仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

必殺仕掛人 梅安蟻地獄

2018年08月14日 | ムービー
『必殺仕掛人 梅安蟻地獄』(1973年/渡邊祐介監督)を見た。
物語は、「ある夜。品川台町の鍼医者・藤枝梅安(緒形拳)は、料理屋・井筒から出たあと、一人の浪人に襲われた。しかし、それは人違い。店のおもん(ひろみどり)によると、その夜に店でろうそく問屋の伊豆屋長兵衛(佐藤慶)と会うことになっている医者・山崎宗伯(小池朝雄)が梅安によく似ているのだという。翌日、岬の千蔵(津坂匡章)が音羽屋半右衛門(山村聡)の使いで梅安の所へやって来た。いつもの倍の仕掛料を出すというその仕掛の相手は伊豆屋長兵衛。遅ければ遅いほど泣かされる人が増えるというのだが・・・」という内容。
世間の評判が良さそうな伊豆屋だが、「ろうそく問屋というのはそれほど儲かる商売ではないが、伊豆屋さんは別ですよ」と言う同業者。
やはり何かがありそうだ。
(^。^)
これは人気を博したテレビドラマ『必殺仕掛人』(1972年9月~1973年4月)の映画化第二段。
第一作目の『必殺仕掛人』(1973年/渡邊祐介監督)では田宮次郎が梅安を演じていたようだが、この第二作ではテレビドラマと同じく緒形拳が梅安を演じている。
「私はうどん屋の釜と同じでねぇ。ゆぅばっかりってね」という梅安の台詞も、何となく、緒形拳のほうがしっくりくるような気もする。
「はらせぬ恨みを晴らし 許せぬ人でなしを消す いずれも仕掛けて仕損じなし 人よんで 仕掛人 ただしこの稼業 江戸職業づくしにはのっていない」というナレーションも、トランペットで始まる、まるでウェスタンのようなテーマ曲もテレビドラマと同じなので、そこも良いのだった。
(^_^)