?
(^。^)
枕では、肯定の否定形といった話をされていたが、スルメをアタリメと言ってみたりするのも縁起かつぎからきているのだそうで面白い。