仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

大安売り / 鈴々舎馬るこ

2018年03月07日 | エンタメ
落語『大安売り』鈴々舎馬るこ
噺は、「贔屓にしたいと思っている関取を見かけた町内の若い衆が思い切って声をかけてみた。最近見かけなかったのは、親方と一緒に上方へ行き、土俵を勤めてきたからだという。10日間の取り組みの様子を聞いてみると、勝ったり負けたりだったとのこと。ワクワクするような勝った話をしてくれたなら祝儀をはずむつもりでいた男だったが・・・」という内容。
現在の相撲は一場所が十五日間だが、昔の相撲の取り組みは一場所十日間だったらしく、江戸と上方でそれぞれ十日間、計二十日間だったことから、「一年を二十日で暮らすいい男」などと言われていたのだという。
"勝ったり負けたり"ということだったが、調子よく勝つ話をなかなか聞けないのが面白い。
「四十五日で負けました」などと決まり手を説明する話っぷりは、関取というよりまるで落語家だ。
(^。^)
さて、演者の鈴々舎馬るこ師匠は、十代目鈴々舎馬風師匠の弟子。
プロレスのリングアナを務めることもあるそうで、"UWFプロレスのメインテーマ"を出囃子に使っているのだそうだ。
面白い。
(^_^)