仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ギャンブラー

2018年08月06日 | ムービー
『ギャンブラー(原題McCabe & Mrs. Miller)』(1971年/ロバート・アルトマン監督/アメリカ)を見た。
物語は、「19世紀末のアメリカ。カナダ国境近くの小さな町にジョン・マッケイブ(ウォーレン・ベイティ)という男が現れ、スタッドポーカーのディーラーを始めた。酒場の主人シーハン(ルネ・オーベルジョノワ)は、札付きのワルだったビル・ラウンドトリーを撃ったのがマッケイブだと言うが、本人は"俺は商人だ"と否定する。ギャンブル好きの鉱夫達を相手に相当に儲けたマッケイブは自分の酒場を建て、娼婦を置き、ビジネスを広げようとするのだった。しばらくして、コンスタンス・ミラー(コニー/ジュリー・クリスティ)という女性が、蒸気自動車に揺られて町にやって来た。質の良い売春宿を作るための資金援助を彼に提案し、共同経営する契約を成立させるのだったが・・・」という内容。
新しい店は大繁盛で、噂を聞き付けた若いカウボーイが遠くから遊びにやって来る程にもなったのだが、それはほぼミラーの功績で、「俺を甘く見るな!!」が口癖のマッケイブは、この辺りで限界が見えてしまった。
(^_^;)
彼はビジネスマンではなく、やはりただのギャンブラーだったようだ。
マッケイブの事業を買い取りに来たH&S鉱業のユージーン・シアーズ(マイケル・マーフィー)とホランダーの彼に対する評価が、「頭の切れる男だな」から、数時間後に「奴はアホだ。手に負えない」と正反対になるのが面白い。
自信満々でブラフを仕掛けたものの、大事なところで見破られてしまったわけだ。
残念!!
(^。^)
ほぼ全編を通して雪が降っているような寒々しい小さな町を舞台にした珍しい感じの西部劇だった。